名古屋地域からスタートアップ支援事業を展開する「株式会社UNERI」(本社:愛知県名古屋市 代表取締役CEO:河合将樹)は、名古屋市が運営するスタートアップ支援コミュニティ「STASUPPO|スタサポ(以下、スタサポと表記)」の事務局として、企画・運営を担当しています。この度、スタサポの第2回イベントとして、『「インパクト投資」を日本に持ち込んだ2人が語る。”インパクト”上陸から10年、スタートアップはどこに向かうのか〜『J-Statrup Impact』や『インパクト投資』が地域にもたらすもの〜』を開催します。
本イベントでは、日本におけるインパクト投資業界の先駆者である、社会変革推進財団(以下SIIF)常務理事 工藤七子氏とImpact Frontiers ディレクター 須藤奈応氏をゲストに招き、インパクト投資業界やインパクトスタートアップの未来について共有していただきます。両氏の視点から、インパクト投資の歴史、現状、そして「J-Startup Impact」や「インパクトIPO」といった新しい取り組みが生み出す社会の未来像について語っていただきます。
【開催背景】
近年、財務的リターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的及び環境的インパクトの創出を意図する投資行動「インパクト投資」が世界的に注目を集めています。日本においては2013年を皮切りに発展を遂げてきました。
特筆すべきは、インパクト投資が政府の重要政策として位置付けられていることです。内閣府の「経済財政運営と改革の基本方針2023」(骨太の方針)や「骨太の方針2024原案」において「インパクト投資の促進」や「インパクトスタートアップの支援」が言及されました。経済産業省では2023年度にインパクトスタートアップの認証制度「J-Startup Impact」の新設、中小企業庁では2024年度にローカルゼブラ企業の実証実験、金融庁では2024年度にインパクトコンソーシアムの開始等、省庁横断でインパクト投資及びインパクトスタートアップ関連の政策が複数展開されています。
2023年度の日本のインパクト投資残高は11兆5,414億円で昨年比197%拡大しており、日進月歩で様々な金融プレイヤー(上場株式・非上場株式・融資・債権等)が新規参入しており、スタートアップの資金調達においてもインパクト投資の存在感が年々増しています。
特に今後注目すべきは、地域発の実践事例創出です。名古屋を中心とした東海地域は、研究開発型スタートアップ、非上場の大企業、日本を代表する製造業、豊富な農林水産資源等が集積することが特徴であり、当地域のインパクト志向化が日本経済に与える潜在的影響力の高さは計り知れません。
本イベントは、こうした背景を踏まえ、日本におけるインパクト投資の第一人者である工藤七子氏と須藤奈応氏をお招きし、スタートアップエコシステムの関係者と議論いたします。インパクト投資の歴史的背景から最新動向、政策的な位置づけ、そして地域展開に期待する展望まで幅広く議論します。
【イベント概要】
▼詳細
日時 :2024年8月21日(水)19:30-21:00
場所 :ナゴヤイノベーターズガレージ(中区栄3-18-1 ナディアパーク4F)
参加費 :無料
定員 :100名(想定:会場参加50名・オンライン参加50名)
※席数に限りがありますので、参加をご希望の方はお早めにお申し込みください。
参加対象 :
・起業家及び起業予定の方
・CxO
・資金提供者(VC、CVC、地域金融機関等)
・大企業及び中小企業の新規事業担当者
・行政官
・コミュニティマネージャー
・その他、スタートアップエコシステム関係者
参加申込 :専用Webサイト(Peatix)からお申し込みください。
URL:
https://stasuppo0821.peatix.com
▼タイムスケジュール
19:15-19:30 開場
19:30-19:40 オープニング
19:40-20:25 トークセッション「インパクト上陸から10年の歴史と最前線」
(工藤氏・須藤氏)
・そもそも、インパクト投資とは
・日本におけるインパクト投資の歴史
・「J-Statrup Impact」設立の狙いは
・今のインパクト投資市場をどう見ているか
・インパクト投資×名古屋(地域)に期待するものは
20:25-20:55 名古屋地域発インパクト志向スタートアップとのダイアログセッション
20:55-21:00 クロージング・次回イベント告知・写真撮影
▼ゲストスピーカー
工藤 七子 氏
一般財団法人SIIF 常務理事
大学卒業後、三井物産を経て米クラーク大学大学院国際開発学部の修士号を取得。大学院在学中、インパクト投資ファンドのパキスタン事務所でのインターンに参加。帰国した 2011 年より、日本財団へ入所し、日本ベンチャーフィランソロピー基金、ソーシャルインパクトボンド事業、GSG国内諮問委員会など様々なプロジェクトに携わりました。2017年4月に日本財団からスピンアウトする形で当財団を設立し常務理事に就任。インパクト投資全般の企画・推進をリードしてきました。
須藤 奈応 氏
Impact Frontiers ディレクター
慶應義塾大学法学部卒業後、2005年より東京証券取引所(現・日本取引所グループ)にて、経営企画、新規事業開発や上場管理に従事。ペンシルベニア大学ウォートン校へMBA留学中に社会的インパク ト投資を専門とする機関でインターンをし、 ソーシャルファイナンスの世界に関心を持つ。アメリカのインパクト投資の業界団体Impact Frontiersにて機関投資家向けの研修開発や各種環境整備プロジェクトを担当。並行して、日本におけるインパクト投資促進のためにGSG国内諮問委員会などの活動で30以上の機関投資家とのワーキンググループのファシリテーターを務めている。著書に『インパクト投資入門』(日本経済新聞社)がある。
STASUPPO (スタサポ) の概要
東海4県(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)のスタートアップが、事業プランの相談や事業拡大に向けた資金調達の相談等に活用できる登録制コミュニティです。
コミュニティサイトに登録したスタートアップは、ベンチャーキャピタルや士業などのスタートアップ支援機関に相談することが可能です。また、グローバル展開に強みを持つベンチャーキャピタル、インパクト投資家、IPO経験者など、名古屋地域内外の様々な専門性を持つメンターが登録しています。当地域の起業家は、本サービスを通して必要とする知見を持つ専門家からメンタリングを受けることが可能です。また、本コミュニティに登録したスタートアップ同士の交流要素を含む壁打ちイベントを定期開催するほか、スタートアップ支援情報の発信も行います。
▼webサイト
【運営情報】
▼主催
名古屋市経済局 スタートアップ支援課
TEL : 052-972-3046 / FAX : 052-972-4135
名古屋スタートアップ推進ポータルサイト
▼運営事務局
・「STASUPPO(スタサポ)」運営事務局:株式会社UNERI
【本リリースに関するお問い合わせ先】
「STASUPPO(スタサポ)」運営事務局:株式会社UNERI
メール :stasuppo@uneri.co.jp
【株式会社UNERIのプレスリリース⼀覧】
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/62589