2024年7月8日(現地時間)、ウクライナ各地でロシア軍による大規模攻撃がありました。首都キーウでは中心部に位置する小児科専門の病院にミサイルが直撃し、子どもを含む大きな被害が出ています。この攻撃により、全国で150人以上が負傷し、子ども3人を含む41人が死亡、50棟を超える建物が被害を受けました。
写真:病院の外に避難した人びと
爆撃を受けた小児病院から4kmの距離にあるピースウィンズのウクライナ事務所では、即座に緊急支援の準備を開始。スタッフを小児病院に派遣し、ニーズ調査および緊急物資支援を開始しています。
写真:被害を受けた子ども
小児病院は建物の一部が崩落したため、患者は他の病院への転院を余儀なくされています。移送された患者は、1歳9ヶ月から17歳までで多くは子どもです。
受け入れ先の病院では、子ども用の衛生用品、おむつ、粉ミルクなどが不足していました。また、ウェットティッシュや防水シートなどの衛生用品のニーズが高かったため、2024年7月9日、スタッフが必要な物資を届けました。
小児病院から移ってきた医師からは、小児がん患者が接種できる食品の希望があった他、ベッドや消耗品などのニーズも確認しています。今後もニーズ調査を続け、内容を精査した上で足りない物資を支援していきます。
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設立年月:1996年2月
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