株式会社komham(本店:札幌市厚別区、支店:東京都渋谷区、代表取締役:西山すの)は、2024年7月5日に開催された国内最大級のピッチイベント「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」に出場し、決勝で3位に入賞しました。
株式会社komhamでは現在販売中の「スマートコンポスト」を2024年7月より全国各地へ順次納品いたします。詳細は下記をご覧ください。
■「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」について
IVS2024 LAUNCHPAD KYOTOは、IVS KYOTO実行委員会(Headline Japan・IVC、京都府、京都市)が主催するスタートアップカンファレンス「IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO」のメインコンテンツの1つであるピッチイベントです。株式会社komhamは、300社以上の応募の中から15社のファイナリストに選出され、2024年7月5日の決勝で3位に入賞しました。
■全国で「スマートコンポスト」の導入開始
ソーラー発電で自動駆動する独立型の生ごみ処理機「スマートコンポスト」を販売しています。生ごみを入れると自動で撹拌され、生ごみの高速処理が得意な微生物群「コムハム※」が安定的に生ごみを分解します。既に受注済みの機体については、2024年7月より全国の自治体、企業、学校等へ納品を開始します。
※コムハムの遺伝子組換えやゲノム編集は行っておりません。
※特許情報「微生物、生ゴミの分解に用いるための組成物、および生ゴミ処理方法(特許7300079)」
【スマートコンポスト製品概要】
■サイズ(キャスター込み): 980 (W) x 1365 (H) x 900 (D) mm
■本体重量: 約200kg
■処理能力: 最大10リットル/日
■消費電力: なし(ソーラー発電)
■耐用年数: 8年
■測定・取得できるデータ:
・投入生ごみ量
・生ごみ分解量/分解率
・温室効果ガス排出削減量
・バッテリー残量
【特長:CO2ゼロで処理、削減量は可視化】
生ごみの投入量や分解量がリアルタイムで計測され、廃棄物削減量や温室効果ガス排出削減量のデータを取得できます。許容量以上の生ごみが投入されないための制御システムも搭載されており、さまざまな設置場所で微生物が安定的に生ごみを分解することができます。さらに、装置の駆動に必要なエネルギーはソーラーパネルの発電で賄い、AC電源や給排水処理を必要としないため、初期投資費用が抑えられるとともに、温室効果ガス排出量実質ゼロで生ごみを分解処理することが可能です。
【ケース1:沖縄県竹富町への導入】
竹富町では、各地区ごとに設置された埋め込み式のコンポストで生ごみを処理しています。しかし、適正な堆肥化がされておらず、悪臭や害虫の発生も多く、改善できる仕組みを模索しておりました。
komhamは、離島におけるスマートコンポストの有用性を検証するため、2024年初旬に西表島の白浜地区で実証実験を実施しました。正常な生ごみの分解と堆肥化が確認され、衛生面の課題も解消される結果となり、このたび西表島の船浮地区へスマートコンポストの本導入が決定しました。
【ケース2:立命館大学への導入】
立命館大学のびわこ・くさつキャンパスでは、校内で発生する食品廃棄物の処理にかかる環境負荷を削減する目的で、2022年にスマートコンポストの実証実験を実施しました。約3か月間の検証で、最終的な分解率は98%以上に達しました。生ごみの焼却処理を代替する手段としての実用性が実証されたことや、キャンパスをリビングラボとして見立てた教育・研究面での活用も念頭に、スマートコンポストの本導入が決定しました。
●スマートコンポスト導入のご相談は下記までお問い合わせください。
コンタクトフォーム:
https://komham.jp/contact
■komhamについて
「微生物で生活環境を整備する」をミッションに掲げる株式会社komhamは、生ごみの高速分解ができる微生物群「コムハム」の研究および、それらを用いたバイオマスリサイクルシステムの構築を行っています。
また、研究成果を用いて、新規サービスや商品の開発を積極的に推進し、だれもが意識せずとも環境にやさしい暮らしができるようなインフラ作りを目指しています。
【会社概要】
・会社名:株式会社komham
・本店:札幌市厚別区下野幌テクノパーク1丁目1-10-211号
・支店:東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階B 代官山TOKO
・代表取締役:西山 すの
・設立:2020年1月
・公式サイト:
https://komham.jp