アンケートでは、「AI(人工知能)」や「ロボット手術」など6種の新技術について、勤務先での活用状況や今後期待できる新技術の有無などを調査。いずれの新技術も、
活用されている割合は多くとも2割程度に留まり、導入が進んでいない実態
が明らかになりました。
今後期待する技術としては
AIによる画像診断
を挙げた医師が最も多かったほか、
ChatGPTなどの生成AI
も7割の医師が「活用できる」と回答しました。
他にも、診療科別の新技術の活用割合や、新技術の進歩によって医師の仕事がどのように変わると思うかなど、アンケート結果を詳しく紹介しています。
■本調査結果の概要
〇
新技術を「活用している」という回答は多くても2割
と、全体的に導入が進んでいない状況
〇勤務先別に見ると、アンケートを取った6種の新技術のうち5種について、
「活用している」割合が大学病院で最多
〇医師が期待している新技術は「AI画像診断」、「遠隔医療」、「再生医療」、「ロボット手術」など
〇ChatGPTなどの生成AIについて、7割の医師が「医療現場でも活用できる」と注目
活用目的例
・問診や予診
・鑑別診断、治療法選択の補助
・カルテや患者説明、退院サマリ等の書類作成
・研究論文作成時の英文校正
・当直表作りなどの雑務
〇新技術が医師の業務や役割をどう変化させていくかについての自由回答
・AIはデータの整理、診断補助に役立ち、医師の仕事負担軽減につながると思う。 (50代男性、精神科)
・書類やサマリー作成の負担が軽減されより医療に集中できる (30代男性、小児科)
・診療にFocusでき、かつ診断面での誤診は少なくなると思います (40代男性、心臓血管外科)
・AIの診断を医師が確認するという流れになる。AIと医師は共存できるかもしれないし、医師が失業するかもしれない。 (60代男性、放射線科)
・専門性が担保できなければ、医者は淘汰されると思います。簡単な診断やカウンセリングは、もはや生成AIのほうが上手ですから。 (40代男性、小児科)
・これまでのように、いかに知識を身に付けるかではなく、膨大な情報をいかに選択し活用していくかという能力が重視されていくと思います。 (30代女性、健診・人間ドック)
・AIでは対応困難な患者に対しての心理的サポートスキルが、医師にはさらに必要になると思う。 (60代男性、一般内科)
・医師は診療そのものよりコーディネート業務がメインとなっていく (40代男性、消化器外科)
・世がどう変わろうと、医療においては最終責任は医師にかかってくるので、覚悟の持ち方だけは変えてはいけない。 (60代男性、消化器外科)
本調査の詳細に関しましては、下記のURLをご覧ください。
・医師の仕事は新技術の活用でどのように変わるのか?-医師1,578人のアンケート結果
https://www.dr-10.com/lab/new-technologies/
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本調査結果の引用、転載時には以下の2点をお守りいただきますようお願いいたします。
・「株式会社メディウェル」による調査である旨の明記
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https://www.dr-10.com/lab/new-technologies/
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