一般財団法人日本規格協会(本部:東京都港区、理事長:朝日弘)は、2024年5月25日に改正された「JIS B 8265(圧力容器の構造―一般事項)」と2022年3月25日に改正された「JIS B 8267(圧力容器の設計)」に関する規格説明会を開催いたします。
●説明会詳細/お申し込みは
こちら
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【本説明会の特長】
本説明会では、2024年8月9日発行予定の『JIS使い方シリーズ 改訂版 圧力容器の構造と設計 JIS B 8265:2024及びJIS B 8267:2022』を副読本として、同書の目次に沿ったプログラムによるJIS B 8265/JIS B 8267の規格解説を行います。
講師陣は、JIS B 8265/B 8267の改正から『JIS使い方シリーズ』の執筆に携わった委員であり、”正しい規格の読み方”から”今回の改正のポイント”について、「設計」「材料」「製作」「試験」といった実務面における内容の解説をいただきます。
日本規格協会発行の解説書を副読本としているため、ご受講後も書籍を精読することでより理解を深めることができます。
【開催日時】
2024年8月20日(火) 10:30~17:00 (JST)
お申込期限:2024年8月5日まで
【プログラム】
【充実の講師陣!(敬称略・順不同)】
小林 英男
東京工業大学名誉教授
一般社団法人日本高圧力技術協会 顧問
・JIS B 8265 およびJIS B 8267 JIS 原案作成委員会(圧力容器技術委員会)委員長
坂倉 茂樹
株式会社IHI
・JIS B 8265 およびJIS B 8267 JIS 原案作成委員会(圧力容器技術委員会)委員
石毛 健吾
株式会社IHI
・JIS B 8265 およびJIS B 8267 JIS 原案作成委員会(圧力容器技術委員会)委員,許容応力WG 主査
大石 勇一
一般財団法人発電設備技術検査協会
・JIS B 8265 およびJIS B 8267 JIS 原案作成委員会(圧力容器技術委員会)委員
富岡 史城
特別民間法人高圧ガス保安協会
・JIS B 8265 およびJIS B 8267 JIS 原案作成委員会(圧力容器技術委員会)委員
【受講方法】
・会場
・ライブ配信(Zoom ウェビナー)
【聴講対象者】
・規格の読み方が分からない方
・規格を正しく理解したい方、理解できていない方
・圧力容器の設計に携わっており、規格を適切に読めているが、更に理解を深めたい方
【参加費(税込)】
一 般:¥24,200
維持会員:¥22,000
※講義資料とは別に、2024年8月9日発行予定の『JIS使い方シリーズ』の書籍を副読本(テキスト)として、8月5日ごろにお送りいたします。
※改訂版『JIS使い方シリーズ』の詳細は、
こちら
よりご案内しております。
★JIS発行から説明会開催までの期間に、改正JISや8月9日発行予定の『JIS使い方シリーズ 改訂版 圧力容器の構造と設計 JIS B 8265:2024及びJIS B 8267:2022』をお読みになって、疑問点などが生じるかと思います。
そこで!ご受講者のみなさまへは事前に質問フォームをお送り致しますので、疑問点などについてご質問をいただけましたら、講義各プログラム内もしくは最後の全体質疑応答にて講師よりご回答いただくことを予定しております。
是非、奮ってご参加ください。
【開催の経緯】
JIS B 8265(圧力容器の構造―一般事項)は2000年に制定された規格で、“JIS B 8270 圧力容器規格体系”をベースに、強制法規(“高圧ガス保安法、電気事業法、ガス事業法及び労働安全衛生法”の圧力容器関連4法、以下、“4法”という。)の各技術基準における共通事項を規定しています。
その後、高圧ガス保安法の特定設備検査規則の例示基準の別添7が定められ、また、日本の産業界からの要望もあったことから、安全係数が”4”であるJIS B 8265に対して、 安全係数”3.5”を採用したJIS B 8267(圧力容器の設計)が代替規格として2008年に制定されています。
両規格の制定後もASME規格・圧力容器関連規格の改正、水素ステーションに関する適用法規の改正、新しい材料の追加など、規格周辺の動向に呼応するように、継続した見直しが行われ、直近では JIS B 8267が2022年3月25日に、JIS B 8265が2024年5月25日に改正されました。
JIS B 8265およびJIS B 8267は、現在においても、強制法規に引用される圧力容器に関わる重要な規格として位置付けられています。このたび、多くのお客様より「正しく規格を理解したい」とのご要望をいただき、JIS B 8265/JIS B 8267の規格説明会を開催することと致しました。
【JIS B 8265改正のポイント】
・水素ステーション関係の設備に適用できるように、高圧ガス保安法に対応させ、“設計圧力30MPa未満”の規定を削除
・技術の進展及び新規分野での要請による新規材料を追加
・最低使用温度の許容引張応力表への設定(附属書B)
・円筒胴及び球形胴の厚肉の場合の計算厚さの式の改正(附属書E)
・附属書R(規定)圧力容器の衝撃試験の制定(JIS B 8267の附属書Rの採用)
●説明会詳細/お申し込みは
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(担当部門:研修ユニット 研修チーム E-MAIL etd@jsa.or.jp)
●日本規格協会(JSA)グループについて
1945年12月に、標準化および管理技術の開発、普及、啓発などを目的に設立された、一般財団法人日本規格協会を中核とするグループです。
我が国の総合的標準化機関として、当グループでは、JIS、国際規格(ISO・IEC規格)、JSA規格の開発、JIS規格票の発行と販売、国際規格・海外規格の頒布、多彩なセミナーの提供、ISO 9001やISO 14001をはじめとする各種マネジメントシステムの審査登録、各種サービスに関する認証、マネジメントシステム審査員などの資格登録、品質管理検定(QC検定)といった多様な事業に取り組んでおります。