「サワラ」は漢字で「鰆」と書きます。サワラは全国共通の標準和名ですが、実は石川県でサワラと言えば「カジキ」のことを指します。石川の海では長年サワラが殆ど獲れなかったため、カジキの事をサワラと呼ぶようになったのです。ところが近年の地球温暖化に伴う海面水温上昇により2000年頃から、石川の海でサワラの水揚げが急増しました。今や全国トップクラスの漁獲量となりましたが、サワラを食べる習慣が無いため地元では消費されず、多くは県外へと運ばれて行く状況です。
今回のイベント「サワラのヒミツ探検隊!」では、金沢港を起点にサワラ漁獲量が全国1位となっている隣の福井県・若狭湾を訪れ、北陸でのサワラ漁獲量増加の背景を調査します。魚市場見学やシーカヤック、さらに福井県立若狭高校の皆さんと一緒に実習船・雲龍丸に乗船するなど、海を体験し学ぶプログラムを企画しました。
探検の終わりには、石川にとっての「未利用魚」であるサワラを使った新しいファストフードのメニューを開発。地元での消費拡大の一助を目指し、子ども達が考えたメニューをもとに、商品の店頭販売を予定しています。
<イベント概要>
日時 |
2024年7月29日(月)~7月31日(水)(受付開始 7時30分~) |
会場 |
集合:JR金沢駅 金沢駅西広場・団体バス乗降場 |
アクセス |
金沢駅前 |
プログラム |
8:00 JR金沢駅集合~出発 福井県海浜自然センター見学
シーカヤック体験 若狭高校実習船に乗船
サワラ調理体験 「海のクイズ王」大会 金沢港クルーズターミナル見学 18:00 金沢駅解散 |
参加方法 |
石川テレビホームページからご応募下さい |
<団体概要>
団体名称:一般社団法人 石川海洋環境研究所
URL:
https://ishikawa.uminohi.jp/
活動内容 :日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、次世代へ海を引き継ぐため、海を介して人と人がつながることを目的として、本事業を実施しています。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。