世界初の定常核融合炉実現を⽬指し、ヘリカル型核融合炉の開発を進める株式会社Helical Fusion
(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:⽥⼝昂哉、以下「Helical Fusion」)は、
「2024 Japan – U.S. Innovation Awards」 において、世界に大きな影響を与える可能性のある新技術や革新的なビジネスアイデアに根ざす優れた日本のスタートアップ企業5社の内の1社として「Innovation Showcase」に選出されました。
「Japan – US Innovation Awards」は北カリフォルニア・ジャパン・ソサエティとスタンフォード大学の米国アジア技術経営研究センターが2011年に共同で設立したスタートアップの表彰制度です。
過去にはまだ認知度が低かった頃の Dropbox、メルカリ、Preferred Networks、Tesla などが受賞しており、グローバルに成功するスタートアップの登竜門として知られています。
Helical Fusionは、その一部門である「Innovation Showcase」において、厳選された60社の候補企業の中から、米国と日本のベンチャー投資家、起業家、企業経営者、学識経験者などで構成されるイノベーション諮問委員会による厳しい審査、議論、複数回の投票を経て受賞者に選出されました。
選出理由としては、
フュージョンエネルギーのスタートアップの中でも、独自の開発力などを背景とした有望性や、単なる核融合発電の達成のみならず、定常電源としての商用核融合炉実現を具体的に目指している点などが高く評価され、投票過程でも得票数トップで選ばれました。
Japan – US Innovation Awards 2024プレスリリース
Five Japanese Startup Companies to be Featured in Innovation Showcase of 2024 Japan–US Innovation Awards
Innovation Awards Council について
Helical Fusion 代表取締役CEO ⽥⼝昂哉コメント
この度はこのような栄えある賞を受賞させて頂くことを大変嬉しく思います。選考に当たってはシリコンバレー基準で選定が行われていることが強調されており、その点でも本格的にグローバルスタートアップとして認知頂けていることを自信にしつつ、弊社のこだわりである商用炉に実現をいち早く、確実に進めていくために研究開発・事業開発をさらに加速していきます。
ー記念イベントについて
米スタンフォード大学キャンパス内にて、現地時間 7月18日 に「Japan-U.S. Innovation Awards Symposium」が開催予定です。当日は、弊社代表取締役CEOの田口が、「Innovation Showcase Presentation」に選出企業として登壇いたします。(
Agendaはこちらからご覧ください
)
「Japan – U.S. Innovation Awards Program」運営組織について
北カリフォルニア・ジャパン・ソサエティ
シリコンバレーに所在する Japan Society of Northern California (JSNC)は、1905年(明治38年)に設立された米国の民間非営利団体(NPO)です。日米間の相互理解を深めるために、政治、経済、文化、教育、日本語レッスンなど広範囲に渡るプログラムを展開しています。
シリコンバレーにおいて、人とのつながり、ネットワークが最重要というのは、多くの人が賛同されているところですが、ジャパンソサエティーでは シリコンバレーという立地条件を活かし、スムーズなネットワーク構築をさまざまなカタチでサポートしています。
夏に Stanford University で開催されるJapan – U.S. Innovation Awards Symposium、秋のGALA もその一つです。また、テクノロジーに限らず、政治、経済、アート、フードなど、様々な分野で知的好奇心を刺激するユニークなプログラムを年間を通じて提供しています。
スタンフォード大学米国アジア技術経営センター
スタンフォード大学米国アジア技術経営センター(US-ATMC)は、スタンフォード大学グローバル研究イニシアチブの一環として1992年に設立された教育研究機関です。高度技術産業における技術革新と新しいビジネスの動向に関する学際的なプログラムを通じて、スタンフォード大学学生および広くシリコンバレーに対して、21世紀のハイテク分野の成功にとって重要な知識や分析能力を提供しています。
株式会社Helical Fusion
Helical Fusionは磁場閉じ込め⽅式で核融合(フュージョンエネルギー)の社会実装を⽬指す⽇本発のスタートアップです。
次世代のエネルギー源として、世界では60年以上かけて様々な核融合⽅式が開発されています。
⽇本では、DNA に似た⼆重らせん構造の超伝導ヘリカルコイルを⽤いて⾼温のプラズマを安定に閉じ込めるヘリカル⽅式が⽣まれ、⼤きく育まれてきました。我々はこのヘリカル⽅式にさらなる独⾃の最先端技術を取り⼊れた、世界初の定常核融合炉の開発を⽬指しています。
昨年10月には、商用炉実現に欠かせない高性能な高温超電導導体の独自開発について、日本政府の核融合関連補助金(SBIR Phase 3)にも採択され、開発を加速させています。
<概要>
・事業内容:商⽤核融合炉および関連技術の開発
・設⽴: 2021年10⽉
・Webサイト
https://www.helicalfusion.com
<本件に関するお問合せ>
・担当:株式会社Helical Fusion 広報担当
・連絡先:contact@helicalfusion.com
<株式会社Helical Fusionのプレスリリース⼀覧 >
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/89262