マーケティングリサーチ会社の株式会社アスマーク(東京都渋谷区東、代表取締役:町田正一)は、1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)20~69歳男女に「セルフレジのお困りごとに関するアンケート調査」を実施し、その結果を7月8日に公開しました。
※調査日は2024年5月31日(金)~6月2日(日)です。
調査結果
セルフレジが普及し、いろんな業界で見るようになり、より身近な存在になってきました。そういった中で、数年前と比べセルフレジに対してイメージが変わってきた方、操作に慣れた方、新たな不満を感じている方など、様々傾向が変わってきたのではないかと思います。
また、日常的にレジまたはセルフレジを利用するなかで、時間帯や店舗、地域、業界によって「レジで待つ」という経験をされた方もいるかと思います。この「待つ」という状況において、「イライラする」方はいるのか、そして、その待てる人、待てない人、イライラしない人によって、セルフレジのお困りごとや印象は異なるのか調査をしました。
本件では、セルフレジをご自身で利用したことがある方に、お困りごとや印象などを聴取しました。性別や年代のほかに「会計待ちでイライラする時間別」でも分析しております。
トピックス
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年代が上がるにつれ待てる人の割合が多くなる傾向にあり、60代は55%が「待てる人」
セルフレジを利用したことがある業界TOP3は、1位スーパーマーケット、2位100円ショップ、3位コンビニエンスストア
セルフレジで困ったことがない人は約65%
スーパーマーケットのお困りごとTOP3は、1位「操作方法がわからなかった」、2位「バーコードが読み取りづらかった」、3位「値引き商品はセルフレジで対応することができなかった」となった
ピックアップ
■レジで待てる時間
Q1.あなたは、どのくらいレジで待たされるとイライラしますか。(1つ選択)
性別で分析すると、男性は「1分~2分未満(約20%)」の割合が一番多く、女性は「3分~5分未満(約26%)」が一番多く、女性の方が「待てる」傾向があった。そして、「30秒未満」を待てない人、「30秒~3分未満」を少し待てる人、「3分~10分以上」を待てる人、そして「イライラしない人」と、グループ分けすると、「待てる人」と「イライラしない人」の合計割合が男性では約50%、女性は約66%となり、こちらも女性の方が「待てる」傾向があった。
続いて、年代別で見てみると、「待てる人」の割合が、どの年代でも多く、さらに年代が上がるにつれ多い傾向にあった。また、20代は「イライラしない人」の割合が約18%と、他の年代と比べ突出しており、他の年代と1.5~2倍ほど多い割合となった。
■セルフレジを利用したことがある業界
Q2.ここからは「セルフレジ」についてお伺いします。あなたがセルフレジを利用したことがある業界をお知らせください。(複数選択可)
セルフレジを利用したことがある業界は、1位がスーパーマーケット(約90%)、2位が100円ショップ(約58%)、3位がコンビニエンスストア(約58%)となった。また、薬局・ドラックストアでは15%、ディスカウントストアでは約9%となった。
さらに、年代で見てみると、コンビニエンスストアで差が出た。20代が約74%、30代が約63%、40代が約66%、50代が50%、60代が35%と、年代によって割合が異なった。
■セルフレジで困ったことがある業界
Q3.あなたがセルフレジで困ったことがある業界をお知らせください。(複数選択可)
約65%の方が「困ったことがない」と回答した。一方で、困ったことがある業界のTOP3は、1位がスーパーマーケット(約25%)、2位がコンビニエンスストア(約11%)、3位が100円ショップ(約6%)と続き、スーパーマーケットが頭一つ飛び抜ける結果となった。
また、性年代別で分析をすると、スーパーマーケットやコンビニエンスストアでは性年代ごとにバラつきは多少あるが、極端な開きはなかった。一方で、100円ショップでは女性60代が約16%と、平均約6%という側面から鑑みると高い回答率となった。
続いて「待てない人~イライラいない人」のグループで分析をすると、「困ったことがない」という回答率が、「待てない人」で約40%、「イライラしない人」で80%という結果となった。
■スーパーマーケットにおける、セルフレジのお困りごと
Q4.スーパーマーケットにおける、セルフレジのお困りごとの種類をお知らせください。また、一番のお困りごとについてもお知らせください。
Q4-1.お困りごと(複数選択可)
Q4-2.一番のお困りごと(1つ選択)
スーパーマーケットのお困りごとTOP3は、1位「操作方法がわからなかった(約50%)、2位「バーコードが読み取りづらかった(約47%)」、3位「値引き商品はセルフレジで対応することができなかった(約27%)」となった。
1位「操作方法がわからなかった」では、年代で差があり、特に50代が約69%と、他の年代が約40~50%に対し、多かった。次の2位「バーコードが読み取りづらかった」に関して1位と似ており、50代が約56%と他の年代が約40~50%なのと比べると多かったが、一方で60代は約40%と低かった。そして3位「値引き商品はセルフレジで対応することができなかった」では、性別に差が出た。男性は約20%、女性は34%となり、女性の方が困った割合が多い傾向にあった。
TOP3とは異なる視点として、年代別で「その他」と回答いただいた割合を見てみると、他の年代が約7~15%なのに対し60代が約28%と突出して多かった。
■セルフレジの有益性(役に立っているか)
Q10.あなたはセルフレジの有益性(役に立っているか)について、ポジティブ・ネガティブ、どちらの印象をもっていますか。(1つ選択)
セルフレジの有益性(役に立っているか)について、ポジティブ(「ポジティブな印象」+「ややポジティブな印象」の合計)と答えた割合が72%と高かった。
そして、年代別で見ると20代の約87%がポジティブと回答しており、50代が約64%と一番低く、「ポジティブな印象」と答えた割合も約28%と一番低い割合となった。
さらに細かく、性別×年代で見ると、男性20代の約93%がポジティブと回答しており、役に立っている傾向があった。女性20代も約81%がポジティブと回答しており、女性の年代の中で一番高いが、同年代では約11%の差が出た。
また、「ポジティブな印象」にフォーカスすると、女性50代が約19%、女性60代が約26%と低かった。
これらのことから、有益性としてポジティブに感じている方が大多数だが、20代が特にポジティブに捉えているという点と、性別では大きな違いはないが、性別×年代では女性の高齢者が「ポジティブ」と言い切るのは難しいという点の傾向があった。
調査概要
調査名 |
セルフレジのお困りごとに関するアンケート調査 |
対象者条件 |
【性別】男女 |
調査項目 |
【スクリーニング】 【本調査】 |
サンプルサイズ |
750サンプル |
割付 |
性年代で均等回収 |
調査期間 |
2024年5月31日(金)~6月2日(日) |
調査方法 |
Webアンケート |
調査機関 |
株式会社アスマーク |
株式会社アスマーク
代表取締役:町田 正一
所在地 :〒150-0011 東京都渋谷区東1-32-12 渋谷プロパティータワー4F
電話番号 :03-5468-5101
FAX番号 :03-5468-5102
設立 :2001年12月21日
資本金 :139百万円(2023年12月31日現在)
加盟団体 :一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会
取得認証 :プライバシーマーク(登録番号:12390094)
マーケットリサーチ製品認証規格(ISO 20252)