News Release
2024年6月28日
各 位
公益財団法人ハイライフ研究所
「都市生活者意識調査2023」・「断層社会」報告書を公表しました
ハイライフ研究所では「都市生活者意識調査」(東京30㎞圏に在住の満18歳~79歳の一般男女) を毎年実施しており、2023年度で14回目です。
報告書は調査実施時期が2023年10月20日~11月9日であり、同年5月8日に新型コロナウイルス感染症が5類感染症へと移行し、都市生活者は日常を取り戻しつつありました。その一方で国際情勢の変化や物価の高騰という新たな局面を迎え、ウイルスを意識した「命(健康)の防衛」から「生活防衛」へと力点が移行してきています。このような厳しい社会、生活の局面の中で、例えば、仕事、消費、家庭、人づきあい、健康を見直し始める都市生活者の姿が見受けられます。
分析編においては、2019年(コロナ禍前)と2023年(新型コロナ感染症の5類への移行後)とを比較することで、コロナ禍の生活者への影響について検討・考察しております。21世紀における大きな事象、パンデミックである新型コロナ感染症の影響について考察することは意義あるものと考えます。
本調査報告書(分析編&データ編)が、皆さまにとって少しでもお役に立てることを願い、この度、公表させていただきました。是非ともご覧いただければ幸甚に存じます。
■調査対象
東京30㎞圏内に在住する満18歳~79歳の男女
■調査方法
インターネット調査
■標本数(最終有効回収数)
1,511人(※人口構成比率に合わせて性別・年齢を分散)
■報告書
都市生活者意識調査2023の調査報告書「データ編」「分析編」を作成しました。
全国の主要図書館・大学への無償で配布をするとともに、当財団公式Web-siteでのPDF掲出を行います。また、希望者に対しては使用目的を伺い、無償でローデータを提供いたします。
・「都市生活者意識調査2023」報告書はこちらをクリックください。
https://www.hilife.or.jp/report-toshi
今回は同時に「断層社会」の報告書も公表いたします。「断層社会」の研究においては、2022年度実施しました「断層社会 生活者意識の格差が示すもの-ジェンダー・地域・年代による違い-」で、一般消費者を対象にインタビューとアンケート調査を実施し、それをもとに座談会を通して考察した結果を公表致しました。
2023年度においては、『分断化の本質』に焦点をあて、識者へのインタビューをもとに研究メンバーによる考察を行いました。その研究の報告書をこの度作成致しましたので公表させていただきます。どのような推察、仮説が導き出されたか、こちらも是非ご覧ください。
・「断層社会」報告書はこちらをクリックください。
https://www.hilife.or.jp/report-dansou/
「公益財団法人ハイライフ研究所」は、1993年に設立された研究財団です。
未来に向けて志向していくべき新しい生活の方向やその具体的な有り様を“ハイライフ”と定義し、生活者の視点から調査・研究を実施し、その成果を普及・啓発していくことにより、国民生活の向上や発展に寄与することを目的としています。
-以 上-