老舗茶舗ならではの「お茶」をテーマにしたアートスペース
寛政2年(1790年)、山城国上狛(現・京都府木津川市山城町)にて、福井伊右衛門が茶商として創業した福寿園。以来、宇治茶の伝統を守り続けてきた弊社、株式会社福寿園が、2024年4月26日にギャラリー「アートスペース福寿園」をオープンいたしました。
当ギャラリーでは、茶の味わいはもとより、その歴史と文化を現代の視点から見つめ直すとともに、それらをさまざまな角度で後世に伝えることを目的とし、伝統工芸から現代美術まで、表現のスタイルを問わず展覧会を開催してまいります。
盛況のうちに幕を閉じた、当ギャラリーの柿落としとなる企画展、アーティスト戸田沙也加氏の『茶花礼賛』に続く、第二回目となる本展は木工芸職人/アーティスト、中川周士氏による『茶の杜に惑ふ – 個細胞が見る夢 -』を開催いたします。
中川周士 個展『茶の杜に惑ふ – 個細胞が見る夢 -』
現在、京都と滋賀に工房を構える中川周士氏は、重要無形文化財保持者である父・中川清司氏に師事。木桶の制作技法など、伝統的な木工技術を継承し、風呂桶や酒器を始め、白木の美しさを際立たせ、現代のライフスタイルにも溶け込むフォルムの工芸品を制作し続けています。コラボレーション製品も多数手掛け、ロンドンのV&Aミュージアムやパリの装飾美術館にも作品が所蔵されています。
同時に、そのクラフトマンシップに加え、美大で育んだ感性を活かし、木工芸のフィールドにとどまらず、コンテンポラリーアートの世界でも精力的に活動。これまでに多くの作品を制作し、パリやニューヨークでも個展を開催するなど、国内外を問わず発表し続け、好評を博しています。
本展『茶の杜に惑ふ – 個細胞が見る夢 -』では、茶畑からお茶が生産されるプロセスの中で、規格外となった茶葉や枝を素材として使用したインスタレーション作品で空間を構成いたします。
伝統の木工技術を起点としながら、領域に捉われず想像を拡げ、可能性を追求する作家・中川周士の新たな挑戦と問いかけをぜひご高覧ください。
会期:2024年7月12日(金) ~ 9月1日(日)
会場:アートスペース福寿園(Art Space FUKUJUEN)
■住所:京都市下京区四条通富小路角 福寿園京都館(京都本店) 7階
■TEL:050-3177-3920
■営業日時:木曜日~日曜日 11:00~17:30
※祇園祭期間の7月15日(月)・16日(火)・17日(水)・24日(水)は営業します。
※7月18日(木)、25日(木)は全館休館になります。
■入場料:無料
■HP:
https://artspace.fukujuen.com/
■Instagram:
https://www.instagram.com/artspace_fukujuen/
【会社概要】
株式会社福寿園は、寛政二年(1790年)の創業以来、茶一筋に歩み続けている京都の老舗茶舗です。代々が築いた茶づくりの伝統の技を生かしながら、常に新しい技術を取り入れ、これからの時代のティーライフをご提案してまいります。
会社名 : 株式会社 福寿園
所在地 : 京都府木津川市山城町上狛東作り道11
代表者 : 取締役社長 福井 正興
創業 :寛政2年(1790年)
事業内容: 日本茶の製造・販売
URL :
https://www.fukujuen.com