認定NPO法人フードバンク山梨(山梨県南アルプス市)は、食品寄付量が減少するなか、食料支援を今後も継続させるために、フードバンクかながわと連携して冷凍食品の支援を開始しました。
減少する食品寄付・増加する支援
フードバンク山梨が食料支援を行う世帯数は年々増加する一方、物価高騰の影響で食品寄付が減少しています。特におかずになるレトルトや缶詰などが減少することで、このままでは多様な食品を提供することが困難な状況です。
当法人はこの間、支援活動に冷凍食品を活用するため、冷凍車の導入・大型冷凍庫を配備し、準備を進めてきましたが、一部の県内企業との連携にとどまっていました。
このような状況のなか、大手食品製造企業が海外工場から輸入する冷凍食品から大量の食品ロスが発生している現状を踏まえ、川崎港などの輸入拠点のある神奈川県を活動エリアとするフードバンクかながわと連携し、食品の提供を受けることになりました。
受け入れた冷凍食品は支援を必要とする世帯のほか、県内フードバンク団体・障害者団体等にも提供します。神奈川の港から山梨県各地の支援拠点まで-18℃の温度帯を保つ「コールドチェーン」を構築し、継続的な冷凍食品の支援を実現します。
支援する世帯の厳しい生活状況
私たちの支援する世帯では、物価高騰によりこれまで以上に厳しい生活を余儀なくされています。
・子どもの体調不良で仕事を休むことが多く収入が少ない
・物価高騰もあり生活が大変で、私は昼食を抜いたり炭水化物で済ませることが多い
・高校生の子ども2人にはお弁当も満足に持たせてやれない
こうした声に応え支援を継続するために、様々な連携の力で取り組みを推進します。
【取材のお呼びかけ】
食料支援を利用する世帯に冷凍食品を提供します。
7/9(火)に17世帯、7/13(土)は21世帯に以下の時間帯で配布予定です。
8:30~12:00/13:00~18:30
*会場はフードバンク山梨です
*6/20に川崎港で撮影した画像・映像のご提供ができます
*取材ご希望の場合は事前にお問い合わせください