海外物流施設開発事業に初参画、2プロジェクトを推進

海外物流施設開発事業に初参画、2プロジェクトを推進
オフィスビル
記事の購読時間: 3

東京建物株式会社は、タイに現地法人「Tokyo Tatemono (Thailand) Ltd.(以下「東京建物タイランド」)を設立※1し、同社を通じてタイで新たに物流施設開発事業に参画しますので、お知らせします。今後、東京建物タイランドは、タイの大手不動産デベロッパーである「SC Asset Corporation Public Company Limited」(本社:タイ王国バンコク都、以下「SC社」)の子会社である「SCX Corporation Company Limited」(本社:タイ王国バンコク都、以下「SCX社」)と共同で、(仮称)メトロキャットプロジェクト、(仮称)レムチャバンプロジェクトの2つの物流施設開発事業(以下「本事業」)を進めてまいります。

本事業は海外における東京建物初の物流施設開発事業となります。

※1 2024年4月1日より営業開始

海外物流施設開発事業に初参画、2プロジェクトを推進

プロジェクト位置図

東京建物は、成長著しい東南アジアにおける事業機会獲得のため、2014年「Tokyo Tatemono Asia Pte. Ltd.」(本社:シンガポール、以下「東京建物アジア」)を設立し、2018年以降、タイにおいて分譲マンション開発事業とオフィス開発事業を展開しています。今般、東京建物タイランドを通じて、SCX社と本事業に関する共同事業協定を締結しました。

東京建物は、これまで日本各地で培ってきた物流施設開発のノウハウと、SC社、SCX社が持つタイでの物流施設開発ノウハウを最大限に生かして本事業を推進していくとともに、今後も更なる事業機会の獲得と事業規模の拡大を目指してまいります。


【本リリースのポイント】


・ タイにおける更なる事業機会の獲得と事業規模の拡大を目指すべく東京建物タイランドを設立。


・ タイにおいて、東京建物初となる海外物流施設開発事業2案件に参画。


タイでの物流施設開発事業への参画背景

タイは、ASEAN諸国においてGDP規模がインドネシアに次ぐ大国で、交通インフラの発展や観光業の回復などを背景とした安定的な経済成長に伴い、中長期的に旺盛な不動産需要が見込まれます。タイのEC市場もASEAN諸国の中ではインドネシアに次ぐもので、その規模は2021年から2026年の5年間で約4倍になると予測されています。加えてタイは、地理的にASEAN地域の国をまたいだ交通網(経済回廊)の中心に位置していることや製造業が集積していることを背景に、物流マーケットの成長も期待できます。


新会社概要

海外物流施設開発事業に初参画、2プロジェクトを推進

名称

Tokyo Tatemono (Thailand) Ltd. (東京建物タイランド)

所在地

548 One City Centre, 37th floor, Ploenchit Road, Lumpini, Pathumwan, Bangkok, Thailand

代表者

Managing Director 半田 士昌

設立日

2024年2月16日

営業開始日

2024年4月1日

事業内容

タイにおける不動産開発事業への投資他

海外物流施設開発事業に初参画、2プロジェクトを推進


本事業の特徴



1. (仮称)メトロキャットプロジェクト


本物件は、スワンナプーム国際空港に近接しており、バンコクCBDに近い主要な物流拠点であるバンナートラッド通りに位置しています。バンコク中心部へ繋がるバンナー高速道路へのアクセスが良好なことから、ECや生活消費財などの保管倉庫や配送センターとしてのニーズが旺盛なエリアとなっています。本物件は、倉庫全5棟、計15区画の計画で、マルチ型物流施設やテナント企業の需要に合わせたBTS※2倉庫等を予定しています。

※2 Build to Suitの略で、特定のお客さまのニーズに合わせて開発する物流施設。

海外物流施設開発事業に初参画、2プロジェクトを推進

所在地

タイ王国サムットプラカーン県(バンコク中心部より約30km)

敷地面積

約147,073㎡

延床面積

5棟合計約78,252㎡

構造・規模

鉄骨造平屋建て

建物用途

倉庫 (全5棟、計15区画)

竣工時期 (予定)

第1期(A・B棟)開業 2025年1月

第2期(C棟)開業   2025年4月

第3期(D棟)開業   2025年12月

第4期(E棟)開業   2026年2月

海外物流施設開発事業に初参画、2プロジェクトを推進

計画地
海外物流施設開発事業に初参画、2プロジェクトを推進

配棟イメージ



2. (仮称)レムチャバンプロジェクト


本物件はタイ最大の国際貿易港であるレムチャバン港近くにあり、タイ政府が力を入れて推し進めている経済特区・東部経済回廊(Eastern Economic Corridor(以下「EEC」))内に位置しています。EEC内では、政府のEV産業振興政策により、自動車関連工場が新たに進出している工業団地が増加し、タイ国外への輸出を目的とした保税倉庫や関連部品の保管などのニーズを背景に、物流施設の需要が拡大しています。本物件は倉庫全3棟、計10区画の計画です。

海外物流施設開発事業に初参画、2プロジェクトを推進

所在地

タイ王国チョンブリ県(国際貿易港レムチャバン港より10km)

敷地面積

約81,329㎡

延床面積

3棟合計約46,602㎡

構造・規模

鉄骨造平屋建て

建物用途

倉庫 (全3棟、計10区画)

竣工時期 (予定)

第1期(A棟)開業   2025年2月

第2期(B棟)開業   2025年5月

第3期(C棟)開業   2026年1月

海外物流施設開発事業に初参画、2プロジェクトを推進

計画地
海外物流施設開発事業に初参画、2プロジェクトを推進

配棟イメージ


本事業の共同事業者について

本事業の共同事業者であるSCX社は、東京建物がタイ・バンコクにおいて分譲マンション開発事業を共同で推進しているパートナー企業・SC社の子会社であり、戦略的事業パートナーとして、今後も継続的に新規プロジェクトの共同での推進について協議していくことで合意しています。



SC社概要


海外物流施設開発事業に初参画、2プロジェクトを推進

社名

SC Asset Corporation Public Company Limited

本社所在地

1010 Viphavadi Rangsit  Road, Chatuchak Sub-district, Chatuchak District, Bangkok, Thailand

設立

1995年

事業内容

住宅開発(コンドミニアム、戸建て、タウンハウス)

代表者

Nuttaphong Kunakornwong(CEO)



SCX社概要


海外物流施設開発事業に初参画、2プロジェクトを推進

社名

SCX Corporation Company Limited

本社所在地

1010 Viphavadi Rangsit Road, Chatuchak Sub-district, Chatuchak District, Bangkok, Thailand

設立

2019年

事業内容

物流施設、ホテル、オフィスをはじめとした商業用不動産開発、運営管理など

代表者

Rachod Nantakwang(MD)


参考:タイでの事業位置図

海外物流施設開発事業に初参画、2プロジェクトを推進



分譲マンション


①    The Estelle Phrom Phong (スクンヴィット26PJ):157戸、2022年2月竣工

②    Tait Sathorn 12 (サトーンPJ):238戸、2023年6月竣工

③    Atmoz Oasis Onnut (オンヌットPJ):1,110戸、2023年12月竣工

④    Reference Sathorn Wongwianyai (リファレンスPJ):818戸、2024年10月竣工予定

⑤  Kave Coco Bangsaen (ケイブ・ココPJ):974戸、2025年2月竣工予定



オフィスビル


⑥  Quant Sukhumvit 25 (スクンヴィット25PJ):貸床面積約7,280㎡、2023年8月竣工

海外物流施設開発事業に初参画、2プロジェクトを推進

④ Reference Sathorn Wongwianyai 完成イメージ (SC社との共同事業)
海外物流施設開発事業に初参画、2プロジェクトを推進

⑥ Quant Sukhumvit 25

以上

ピックアップ記事

関連記事一覧

記事一覧

カテゴリー