初期段階に収益を上げる事業を構築し、持続的に新事業を模索する「ソリッドベンチャー」。ソリッドベンチャーの具体的な事例やトレンドを発信するオンラインマガジン『ソリッドベンチャーズ』を2024年8月に公開予定。取材を順次実施中。
なぜ、いまソリッドベンチャーなのか
スタートアップとは一線を画すビジネス形態である「ソリッドベンチャー」が、少しづつ認知をされ始めました。これらの企業は、創業期から確実なキャッシュフローを生み出しながら、常に新たな事業機会を追求する企業体であり、結果として、創業初期から赤字を掘っていくJカーブモデルのスタートアップより高い持続可能性と成長の機会を実現しています。
「ソリッドベンチャー」とは、単に利益を追求するだけでなく、起業家が直面する一般的な資金ショートのプレッシャーから解放され、より健全な事業運営が可能になります。また、自社利益を新事業に投資をすることもでき資本政策の選択肢を増やすことができます。これにより、起業家は「事業の失敗」からの回復が容易になり、長期的な視点で事業を成長させることができます。
ソリッドベンチャーは、創業期から安定した収益基盤と持続可能な成長戦略を描くことができます。事実、毎年約100社の企業が新規公開(IPO)を行いますが、その中で「ソリッドベンチャー」的企業は約3割強あると考えています。これは、赤字上場を果たすスタートアップと比較しても明確な数字として出ています。
事業加速のタイミングをコントロールできますか?
若手起業家の「エクイティによる資金調達をしないで事業をつくる」という志向が高まる中、ソリッドベンチャーはスタートアップ的な側面をもつため”事業加速”時の選択肢がJカーブモデルのスタートアップや中小企業と比べて優位になります。
ソリッドな企業は、会社の売上の軸を受託などで積み上げていきながら既存事業で培った独自インサイトをもとにプロダクトの模索ができます。模索を続ける中で顧客ニーズを発見できれば、自社利益を新事業に投資しながら、あるタイミングでスタートアップ的なエクイティやデット・ファイナンスを行うことで事業スピードを加速させることができます。
この”加速タイミングをコントロールできる”ことがソリッドベンチャーの良さの1つです。
事業やプロダクトの勝ち筋が見えにくい創業期に調達した瞬間から走らなければならないJカーブモデルのスタートアップ環境より、ソリッドベンチャーの方が圧倒的に落ち着いて判断ができます。
当事者しかわからない顧客ニーズを理解しているのに事業投資における資金上限が限られて「加速できない」という中小企業より、ソリッドベンチャーの方が自社利益+ファイナンスを組み合わせて事業投資をすることができるので目の前の顧客を逃がすこともなくなります。
資金調達は事業運営の1つの手段でしかないので、どのタイミングで、どのように組み合わせるのか、が重要です。
これからの”新しい”をみつけるオンラインマガジン『ソリッドベンチャーズ』
ソリッドベンチャーの概念や考え方は、まだ明確に言語化がされていません。しかし、世の中には多くのソリッドベンチャーが存在しています。それらの企業のインタビューをしていくこと「ソリッドベンチャーとは」という形がつくられていくと考えています。
全国にあるソリッドベンチャーにインタビューをしていき、それらの企業がどのような事業を行っており、中長期的に目指しているもの、起業家の考え方などをコンテンツにしていきます。
コンテンツはテキスト・Podcast・動画で配信を予定しています。
掲載予定のコンテンツ
ストーリー
・ソリッドベンチャーの起業家インタビュー
・会社の「過去・現在・未来」をインタビューし、どのようにソリッドベンチャーになっていったのかを紐解いていきます
アイディア
・起業家の「あたまの中」にある独自法則のインタビューや寄稿記事など
・正解や不正解・正確さなどを無視した、当人だけが感じている気づき・法則やソリッドベンチャーに関わる記事を紹介していきます。
チア・チーム
・ソリッドベンチャーの考え方に共感していただいている方のご紹介
・ソリッドベンチャー・チア・チームとしてコメントをいただきます
今後ソリッドベンチャーへのインタビューを積極的に行っていきます。取材依頼などはお気軽にご連絡ください。本メディアは寄稿記事も積極的に掲載していきますので寄稿者の自薦・他薦問わずご連絡ください。また、「ソリッドベンチャー・チア・チーム」も増やしていきますので、ご参画いただける方々からのご連絡をお待ちしてます。
問い合わせ特典
インタビュー、寄稿、ソリッドベンチャー・チア・チームご参画、それぞれについてご連絡いただけた方には
枚数限定で『ソリッドベンチャーズ』のステッカー
をお渡しします。