新国立劇場では2024年4月より、オープンスペースにおいて初台アート・ロフト衣裳展『針と糸で繋ぐ未来への扉』展を開催しております。この度、7月21日(日)、31日(水)に、本展示を手がけたクリエイティブチームによるワークショップを開催します。今回の展示では色鮮やかな花や蔦のモチーフが空間を飾っており、各コーナーにエッジを効かせています。約2000枚の花びらと約1500枚の蔦の葉は、ストレッチ布地に刺繍を施し、針と糸の手仕事により仕上げたものです。
◆ワークショップの概要
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開催日時:7月21日(日)、31日(水) 両日ともに、13:30~16:30(約3時間)
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場所:5階情報センター(閲覧室)/オープンスペース
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講師:「新国立劇場 初台アート・ロフト」 クリエイティブ チーム
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参加費:2,500円(税込み/材料キット代含む/当日現金)※小学生以下の児童2名まで同伴無料
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募集:各日12名(先着順)
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ご参加について:針と糸、ハサミが使えること(児童の参加は、保護者の方の監督下でお願い申し上げます)
◆お申し込み
以下のお申し込み専用フォームよりお申し込みいただけます。
(定員になり次第、募集を終了いたします。)
◆初台アート・ロフト『針と糸で繋ぐ未来への扉』展概要
時空を超えた人生の旅を構想する屋根裏部屋「初台アート・ロフト」。アート作品である舞台衣裳に光を当て、新たな物語を創造します。2019年にスタートした「初台アート・ロフト」は、「ファンタジー展」「パラード展」「生命の木展」「神話への旅展」「想像力と技-素材と型-展」「時空をこえて展」「奇想空間展」など様々な切り口から舞台衣裳の展示を実施してきました。今回は、
『針と糸で繋ぐ未来への扉』
と題し、舞台衣裳と空間デザインから広がる世界=宇宙の表現を試みています。
宇宙の「宇」は大地四方、空間の広がりを、「宙」は古往今来、時間の広がりを表します。舞台作品の魅力のひとつは、舞台と客席がそれぞれ自由に空間と時間の広がりを持てることであり、その中で衣裳は重要な役割を果たしています。今回の展示では、オペラ『
ローエングリン
』(1997年初演/2012年初演)、『
魔笛
』(1998年初演) 、『
ナクソス島のアリアドネ
』(2002年初演)、『
ホフマン物語
』(2003年初演)、『
エレクトラ
』(2004年初演)、『
イドメネオ
』(2006年初演)、こどものためのオペラ劇場『
ジークフリートの冒険
』(2004年初演)から、未来感のある、とりわけ人の手がかかった素材や細工技術に特徴がある衣裳の数々をご覧いただけます。
今回の展示では、ストレッチ生地で縫製された花と蔦による装飾が各コーナーにエッジを効かせております。すべて手で制作された約2,000枚の花びらと約1,500枚の蔦の葉。それら装飾モチーフ、衣裳、小道具、植栽が有機的に融合調和し、一つの芸術的空間を創り出しています。会場であるオープンスペースは自然光が差し込み、その時々に様々な表情が楽しめる建築空間です。「初台アート・ロフト」展示の魅力は、この建築空間と展示作品が創り出す世界=宇宙と言えます。また、実際の衣裳やオブジェと併せて、今回も約200枚以上の展示作品の写真をパネルにてご紹介いたします。カメラのフィルターを通して表現された世界もお楽しみください。
キュレーション:桜井久美(アトリエヒノデ)
インスタレーション:渡邊健斗/青木美穂
写真撮影:田中亜紀
マネキン製作:株式会社七彩
小道具:新国立劇場 技術総括課
制作:新国立劇場 情報センター
新国立劇場
新国立劇場は、オペラ、バレエ、ダンス、演劇という現代舞台芸術のためのわが国唯一の国立劇場として、1997 年秋に開場しました。オペラパレス、中劇場、小劇場の特色ある3つの劇場を有し、年間約250ステージの主催公演を実施しています。
オペラ部門は2018年9月に世界的指揮者の大野和士が芸術監督に就任し、世界の主要歌劇場と比肩する水準のオペラ公演を年間およそ10本上演すると共に、高校生のためのオペラ鑑賞教室の実施等を行っています。
次代を担うアーティスト育成も新国立劇場の事業の大きな柱の一つであり、オペラ、バレエ、演劇の3つ研修所を擁し、充実した研修を実施しています。
所在地:東京都渋谷区本町1-1-1
https://www.nntt.jac.go.jp/