小売業界に特化した商品・顧客分析ソリューションを始めとする、パッケージシステムを開発・提供しているデータコム株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役:小野寺修一)は、令和のお中元事情について、20代~50代の方にアンケート調査を実施しました。
コーポレートサイト:
https://www.datacom.jp/
【調査背景】
本調査は日本の伝統的な文化である「お中元」とカジュアルに贈答できる「サマーギフト」について贈答のニーズや、誰に何を贈るのか等を明らかにするアンケート調査を実施し、お中元の贈答習慣の変化やサマーギフトの普及についてトレンドを探ることで、生活者や小売業の参考としていただく事を目的としています。
【調査結果概要】
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お中元やサマーギフトなどを贈らない人が70%超え
・それぞれ35%以上が「贈りたい相手がいない」と回答
・上司に「アルコール」、家族に「アイス」や「ゼリー」を贈る人が多数
・お中元は「相手の好み」、サマーギフトは「夏らしさ」が選ぶポイント
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お中元やサマーギフトなどを贈らない人が70%超え
夏にお中元やサマーギフトを贈るか尋ねたところ、71.8%もの人が「どちらも贈らない」と回答しました。また、贈ると回答した人の中では、「お中元のみ贈る」が14.4%で最も多く、「サマーギフトのみ贈る」が2.9%となりました。最近では、カジュアルに贈ることができるサマーギフトもありますが、それでも夏に贈り物を贈る人は少ないようです。
年代別にお中元を贈る人、サマーギフトを贈る人の割合を確認すると、お中元は年代間の大きな差は見られなかったものの、サマーギフトについては年齢が若くなるほど贈る人が多いという結果になりました。若者はお中元と合わせてカジュアルなサマーギフトも贈り物として好む傾向があると言えます。
■それぞれ35%以上が「贈りたい相手がいない」と回答
それぞれ贈らないと回答したものについて、贈らない理由を聞いたところ、お中元、サマーギフトどちらも「贈りたい相手がいない」が最多となりました。また、サマーギフトについてはお中元よりも「贈る文化が無い」、「作法が分からない/知らない」と回答する人が多く、まだあまり認知されていないことが伺えます。一方、お中元の特徴としては「面倒」という回答がサマーギフトを上回っており、毎年贈る手間などが要因と考えられます。
■上司に「アルコール」、家族に「アイス」や「ゼリー」を贈る人が多数
お中元、サマーギフトを誰に贈るか集計した所、お中元、サマーギフト共に70%以上の人が家族、親戚に贈るという回答が最多になりました。両者を比較してみると、上司に対してはお中元を、友人、部下に対してはサマーギフトを贈るという人が多いことが分かります。相手との関係性によって、フォーマルなお中元とカジュアルなサマーギフトを使い分けていると言えます。
お中元について誰に何を贈るか見たところ、家族や友人、部下には「アイス」や「ゼリー」を贈るという人が多く、反対に上司や取引先への贈り物としては「アルコール」が好まれる結果となりました。
サマーギフトとしては、家族や友人には「アイス」や「ゼリー」を、上司や同僚といった職場の人には「アルコール」を贈る人が多いという傾向があることが分かりました。
全体の傾向として、「アルコール」は上司への贈り物としてお中元、サマーギフト問わず好まれる贈り物であると言えそうです。また、サマーギフトというカジュアルな贈り物としては受取手に関わらず「アイス」、「ゼリー」を贈るという人が増加する結果となりました。
また、「麺類」を贈る人の割合は低下しており、お中元の定番である麺類もサマーギフトでは選ばれにくいようです。
■お中元は「相手の好み」、サマーギフトは「夏らしさ」が選ぶポイント
お中元とサマーギフトでそれぞれ贈り物を選ぶ際のポイントについて、お中元は「相手の好みに合う」が最多の34.1%、次いで「失礼に当たらない」が21.2%とマナーが重視される贈り物ということもあり、相手を気遣う回答が上位になりました。
一方のサマーギフトは、「相手の好みに合う」27%とほとんど同率で「夏らしさ」が26%となりました。カジュアルに贈れるからこそ、形式にとらわれることなく夏を感じて貰えるギフトを選ぶ人が多いと考えられます。
お中元やサマーギフトなどの贈り物は下火になっているものの、夏の風物詩として手軽に贈れるギフトがあると生活者としては喜ばしいのではないでしょうか。
【調査概要】
地域:全国
調査方法:QIQUMOによるアンケート調査
調査人数:450人
調査時期:2024年6月
※本リリースの調査結果や分析をご掲載いただく際には「データコム株式会社 調べ」とご記載ください。
データコム株式会社
1994年の創立時から一貫して、小売業界に特化したパッケージシステムを手掛けています。取り扱う商品や販売方法が多様化する流通市場において、販売データや顧客データに基づく企業戦略設計が一層重要になっています。「商品分析システム d3」などの開発・提供を通じて、小売企業の更なる成長に貢献していきます。お客様にしっかり向き合い、「ビジネスへの新たな価値を創造し、確かな感動を生み出す。」これこそが私たちデータコムの使命であると捉え、その感動が業界全体のさらなる活性化へつながるよう、これからも新しいことに挑戦し続けます。
名称:データコム株式会社
代表:代表取締役 小野寺修一
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設立:1994年4月8日
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