スタンダード・リンク株式会社とフィリピンのパンパンガ州立農業大学が農業分野における基本的事業協力に合意
スタンダード・リンク株式会社(本社:東京都)は、令和6年6月、フィリピン共和国のパンパンガ州立農業大学(Pampanga State Agricultural University, PSAU)と、AIおよびIoT技術を活用した農業関連事業における包括的な共同活動に関する基本合意書に署名いたしました。
パンパンガ州立農業大学は、フィリピンのルソン島北部に位置し、約400ヘクタールの研究農園を有し、7,000人以上の学生が在籍する教育機関です。同大学は、農業全般の研究機関としての役割に加え、情報処理や土木技術の教育など多岐にわたる教育活動を展開しています。
今回の合意に基づく協力分野は以下の通りです
土壌に関する研究開発(R&D)プロジェクト
R&D活動の成果に基づく普及およびトレーニングプロジェクト
アグロエコツーリズム、食糧安全保障、持続可能な農業システム
エネルギー生成細菌に関する最新技術の導入
農業における人工知能の活用
職員研修および学生インターンシップ
科学情報および資料の交換
相互に合意したその他の協力
現在、世界的なエネルギー問題に直面しており、自然エネルギーの重要性が高まっています。スタンダード・リンク株式会社は、パンパンガ州立農業大学と協力し、自然エネルギーの研究開発および導入を推進します。これにより、環境にやさしいエネルギーソリューションを提供し、CO2削減に寄与するとともに、地域社会での雇用創出を目指します。
特に、AIおよびIoT技術を駆使して精密農業を実現し、作物の生育状況をリアルタイムでモニタリングし、自動化された農業プロセスを導入することで、農業生産性の向上を図ります。これにより、PSAUの研究施設や地域の農家との連携を強化し、地域社会全体の農業技術の向上を目指します。
さらに、スタンダード・リンク株式会社は、フィリピン先住民であるAeta族の広大な土地を活用し、バイオ燃料製造のための最適な植物の選定および効率的なプランテーションのための土壌改良などの共同活動を推進します。これにより、地域の雇用創出と持続可能な発展を図ります。
今回の協力には、スタンダード・リンク株式会社の子会社であるエーイーエスラボ(AES Lab)が重要な役割を果たします。AES Labは、環境科学や農業に関わる先端技術の開発およびコンサルティングにおいて広範な専門知識を提供し、持続可能な農業システムの実現に向けた包括的なサポートを行います。
今後も、スタンダード・リンク株式会社は、AIとIoTを活用することで、作物の成長を詳細に監視し、効率的な資源管理を実現し、将来的には持続可能な農業モデルを構築することを目指しています。PSAUとの協力により、農業技術の革新と地域経済の活性化を推進し、未来の農業プロフェッショナルの育成にも貢献していきます。
【企業情報】
社名:スタンダード・リンク株式会社
本社所在地:東京都千代田区岩本町2-9-9 TSビル2階
代表取締役:大久保 俊一
事業内容:映像解析AIプラットフォームの開発、及びコンサルティング
設立: 2022年2月
大学名:Pampanga State Agricultural University
所在地:Magalang, Pampanga 2011, Philippines
HP:
https://psau.edu.ph/