STREET DREAMS STUDIOS TOKYOは2024年7月13日(土)よりアーティスト 袁方洲による個展「HETEROTOPIA」を開催いたします。
袁方洲は中国遼寧省生まれ。2018年清華大学美術学部工芸専攻を卒業後来日し、東京藝術大学大学院で博士号を取得。現在は茨城を拠点に活動しています。その活動は中国や日本だけに留まらず、韓国、チェコ、バングラデシュなどグロバールに作品発表を続け、国内でも「創立50年記念 ’21 日本のガラス展 Glass ’21 in Japan」(ヒルサイドフォーラム/東京)、個展「中間体 Intermediary compound」(Tokyo International Gallery/東京)、「第24回岡本太郎現代芸術賞展」(川崎市岡本太郎美術館/川崎市)、「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2023」(京都文化博物館/京都)など、多くの展示を行っています。
彼は、人・物・自然の関係性に着目し、ポスト・ミニマリズムや仏教など、東洋思想に影響された自身の哲学に基づき、ガラス素材を中心に、複数のメディアと技法を交錯させる制作活動を行い、素材の内在する「意識」を尊重し、焼成過程で自発的に生まれる独特な形態を作品と捉えています。中でも冷えたガラスを電気炉で加熱成形するキルンワーク技法を用いて作品を制作しています。
本展では、哲学者ミシェル・フーコーの「HETEROTOPIA」という概念を中心に据え、ガラス素材で現実における絶対的な「他なる場所」を再現します。「HETEROTOPIA」とは、現実に存在しないユートピアとは異なり、現実に存在する絶対的に「他なる場所」のことを言います。今回は作品を黒とピンクのみで制作し、自然と人工の狭間に位置する新たな物質形態をガラスの独特の表現で構築する事で、自身の記憶と経験に基づき、現実と「他なる空間」が交わる領域を再考します。
ぜひ皆様お誘い合わせの上ご来場ください。
【アーティストステートメント】
主にキルンワークという冷えたガラスを電気炉に入れ加熱する事でガラスを成形する技法で作品を制作している。 ガラス素材自身の「意識」を尊重し、私は、素材の変形や重力など、焼成過程における自然に生み出される偶発的な形に関心を持っている。独自の表現手段をきっかけで、身の回りの世界を観察し、自身の記憶と経験に基づき、独特な表情を持つガラスで自然と人工の間の世の中には存在しない物質を構築し、現実の中で再現している。
https://www.instagram.com/yuan_fangzhou/
【展示詳細】
■会期
2024.7.13[sat] -8.4 [sun]
■会場
STREET DREAMS STUDIOS TOKYO(東京都港区北青山3-12-12 HOLON-R 1F)
■開館時間
12:00-19:00
■休館日
月曜・火曜・水曜
■観覧料
無料
■主催・企画制作
STREET DREAMS STUDIOS TOKYO
■WEBSITE