★各種産業で用いられる「粉体」の表面処理や機能性付与について学ぶセミナー
【セミナーで得られる知識】
・ 粉体の粒子特性、表面特性など粉体の全体像が把握できる
・ 一般工業用粉体の気づかない触媒作用(劣化など)が把握できる
・ 粉体が関係するトラブルの原因が分かり易くなる
・ 粉体の表面処理の考え方が把握できる
・ 化粧品分野における事例から自分の分野での粉体の機能性付与のヒントがつかめる
・ 機能性ナノコーティングの概要が把握できる
【セミナー対象者】
・ これまで粉体・微粒子を扱っていて新しい展開を考えている研究者・技術者
・ これから粉体・微粒子を扱うので全体を知りたい研究者・技術者
〈セミナー趣旨〉
粉体は様々な産業に利用されているが、バルクの性質に加えて粉体の性質と表面の性質があるために、とても扱い難いものである。
特に粉体表面の触媒活性はさほど強い活性がなくても共存する他の成分に影響を与え、製品の品質を劣化させる場合があり、その対策として表面処理がなされる場合がある。また、製品の特性を向上させるために、製品に配合されている粉体に表面処理を行って機能性を付与することも様々な分野で行われている。
本講では粉体表面の基本性質、粉体の表面処理の概論、化粧品分野での粉体の表面デザインと機能性付与、および表面を不活性化した後に機能性を付与する「機能性ナノコーティング」について述べる。
化粧品分野の機能性付与の例が多いが、この例は化粧品以外の産業にも大きなヒントを与えると考えている。
1)セミナーテーマ及び開催日時
テーマ:粉体の表面デザインと機能性付与
開催日時:2024年7月30日(火)10:30~16:30
参 加 費:55,000円(税込) ※ 資料付
* メルマガ登録者は 49,500円(税込)
* アカデミック価格は 26,400円(税込)
講 師:福井 寛 氏 福井技術士事務所 代表
※本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。推奨環境は当該ツールをご参照ください。後日、視聴用のURLを別途メールにてご連絡いたします。
★受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。
2)申し込み方法
シーエムシー・リサーチの当該セミナーサイト
からお申し込みください。
折り返し、 視聴用のURLを別途メールにてご連絡いたします。
詳細はURLをご覧ください。
3)セミナープログラムの紹介
1.粉体とは何か
1)粉体の粒子的性質
・ 粉体の分散
・ 塩基の評価法
・ 濡れ、表面張力
・ 表面積、細孔分布
2)粉体の表面の性質と分散
・ 表面水酸基電荷、等電点
3)粉体の触媒活性
・ 固体酸、固体塩基
・ 指示薬法を用いた固体酸・塩基の評価法
・ モデル反応を利用した固体酸・塩基の評価法
・ 油脂の酸化
・ 光触媒
2.粉体の表面デザイン
1)固相による表面処理
・ メカノケミカル反応
・ ナノ・ミクロン粒子複合化
2)液相による表面処理
・ 金属の被覆
・ ゾル-ゲル法による金属酸化物処理
・ シランカップリングによる処理
・ シリコーン、フッ素系ポリマーなどの被覆
・ 超臨界の利用
3) 気相による表面処理
・ プラズマ処理
・ PVD、CVD
3.粉体への機能性付与
1) 可視光の制御
・ 色調補正
・ 凹凸補正
2) 紫外線の制御
・ 紫外線散乱剤
3) においの制御
・ 悪臭成分除去
4) 分散性・使用性の制御
・ 乳化系に上手く分散させる
5) 保湿性の制御
・ スキンケア粉体
6)規制への対応
・ マイクロプラスチックビーズ対応など
4.機能性ナノコーティング
1)あるがままの表面を利用した表面処理
・ プロピレンオキシドの重合
・ スチレンの重合
2)環状シロキサンによるポリメチルシロキサン(PMS)ナノコーティ ング
・ PMSナノコーティング粉体のキャラクタリゼーション
・ PMSナノ薄膜の生成機構と特性
・ PMS粉体の酸化および結晶転移抑制
3)コーティング膜へのペンダント基の付加と応用
・ アルキル基の付加
・ アルコール性水酸基の付加
・ イオン交換基の付加
4)講師紹介
【講師経歴】
1974年、広島大学大学院 工学研究科 修士課程修了
1974年、(株)資生堂 入社。工場、製品化研究、基礎研究(粉体の触媒活性および表面 処理)などの研究に従事。香料開発研究室長、メーキャップ開発センター長、素材・薬剤開発センター長、特許部長、フロンティアサイエンス事業部長、資生堂医理化テクノロジー社長などを歴任。
2010年、福井技術士事務所設立。
東北大学、東京理科大学、信州大学、大同大学の客 員教授など歴任。現在に至る。
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~ 今求められる環境への理解と取り組み方 ~
開催日時:2024年7月5日(金)13:30~15:30
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開催日時:2024年7月11日(木)13:30~16:30
○工業触媒の基礎とスケールアップへの応用
~ 触媒劣化対策・触媒プロセス開発と企業化例・CO2削減技術 ~
開催日時:2024年7月12日(金)10:30~16:30
○ポリ乳酸の生分解機構から理解する耐久性と抗菌・防カビ性の発現機序
― 生分解性からスマートプラスチックへ ―
開催日時:2024年7月17日(水)10:30~16:30
○次世代二次電池の研究開発、展望と課題
キーマテリアルとしての電解質設計 ~ 液体から固体へ ~
開催日時:2024年7月23日(火)13:00~16:30
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6)関連書籍のご案内
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以上