AIソリューションを提供する株式会社MiDATA(本社:東京都中央区、代表取締役社長 後藤 司、以下「MiDATA」)は、2024年6月21日(金)に慶應義塾大学理工学部数理科学科において開催された談話会にて、「ビジネスの現場で数理科学する方法について」を講演したことをお知らせいたします。また、7月16日(火)には、数理科学科の2年生向けの講義「数理科学基礎第1同演習」に登壇いたします。
■マッチングアプリなどの実例を交えて「ビジネスの現場で数理科学する方法」を講演
昨年から慶應義塾大学理工学部数理科学科の数理キャリア講演会に登壇するなど、慶應義塾大学と連携してまいりました。
本講演ではデータに数理統計、機械学習、数理最適化といった数理科学的手法をかけ合わせることで、ビジネスの課題をどのように解決するか、具体的な事例を通じて紹介しました。
具体的な事例として、「機械学習」を活用した営業効率改善や、「線形計画法」や「安定マッチング理論」といった最適化の理論をベースとした双方向レコメンデーションの仕組み作りを挙げました。双方向レコメンデーションとは、推薦対象の両側(例:求人企業と求職者の双方)の選好を考慮に入れてアイテムを薦める推薦システムであり、マッチングアプリや求人求職者のマッチングといったツーサイドプラットホームにおいて、効率的にマッチングを生み出す方法として注目されています。双方向レコメンデーションはリンクバルが提供するマッチングアプリ「CoupLink(カップリンク)」においても応用事例があり、導入前と比較し古典的な推薦手法をベンチマークに最大で380%以上マッチ数が増加しています。
今後は、7月16日(火)に数理科学科の2年生向けの講義「数理科学基礎第1同演習」に登壇し、数理科学の社会実装についての導入的な解説を行う予定です。引き続きMiDATAは、ビジネスの現場での数理科学活用において、大学等での教育的貢献を含む産学連携に取り組んでまいります。
CoupLink での導入について:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000670.000004786.html
<登壇者プロフィール>
株式会社MiDATA シニアAIエンジニア
大川 幸男
2011年に慶應義塾大学理工学部数理科学科を卒業。2016年に東京大学大学院数理科学研究科博士課程を修了し、2017年よりAI専業コンサル会社でデータサイエンティストのキャリアをスタート。2021年より株式会社リンクバルでシニアAIエンジニアとして、同社における種々のAI開発を担当。2023年より、株式会社MiDATA(リンクバルグループ会社)シニアマネージャー・シニアAIエンジニア。
■慶應義塾大学理工学部数理科学科について
現在では国立大学を始めとするさまざまな大学に数理科学科が置かれていますが、日本でこの名称の学科を設置したのは慶應義塾大学が初めてです。数理科学とは、いわゆる純粋数学から数学を応用した学問領域までの幅広い学問を指します。慶應義塾大学では、微分方程式論、幾何学、確率・エルゴード理論、整数論、離散数学、計算数学、統計科学などの研究分野を用意しています。
また、数理科学科では2025年度AO入試より、学問分野への興味の強さを重視した募集を開始します。詳細は下記URLをご覧ください。
■株式会社MiDATAについて
MiDATA社は、主にtoC企業を対象としたAIソリューションを提供してまいります。マッチングサービスやオンラインコミュニケーション分野を中心に、AIマッチングエンジン、画像解析、予測分析、推薦システムなどの最先端技術を活用したソリューションの提供がメインとなります。これらのソリューションを通じて、企業はユーザーエクスペリエンスの向上やサービス品質の最適化を実現し、事業の競争力を高めることが可能となります。さらにMiDATA社は、これらのtoC企業に特化したソリューションをベースに、他業界や業種にも適応可能なAIソリューションを開発・提供していくことで、幅広い顧客ニーズに応えていくことを目指しております。
株式会社MiDATA Web サイト URL:
https://midata.co.jp/
< 企業概要 >
社名:株式会社MiDATA
所在地 :東京都中央区明石町7-14 築地リバーフロント6F
設立 :2023年5月
代表者 :代表取締役社長 後藤 司
資本金 :30,000千円
株主 :株式会社リンクバル(100% 出資)
(東京証券取引所グロース(証券コード 6046))
事業内容 :各種 AI 開発事業および AI コンサルティング事業の展開