この度「国土交通Day(国土交通省設置法の公布記念日)」にあたる2024年7月16日(火)に合わせ、株式会社カワキタエクスプレス(所在地:三重県亀山市、代表取締役: 川北辰実)が制作した、
全国で活躍するトラックドライバーの応援歌「Connect」を当社の YouTubeアカウント「カワキタチャンネル」で先行配信いたします。
今回発表する楽曲に合わせ、若手のトラックドライバーが活躍する姿を描いた映像作品(MV)も制作しました。
2024年7月29日(月)には、全国のカラオケ・音楽配信サービスにて楽曲の配信も予定しています。
国土交通省の調査(※)によると、平成28年度時点で大型トラックドライバーの平均年齢は47.5歳、中・小型トラックの平均年齢は45.4歳で、29歳以下の若年層は就業者全体の10%以下でした。
物流・運送業界における「2024年問題」ではドライバー不足や従来の働き方が問題視されており、就業者の高齢化が課題となっています。
当社は、少子高齢化により人手不足がさらに深刻化する「2030年問題」も見据え「子どもたちが将来就きたい“憧れの職業”として、トラックドライバーを選ぶ社会」を作りたいと考えるようになりました。
そこで、慢性化するドライバー不足を社会全体で考えていただきたいと、若年層にも興味を持ってもらいやすいMV付きのトラックドライバー応援ソング「Connect」を制作し、全国配信する運びとなりました。
当社の代表である川北は、以前から「トラックドライバーを若者が憧れる職業にしたい」という強い想いがあり、2009年頃から未経験者の採用・若手社員の育成に注力しています。
現在では、未経験者率93.5%・平均年齢29.9歳の運送会社となることができました。
しかし、世間で「ドライバーの2024年問題」が取り上げられた際に、トラックドライバーのマイナスイメージ(長時間労働・きつい等)が注目されたことや「運賃の値上げ」「今後の配送スピード」などが話題に上がっている現状に気付きました。
今後も物流・運送業界のポジティブな面に注目していただけるような取り組みが必要であると感じています。
※国土交通省|「
トラック運送業の現況について
」より
〜お知らせの概要〜
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配信内容
:トラックドライバーの応援歌「Connect」
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先行配信日
:2024年7月16日(火)00:00〜
(当社が運営する YouTubeチャンネルにて楽曲の視聴が可能)
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配信先
: YouTubeチャンネル「カワキタチャンネル」
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全国のカラオケ・音楽配信サービスによる配信日
:2024年7月29日(月)を予定
トラックドライバーの応援歌「Connect」の歌詞全文
歌手:なにか。 作詞:K-EXP、なにか。 作曲:apra
子供の頃 お父さんの仕事について行って見た朝日
あれからかな? トラックドライバーに憧れたのは
周りからは「わざわざ大学出たのにもったいない」って言われたけど ようやくなれた憧れの仕事
でも現実は 上から目線 イヤミな態度
時間指定しても待たされて 1分遅刻でまた文句 もううんざり
ずっと忘れないで あなたの為 今日も走るんだ みんなの生活を守るために きっと思い出して
大事な人に届けたいものも あるはずだよ
通学中の子供たち 無邪気に手を振る 大きなトラックに目を輝かせ 憧れていた
行く先々 どこに行っても 働いている人たち みんな頑張っている 街から街へ 輝いて見えた
止める場所がない 眠い目こすり 今日も煽られ 安全運転なのに
「誰でもできる仕事」だって見下され もううんざり
ずっと忘れないで あなたの為 今日も走るんだ みんなの生活を守るために きっと思い出して
大事な人に届けたいものも あるはずだよ
当たり前になってる 世の中に目を向けたら 少しだけ優しくなれる
みんな気づいている 「ありがとう」の言葉をくれる そんなあなたの幸せを願って
今日も走らせよう 誇りを胸に笑顔を届けよう みんなの為に
トラックドライバーを若者が憧れる職業にするために始めたSNS投稿
Instagram
や
TikTok
でトラックドライバーの日常や社内の取り組みを発信しています。
中でもInstagramに投稿した福利厚生(男性の育休取得)に関する動画は、過去最高の23.5万回再生を突破。
2023年にはSNSの投稿をきっかけに20代の未経験者7名を採用し、現在の従業員数は33名となりました。
三重県以外の東京・大阪などから移住する形で入社した社員も在籍しています。
業界では珍しい月給制の導入により一時は「トラックドライバーの育成会社だ」と揶揄されたことも
当社は未経験者のトラックドライバーでも十分な給料を得られるよう、歩合制が一般的だった運送業界で「月給制」を導入しました(2008年頃)。
当時はドライバー経験者からの反発も多く、未経験者を平等に扱う社風から「トラックドライバーの育成会社だ」と揶揄されたこともあります。
しかし、その後も「トラックドライバーを若者が憧れる職業にしたい」という想いは変わらず、未経験者の採用・育成に注力した結果、2011年に65%だった離職率は5%まで下がり(2024年6月末現在)、採用後のミスマッチも防げている状況です。
未経験者を一から育成するには労力がかかりますが「出発前点検の実施」「ブレーキ忘れ事故を防ぐ“輪止め”の徹底」など、ドライバーとして遵守すべき「当たり前」を素直に受け入れてもらえるため、ドライバー経験に左右されない未経験者こそが、世間のイメージを変えてくれると考えています。
今回の取り組みをきっかけに、運送業界に携わる私たちが「トラックドライバー」という職業に誇りを持ち、労働環境が整った会社でやりがいを感じながら働く姿を見せられると考えております。
トラックドライバーが憧れの職業となるよう、今後も社会や地元地域に貢献して参ります。