『友罪』や『Aではない君と』など、社会派ミステリーのヒット作を手掛けてきた薬丸岳さんの最新作『籠の中のふたり』を2024年7月25日に双葉社より刊行致します。
孤独な弁護士と人殺しの罪を背負う男。残酷な運命と過ちを知り、それでも二人は「過去」という「籠」から羽ばたき本当の友達になれるだろうか? 著書25作目にして、もっともハートフルな長篇ミステリーの誕生です。
全編630枚をすべて手書きして配布
本作の執筆を終えた薬丸さんが、発売にあたり異例の試みを実施。本作のために作成した特製の原稿用紙に全編を手書きし、その生原稿を全国の書店さんや読者の方にお届けします。本作を薬丸さんはパソコンで執筆しておりますが、本キャンペーンのために3か月をかけて630枚を新たに手書きしました。
生原稿キャンペーンについて薬丸岳さんのコメント
最新作『籠の中のふたり』はぼくにとって最も思い入れのある作品になりました。ひとりでも多くの方にこの作品を知っていただきたい、またいつも応援してくださっている読者のかたや書店さんに向けて何かおもしろいことができないだろうかとの思いから今回の企画を考えました。
直筆原稿をご覧いただいた皆さんに少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
全国の書店店頭に展示
事前に本作をお読みいただいた200店舗を超える全国の書店さんに各1枚の生原稿をお送りします。どのシーンが展示されるかは発売後に店頭に足を運んで確かめてみてください。
本書の舞台・川越でサイン会開催
8月4日(日)13時からブックファーストルミネ川越店でサイン会を開催します(先着100名)。本作の主人公・快彦と亮介が暮らし始めるのが埼玉県川越市。舞台となる街でのサイン会となります。サイン入り書籍に加えて生原稿をプレゼントします。
詳細はこちら
https://www.book1st.net/event/2024/06/000627.html
webサイン会開催
京都大垣書店オンラインにてWebサイン会を開催します(先着100名)。サイン入り書籍に加えて生原稿をプレゼント。※Web配信イベントはありません。
詳細はこちら
https://store.shopping.yahoo.co.jp/books-ogaki/webs9784575247534.html
読者100名様にプレゼント
本書を購入いただいき、物語の感想と必要事項をご回答のうえ応募いただいた方の中から為書き入りの生原稿1枚を100名様にプレゼントいたします。
あらすじ
父親を亡くしたばかりの弁護士・村瀬快彦は傷害致死事件を起こした従兄弟の蓮見亮介の身元引受人となり、釈放後に二人は川越の家で暮らし始める。小学6年生のときに母親が自殺し、それ以来、他人と深く関わるのを避けてきた快彦だったが、明るい亮介と交流することで成長していく。だが、ある日、母が父に送った手紙を見つけ、衝撃の事実を知る。母は結婚前に妊娠していたことを快彦に隠していて、その秘密は亮介の傷害致死事件とも繋がっていた。二人は全ての過去と罪を受け入れ、本当の友達になれるのか。
著者プロフィール
薬丸 岳(やくまる がく)
1969年兵庫県生まれ。2005年『天使のナイフ』で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。16年、『Aではない君と』で第37回吉川英治文学新人賞を受賞。著書に刑事・夏目信人シリーズ『刑事のまなざし』『その鏡は嘘をつく』『刑事の約束』のほか、『友罪』『ブレイクニュース』『罪の境界』『最後の祈り』『刑事弁護人』などがある。
書誌情報
書名:籠の中のふたり
著者: 薬丸岳
定価:1,980円(税込)
判型:四六判上製
発売元:双葉社
発売日:2024年7月25日
ISBN:9784575-247534