兵庫県川西市では、誰もが自分らしく最期まで住み慣れた地域で暮らし続けるため、地域住民が主体となり地域の実情に応じ実施している掃除、買い物など日常生活上の困りごとに対する多様な生活援助を行う団体に対し、活動に要する経費の一部を補助する「訪問型支えあい活動支援事業」を令和6年7月からスタートします。
川西市では、認知症になっても自分らしく最期まで暮らし続けるために、認知症の人やその家族の視点を重視した支援を充実させるとともに、支援者を支える仕組みづくりを一体的に推進する「認知症対策アクションプラン」(計画期間:令和6年度から令和8年度)を策定しています。
その取り組みの1つとして、7月1日から「訪問型支えあい活動支援事業」の申し込みをスタートします。
この事業は、誰もが自分らしく最期まで住み慣れた地域で暮らし続けるため、高齢者自らの介護予防の促進、高齢者の自立した生活環境の維持・向上、住民主体による自助・互助の充実を図ることを目的としています。具体的には、地域住民が主体となり地域の実情に応じ実施している「訪問型支えあい活動」を行う団体に対し、活動に要する経費の一部を市が予算の範囲内で補助し、地域住民による「訪問型支えあい活動」の継続と発展につなげるものです。
【補助対象となる活動】
日常生活上の困りごとに対する多様な生活援助が広く対象
・掃除 ・買い物や薬などの受取 ・ゴミ出し ・庭の手入れ(草抜き)・電球交換 ・軽修理 ・傾聴(話し相手) ・家具移動・徒歩や公共交通機関でのお出かけ支援 ・車両を使用した移動支援(買い物、通院、通いの場、郵便局等) ※生活上必要な外出ではない場合は、対象外
【補助対象となる団体】
・市内で地域住民が主体となって実施する活動者が5人以上の団体など
【補助対象となる経費】
・補助対象経費:生活支援では、窓口やコーディネートに係る人件費、通信費、消耗品費、広報費、保険料。車両を利用した生活支援では、保険料、安全運転講習受講に係る費用、支援時の駐車場代の実費、自動車の賃貸料。
・生活支援では、年度の活動件数に応じて、2万円から8万円(上限)を補助。生活支援に車両を利用した場合、年度の活動件数に応じて、2万円から10万円(上限)を追加で補助。