~約2年5か月に及ぶ大規模改修工事を経て、いよいよ再開~大阪市立美術館2025年3月1日(土)リニューアル…

記事の購読時間: 2


大阪市立美術館(所在地:大阪市天王寺区/館長:内藤栄)は、2022(令和4)年10月より始まった約2年5か月に及ぶ大規模改修工事を経て、来年2025(令和7)年3月1日(土)にリニューアルオープンします。

当館は1936(昭和11)年5月、日本で3番目の公立美術館として開館して以来、大阪で活躍した先人による寄贈、寄託等も多く寄せられ、国宝、重要文化財を含む約13,500件を収蔵しています。また折々に開催されてきた展覧会を通じて、大阪市民をはじめとする多くの方々に美術、芸術に親しむ機会を提供してきました。

開館以来の規模となる今回の大規模改修では、


国の登録有形文化財である建物外観を保全


する一方、


美術館の心臓部ともいうべき展示・収蔵環境を向上させるとともに、無料ゾーンや公園のグラウンドレベルからお入りいただける新エントランスの新設など


、より多くの方に「親しまれる」、現代にふさわしい「ひらかれた」ミュージアムとなるよう、機能整備を図りました。

また、


カフェやミュージアムショップを開設


するほか、トイレの改修、ベビーケアルームの設置などアメニティ施設も一新し、サイン(案内表示)も含め「やさしい」設備も付設しました。

また、リニューアルオープンに先駆け、


大阪市立美術館大規模改修工事完成記念ギャラリートークを、2024年(令和6)8月27日(火)に実施


します。ギャラリートークでは、大規模改修工事引き渡し後の美術館内をいち早く市民の方に見ていただき、認知度向上・リニューアル後の集客につなげることを目的に、地下エントランスから3階まで、館内案内を行います。概要は、以下の通りです。


1. リニューアル概要


① 天王寺・阿倍野エリアの新たな都市魅力となる「ひらかれたミュージアム」に

・公園のグラウンドレベルでアイコニックな新エントランスを設け、エスカレーターで中央ホールに上がっていただく、「入りやすい美術館」としました。



建物西側(新エントランス)

・館内は展示室等に入る以外ほぼ「無料ゾーン」としました。また地下展覧会室(今後は「天王寺ギャラリー」と呼びます。)とのアクセスも改善しました。



中央ホール

・近代日本庭園の名園である


慶沢園(けいたくえん)を望むテラス(無料ゾーン)を新設

し、

カフェを設けます




慶沢園側テラス


慶沢園側からカフェスペースを見る

・新エントランスに


ミュージアムショップを設けます


・建物3階(中央ホールの上階)にはワークショップ等が開催できるエリア(アトリエ)を、1階にはパブリックスペースとして「じゃおりうむ」(注1)を設けます。中央ホール等と合わせ、


「ユニークベニュー」としての活用


も期待します。

(注1)じゃおりうむ~室内に当館の代表的なコレクションの一つである、古代中国・朝鮮の石仏を配することから命名。大阪市立美術館には中国語の「交流(jiaoliu)」に、ラテン語で「~な場所、空間」を意味する「-arium」を組み合わせた造語



じゃおりうむ


展示室(イメージ)

・美術品動線を改善(作品搬出入用エレベーターの増設)し、展示替え時の休館日数を減らすことにより、


年間300日の開館


をめざします。

・来館者動線の改善(エレベーターの増設)や、トイレ等アメニティ設備も、バリアフリーに留意しながら一新しました。


② 今日の技術・設備を用いて、展示・収蔵環境を向上に




収蔵庫の面積を大幅に拡張


し、内装、設備を一新しました。

・国内外の美術品をより良い環境でご覧いただけるよう、


展示ケースや照明等の展示環境を一新


しました。公開承認施設(注2)として、文化庁の指導も受けています。

・気象や様々な環境の変化にも対応できるよう、


空調設備を一新


しました。


③ 歴史的建築物の価値を高める




創建当時の意匠


が再現可能な箇所は、機能、用途を考慮しながら


復元しました


(例:「じゃおりうむ」では、創建当時の自然光による採光方式(トップサイドライト)を復元しました。)

・公共の文化施設としてより高度な耐震性能(Is値=0.75)を満たす


耐震補強


を行いました。

(注2)公開承認施設~国宝・重要文化財の展示に適した施設として国(文化庁)から承認を受けた施設


2.工事について

・工事期間  2022(令和4)年10月~2024(令和6)年7月

・設  計  株式会社日建設計

・工事施工  大成建設株式会社


3. 展覧会活動

・原則として1階は「企画展示」(コレクションによる毎回テーマを変えた展示)、2階は共催者との

特別展会場として運営します。特別展は、年間4~5本の開催を見込んでいます。

・公募団体による美術展は、今後も「天王寺ギャラリー」(旧地下展覧会室)で開催します。


4. 関連イベント

◆大阪市立美術館大規模改修工事完成記念ギャラリートーク

日  時:2024年(令和6)8月27日(火)

1回目:10:00~11:00(9:30受付開始)

2回目:14:00~15:00(13:30受付開始)

募集人数:各回100名

募集時期:7月16日(火)~8月6日(火)

当落発表:8月13日(火)

費  用:無料

応募方法:美術館メールマガジン・ホームページ・SNS等に掲載されているフォームより

必要事項記載の上、お申込みください。

※応募が募集人数を上回れば抽選の上、当選者を決定いたします。

※当選の連絡はメールもしくはメールマガジンにて行います。

※その他の情報は、決まり次第美術館ホームページ等でお知らせします。


《 本件に関するお問い合わせ先 》

大阪市立美術館 総務課 広報担当 担当:廣本・木下

TEL:06-6771-4874 FAX:06-6771-4856

E-MAIL:osaka-art-museum03@osaka-art-museum.jp

Error: No items found for this tag.

GENIC

GENIC PRESS(ジェニックプレス) インスタ映えスポットや人気の投稿を共有し、宣伝したり、モデルさんの活動などを配信するソーシャルメディア  モデルとして活動したい、インフルエンサーになりたい、フォロワーを増やしたいなどの質問はDMで気軽にお問い合わせください genicpress.com