江戸時代からの風物詩、街なかでの豆富販売、リヤカーを引きながらの豆富移動販売。
この光景を、現代のライフスタイルに合わせて新たな形で蘇らせます。
近年、スーパーマーケットの価格競争によって豆富は大量生産品となり、さっぱりとした味わいの豆富が多くなっています。
私たちはその慣習に少し変化を加え、大豆の風味をしっかり感じられる本当の良質な豆富『Soi』を日常の食卓に届けるべくプロジェクトを立ち上げました。
『Soi』とは
『Soi』は、数々の名古屋の高級ホテルや料亭でも愛されてきた名古屋豆富かわぐちが、一般の食卓でも楽しんでいただけるようにつくった、毎日の健康づくりに寄り添う豆富です。
国産大豆の中でも高タンパクな愛知県産フクユタカのみを使用して丁寧に製造しており、どなたでも安心してお召し上がりいただけます。
いまや日本国内でも数少ない大型大豆絞り機により多量の大豆を凝縮するこだわりの製法で、職人がその日の豆の状態や環境に合わせて少量生産で丁寧につくっています。100グラムあたり6.5 グラムと良質な植物性タンパク質を多く含む豆富で、口に入れると濃厚な大豆の風味が口の中に広がります。
食卓により近い場所に
このプロジェクトの核となるのは、街の中心地ではなく、住宅地に設置される豆富専用の自動販売機です。
自動販売機が住宅の近くにあることで、毎日の生活の中で手軽に本当に美味しい豆富を手に入れることができます。
伝統と現代が融合したこの新しい取り組みを通じて、近年価値が低く見られてきた豆富を、現代の健康的なライフスタイルに寄り添う食べ物として、現代の日常に再び根付かせることを目指しています。
まず、第一弾目として、名古屋市南区笠寺に、『Soi』を購入できる自動販売機を稼働させます。また、隣接するイベントスペースは今後レンタルキッチンとしてもオープン予定です。
Soi
住所 :〒457-0027 愛知県名古屋市南区弥生町164 サウスコーナー
Instagram :
https://www.instagram.com/soi.tofu
プロジェクトチーム
オーナー: 株式会社河口商店 + 株式会社睦工房
デザイン・店舗設計 : 白井健太郎
プロジェクトデザイン: ライムデザイン 篠元貴之
写 真:森田真悠
映 像:梅本真次