「産・学・官」連携で食品ロスを削減する「さつまいもあん」開発

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「産・学・官」連携で食品ロスを削減する「さつまいもあん」開発

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「産・学・官」連携で食品ロスを削減する「さつまいもあん」開発

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茨城県行方市(市長:鈴木周也)および道の駅いたこ(茨城県潮来市、代表者:原浩道)は、立教大学観光学部(埼玉県新座市、学部長:松村公明)の正課科目を通じてアイデアの提供を受け、株式会社JCBトラベル(東京都豊島区、代表取締役社長:米澤有)の協力を得て、SDGs(持続可能な開発目標)を意識し、地域資源の有効活用と環境への配慮を目的とした行方市ふるさと納税の返礼品を開発し、2024年7月10日から取り扱いを開始します。


■商品の概要:

このたび商品開発された「さつまいもあん」は、行方市を代表する農産物「サツマイモ」を使用していますが、通常出荷されないふぞろいでありながらも品質に優れたサツマイモを利用している点が特徴です。その柔らかさと甘みは、パンやスイーツ、和菓子など、幅広い用途でお楽しみいただけます。家庭での食事から高級料理まで、万能ペーストとして多彩なシーンで活用できます。


●写真(商品の写真)

「産・学・官」連携で食品ロスを削減する「さつまいもあん」開発

「産・学・官」連携で食品ロスを削減する「さつまいもあん」開発

本品は、ふるさと納税の返礼品として取り扱われるほか、道の駅での購入も可能です。

●商品名:さつまいもあん

●ふるさと納税の取扱自治体:茨城県行方市、潮来市

●ふるさと納税の取扱開始日:2024年7月10日

●寄附金額:6,000円(3個入り)、11,000円(6個入り)

●返礼品受付サイト

URL:

さつまいもあん 170g×3個


https://namegata-furusato.jp/item/detail-1167/?preview=true

さつまいもあん 170g×6個


https://namegata-furusato.jp/item/detail-1168/?preview=true

●店頭販売の取扱店:道の駅いたこ

●店頭販売の開始日:2024年7月10日

●店頭販売価格:540円(税込)

事前にテストマーケティングとして、道の駅いたこで本商品の試験販売を行いましたところ、100個を完売する結果となりました。


■産学官連携によるSDGsへの貢献:

今回の商品開発は、地域の資源を活用し、SDGsの理念に基づき新たな価値を創出するという共通の目的を持った産・学・官の関係者が連携して取り組みました。昨年、立教大学観光学部の2年次生が「旅行産業演習1」(担当:風間欣人観光学部特任教授)の中で、行方市の現状と課題について講義を受け、フィールドワークを通じて、「出荷されないサツマイモを価値ある食材として再評価するアイデア」を創出しました。

創出されたアイデアは、行方市の外郭団体であり、行方市の観光、農畜水産事業の振興を担う一般社団法人行方市まちづくり推進機構と、地域と共に課題解決に取り組む株式会社JCBトラベルが手を組み、アイデアの実現に向けた検討と関係機関との調整を重ね、自社工房を持つ道の駅いたこの協力を得て、商品化を実現しました。


●写真(学生のプレゼンテーションやグループ討議の様子)

「産・学・官」連携で食品ロスを削減する「さつまいもあん」開発

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■行方市 鈴木 周也市長コメント:

「この商品は、立教大学観光学部の学生の皆さんが、実際に、茨城県行方市を歩いて発案しました。若者の「外から目線」のアイデアをもとに、関係者が連携し実現した貴重なものです。ふるさと納税の返礼品として、また、これを原料とした商品開発にも取り組んでいきます。今後も、関係者の皆さまと協力して、持続可能な社会づくりに向けた取り組みを推進していきます。」


■立教大学観光学部 現3年生 武田 仁海さんコメント:

「商品を企画するにあたって、SDGsに配慮することを意識しました。通常は廃棄されてしまうふぞろいのサツマイモをどう利用するか考え、ペースト状に加工する商品に行き着きました。「さつまいもあん」はサツマイモの旬である秋だけでなく、1年中楽しめる行方市の名産品になってほしいと思います。」


■道の駅いたこ事業課 前島英司主任コメント:

「今回の取り組みにおいて、ふぞろいなサツマイモを有効活用すべく、人気のどら焼きなどを製造している自社工房「虹工房」で「さつまいもあん」を製造します。立教大学観光学部の学生の皆さまのアイデアを形にしたさまざまな用途に使用できるペーストをぜひご賞味ください。」


●写真 (行方市でのフィールドワークの様子)

「産・学・官」連携で食品ロスを削減する「さつまいもあん」開発

「産・学・官」連携で食品ロスを削減する「さつまいもあん」開発

学生たちの創造性と、地域関係者の熱意が結集し、食品ロス削減と地域資源の有効活用がアイデアから形になり、SDGsの目標達成に貢献します。

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