一部の学生の発表を紹介します。
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中間報告会
クライアント:株式会社エイチ・アイ・エス様
テーマ |
旅行代理店の「価値」と、それらを活用したサービスや体験を考える |
サブテーマ |
今(現在)の旅行代理店に期待することと、その活用方法は? これから(未来、将来)の旅行代理店に期待することと、その実現方法は? 旅行代理店における”店舗”の必要性とは?(店舗が不要と考える場合、旅行代理店はどうあるべきか?) |
ある学生は、「HIS」様の魅力を知ってもらうことにフォーカスし、お客様が実店舗を利用しない理由として、店舗に行かなくてもお客様自身で旅行プランを組めることや航空券以外の旅行プランを利用するお客様が少ないことなど「顧客の需要」について考察しました。
フィールドワークでは、「HIS広島本店を利用したことがあるお客様」「HIS様を利用したことがあるお客様」「HIS様を利用したことがない若者」に聞き取り調査を行いました。
HIS広島本店を利用したお客様からは、顧客のニーズに合わせてプランを提供してくれることやトラブル時に対応してもらえる安心感といったメリットが挙げられる一方、店舗に足を運ばなければいけないデメリットの声も聞かれました。また、店舗を利用したことがない若者からは、HIS様のプランを知らないことやオンライン旅行代理店を利用する人が多いという声も聞かれました。
HIS様の魅力が十分に認知されていないことから、本質的な課題として「HIS様の旅行プランや魅力の宣伝方法の手段」を設定しました。インターネットを利用する若者が増えている中で、HIS様が行っている新聞広告、テレビCMでの宣伝方法には偏りがあるため、宣伝方法の見直しを検討することでHIS様の魅力が広く認知されるのではないかと報告しました。
クライアント:株式会社ひろぎんエリアデザイン様(クニヒロ株式会社様との協働実施)
テーマ |
(忍耐も必要な)「令和の⾥海づくり」に、⼤学⽣が継続的に参加し続けてもらうために、ど のような⼯夫(内容、伝え⽅、⾒せ⽅など)が必要か? |
サブテーマ |
⼲潟・藻場再⽣など豊かな「令和の⾥海づくり」活動やボランティアに、⼤学⽣を惹きつける魅⼒を引き出すためには? アサリ、エコツーリズム、ブルーカーボンなど、⾥海を活⽤した新しいビジネス創出の可能性とは? ⾥海に関わる「ヒトの多様性」、⾥海の「⽣物の多様性」、⾥海の「機能の多様性」などの実現に、継続的に関わってもらう仕組みとは? |
ある学生は、大学生が活動に参加するメリットを「令和の里海づくり」活動の主催者が把握できていないことを課題として設定し、大学生が価値を感じる部分にアプローチしていくことが大切だと考えました。
フィールドワークでは、実際に尾道市の干潟で里海づくり活動の一環としてアサリの収穫作業等に参加したり、大学生が感じる具体的な価値について県内の大学生に聞き取り調査を行いました。
調査の結果、大学生は、そこでしかできない体験や就職活動につながる活動、社会貢献できることに価値を感じることが分かりました。
「令和の里海づくり」活動の主催者が大学生のターゲティング(興味、関心、学部や専攻分野等)を行わず、提供できる価値やメリットを把握できていないことを本質的な課題として設定しました。
大学生をターゲティングすることで、より大学生の感じる価値とマッチし、大学生が積極的かつ継続的な活動の参加につながっていくのではと報告しました。
クライアント:合同会社トモシビファーム様
テーマ |
安芸津エリアにある資源を活⽤して、“ビジョン・イラスト”の様な活気にあふれた安芸津を実現するためには? |
サブテーマ |
地域にある物件(寺社、空き家/空き物件、街並みなど)を利⽤した安芸津エリアの活性化 地域の歴史を利⽤した安芸津エリアの活性化 地域に縁のある飲⾷(グルメ)を利⽤した安芸津エリアの活性化 |
ある学生は、安芸津エリアから都市部に流出する若者が多いことから「人口流出」にフォーカスしました。
フィールドワークを通して「安芸津に若者の娯楽が少ないこと」「進学のタイミングで都市部に流出する若者が多いこと」が分かりました。しかし、若者の娯楽を充実させるための施設建設にはコストがかかり、人口流出を防ぐことは難しいと考え「活力のある若者を安芸津エリアに呼び込むことができないか」という視点に切り替えて考察しました。そして、活力のある若者を安芸津エリアに呼び込むためには、安芸津エリアの知名度を上げ、インターネットで移住希望地として安芸津がヒットすることが重要だと考えました。
広島の移住先として、街と田舎が共存する東広島市は移住先として人気が高まっていますが、東広島市の一部である安芸津エリアがこれに当てはまらないと感じ、本質的な課題として「安芸津エリアならではの移住者を呼び込む強みが見つかっていないこと」「魅力を広める配信が不十分だということ」を特定し、報告しました。
学生はこれからチームを編成し、夏クォーターでは課題を解決するため、解決策についてのアイデアを創出するステップへと進みます。
8月2日(金)の最終報告会では、テーマの問題、課題の原因探究に加え、特定した課題の解決策を提案します。
過去の「最終報告会」資料の一部を特設サイトで公開しています。
https://www.eikei.ac.jp/pbl/?prt
「PBLⅡ中間報告会」を開催しました/NEWS & TOPICS|広島県公立大学法人 叡啓大学 (eikei.ac.jp)
https://www.eikei.ac.jp/news/details_01342.html/?prt
叡啓大学のウェブサイトはこちら
https://www.eikei.ac.jp/?prt