今回は「初めて取得した不動産投資物件」「不動産投資を始めたきっかけ」「不動産投資の悩みを誰に相談するか」など、他の不動産投資家がどうだったのか、気になる調査結果を発表します。
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【調査概要】
〇調査対象-「不動産投資を行っている」と回答した不動産投資家
〇有効回答数-266名
〇調査主体-
株式会社ドリームプランニング
〇調査方法-インターネットによるアンケート調査
〇調査期間-2024年6月3日~6月6日
初めての不動産投資、物件選びは何にした?
【設問】不動産投資で初めて取得した物件は?(単一回答)
初めて不動産投資を行う方が選んだ投資用物件は、1位が「1棟アパート」2位「戸建賃貸」3位「ワンルーム区分マンション」という結果となりました。
1位は「1棟アパート」
初めての不動産投資で一番人気だった棟アパート。収益性の向上とリスク分散、そして手頃な投資スケール感が理由です。
コメントを見ると親から相続したり、リスク対策に共同出資で始めたりした方が多くいました。
【1棟アパート・コメント】
「当初は親が不動産投資という形でアパート経営を行っていましたが、2020年に他界した際に私が相続しました。現在は私の名義になっており、そのままアパート経営を引き継ぎました。既にアパート購入時のローンは完済しているため、毎月黒字経営でまとまった金額の家賃を副収入で得ています。(30代後半・女性)」
「相続した時は出費が多く笑えた(60代後半・男性)」
2位「戸建賃貸」
1棟アパートに続き、2位は戸建賃貸が選ばれました。
戸建賃貸は比較的少額で高利回りが狙いやすいことや、融通が利くことから入居対象者の広さと定着性の高さ≒賃料収益の安定性が魅力です。
【戸建賃貸・コメント】
「相続した一軒家をリホームして賃貸で貸しています。(40代前半・男性)」
「自宅の隣の中古住宅が売りに出たので購入し賃貸にしている(60代前半・男性)」
3位「ワンルーム区分マンション」
ワンルーム区分マンションは新築だとローン審査が通りやすいこと、またフルローンを組みやすいため元手ゼロの状態から始められる点などが人気を呼んでいます。
【ワンルーム区分マンション・コメント】
「会社の同僚から勧められ、当社関連会社のマンションに投資しました。(40代後半・男性)」
「リーマンショックの直後にかなり安く購入したので、数年後は購入価格より値上がりしたため売却して利益を確定しました。(50代後半・女性)」
「親が老後に住む予定だったマンション(40代前半・男性)」
「親から相続して自分名義でマンション管理しています。(60代前半)」
1棟アパート投資を始めたきっかけは?
1棟アパート投資をしている方を対象にアンケート調査を進めたところ、不動産投資を始めたきっかけは「不動産経営への興味」と「副収入」がトップタイでした。
6位以下は「税金対策」「資産運用のリスク分散」「自己住居の確保」「地域社会に貢献」「インフレ対策」「不動産会社等で勧められた」等の回答がありました。
【コメント】
「突然の相続でゴタゴタした(相続対策として始めた方)」
「土地を相続したから(税金対策として始めた方)」
1位タイの「副収入」と「不動産投資への興味」
1棟アパート投資を始めるきっかけとして、最も多かったのは「副収入」と「不動産投資への興味」でした。
投資なので収入は当然として、1棟アパートには不動産投資の醍醐味が凝縮されており、それが不動産経営に興味を持った投資家を惹きつけるのでしょう。
ほか「相続」や「勧められた」など受動的な理由も
1棟アパート投資を始めるきっかけは積極的なものだけでなく、物件を相続したり譲渡されたり、あるいは勧められて始めたりなど受動的な理由から始める方も少なくありません。
【コメント】
「親の遺産でしたので売却しても良いと思いましたが、毎月黒字収入になっていたので副収入を得られると確信しました。その結果、現在も投資の一環として運営しています。(30代後半・女性)」
「祖父の代からやっている事業を引き継いだ(40代後半・男性)」
1棟アパート投資の悩みを、誰かに相談する?
1棟アパートを経営していると、往々にして悩みは尽きません。そんな時は誰に相談するか調査したところ、最も多いのがやはり「家族」でした。
続く「誰にも相談しない」という回答は気になりますが、下手に無責任なアドバイスを受けるくらいなら、すべて自己責任で腹をくくった方がいいケースもあるでしょう。
3位の「不動産会社」はプロだから解ります。4位の「親族」はほどよい距離感が話しやすいのかも知れません。
パートナーの存在感
意外なのは「パートナー」の順位。今回の調査結果では、金融機関の担当者くらいにしか信用されていないことになります。
既婚者であれば真っ先に相談すべきと思うのですが、夫婦のことは分からないものです。
もちろん中には「身近な夫に悩みを相談しており、一緒に問題解決の良きアイデアを考えてくれています。」というコメントもあり、共に支え合って生きる姿が目に浮かびます。
多様化する相談相手
この他にも税理士や知人友人、行政書士や弁護士、司法書士といった伝統的な相談相手が名を連ねていました。
また投資仲間や不動産投資コンサルタント、ファイナンシャルプランナーなどの回答には不動産投資の普及を感じられます。
まとめ
今回は不動産投資家266名を対象としたアンケート調査結果を発表してきました。
初めての物件に1棟アパートが選ばれる理由や不動産投資を始めたきっかけ、悩みの相談先など、皆様のご参考になったでしょうか。
今後も不動産に関する様々な視点からアンケート調査を実施し、調査結果を報告してまいりますので、不動産投資に挑戦する皆様の一助になれば幸いです。