”Jiyugaoka ART Community”は7月27日(土) – 8月2日(金) キムソンヘ氏の作品のチャリティーオークションを行います。
今年5月に開催された「スイーツフェスタ2024」にてコラボしたシャンデリア・アーティスト、キムソンへ氏と街の人から使わなくなったおもちゃを回収し、それを使って自由が丘をテーマに5つの作品を制作。
作品はスイーツフェスタのイベントにて、街の店舗にご協力いただき街中に展示していました。
チャリティーオークション期間中は自由が丘にて作品の展示を行なっています。
入札金額の一部は令和6年能登半島地震の支援金として寄付します。
また、入札の最低価格は各作品50,000円〜。最低価格で入札ができた場合は、キムソンへ氏の作品平均価格からしてもかなり嬉しい金額と言えます。ぜひこの機会をお見逃しなく。
ーJiyugaoka ART Communityとは?
昭和初期の自由が丘はかつて文化村と呼ばれ、多くの芸術家が住む街でした。今はコロナ禍があけ、ニューノーマル時代に突入し、 “再開発” というネクストステージに向かおうとしています。
人・食・ファッション・音楽・アートさまざまな要素が混じり合い、進化し続ける自由が丘の新しいカルチャーを生み出す第一歩として考えています。
Jiyugaoka ART Communityは自由が丘が未来を担う子どもたちの感性を育む街として、日常的に街の文化に触れ子どもたちの知識や感性を育める環境・場所である必要があると考え自由が丘商店街振興組合に発足されました。
PROFILE
キムソンへ「KIM SONGHE」
1982年に在日朝鮮人三世として東京に生まれる。18歳まで朝鮮学校に通い、その後、織田ファッション専門学校に進学。卒業後に作家活動を始め、2005年にセレクトショップ「LOVELESS」で展示したシャンデリア作品が注目を集めたのを契機に、シャンデリア・アーティストとして独立。以降、国内外の企業やブラントへの作品提供、空間ディスプレイ、プロダクトデザインを手掛けてきた。2009年には韓国・ソウルのハラガラム美術館で開かれた「U.S.B: Emerging Korean Artists in the World 2009」展や、サンフランシスコのSUPERFROG Galleryで展示を行ったほか、2016年には初となる作品集『TROPHY』を刊行。併せてラフォーレ原宿で大展覧会「トロフィー」を開催し好評を得た。ぬいぐるみやアメリカン・トイ、達磨や招き猫、熊手といったアイテムをコラージュして作られるキムソンへの作品群。「ジャンク・コラージュ」と評される手法を採用することは、キムソンへの在日朝鮮人三世という出自と無関係ではない。作品には常にマイノリティとして生きてこざるを得なかった彼女の多文化主義に対する理想が投影されている。キムソンへが作る作品は一見ごちゃごちゃなジャンクであるようでいて、その世界は奇妙なバランスで均街を保っている。
作品紹介
No.1「薔薇/Rose」
命あるものいずれは朽ちて枯れてゆく。自由が丘商店街の一つの象徴(=シンボル)である薔薇のように、その限られた命の中を情熱的に生きてきたぬいぐるみやおもちゃを生命のシンボルとし、まるで花びらを纏って生きている薔薇のような作品を制作。
その生きた光からはどこかほのかな香りがしてくるような……。時に誰かを想って届ける花束が見せてくれる
あの瞬間的な美しさと刹那的な命の在り方に、私たちの心はどれだけ動かされてきたことでしょう。
キムソンへが生み出す作品はそんな私たちの心を映し出す、光の花なのかもしれません。
No.2「自由/Freedom」
かつてこの地に好き勝手に集まってきた芸術家や文化人 たち。その彼ら彼女らに偏見を持たず寛容に受け入れた この街の歴史(姿)を思い起こさせるような作品。今年57年目を迎える「おもちゃのマミー」に集うすべての子どもたちへ、自由の大切さを継承してほしいという思いが作品に込められています。
No.3「お菓子/Sweets」
このシャンデリアは実際には食べることもできないし、菓子の容姿をしたぬいぐるみやおもちゃで作られた光ではないけれど、菓子のようにどこか甘くて優しくて、五感を用いて鑑賞するときっと喜び(希望の光)にも繋がる。食べることは身体にとって必要不可欠であると同時に、感じることも心にとって必要不可欠であるはずだ。自由が 丘スイーツフェスタのためにキムソンヘが制作した心身の中で活きる喜びのシャンデリア。
No.4「蜂(蜜)/Honey」
「丘ばちはちみつ」を生産している自由が丘商店街にとって、蜂(蜜)は大切な存在。
“honeycomb structure”(ハニカム構造)といわれる六角形の集合体でできた蜂の巣は、最小限の材料を合理的に用い強度にも優れた構造で知られています。
自然界の生物がその進化の過程で習得した自然の姿は、人間界で問題となっている環境 に 配慮した物作りを示唆してくれているかのようです 。 私たちに本当に必要なものは何なのか…?
不要になったぬいぐるみやおもちゃを用いて制作されたシャンデリアを通して、人間の姿を光として映し出していきます。
No.5「女神/Goddess」
1961年に自由が丘駅前広場に建てられた「蒼穹」(あをそら)= 通称「女神像」は、自由な女性の姿を表現した 自由が丘の像として制作されました。この「蒼穹」にちな んで1973年から始まった「女神まつり」は、約50万人が 来場する自由が丘エリア最大規模のイベントであり、自由が丘を訪れる多くの人に自由であることの素晴らしさを改めて伝えてくれます。
個々が物語を持ったぬいぐるみ とおもちゃの集合体からなるキムソンヘのシャンデリアも、個が放つ自由さ(奔放さ)がその作品の魅力を支えてい ます。本当の意味において、独立することによってのみ 得ることのできる自由を、個が放つ集合体としてのシャンデリアで表現します。
開催概要
【日時】7月27日(土) – 8月2日(金) 15:00-20:00
※7月27日(土)のみ14:00-17:30 オープニングレセプション開催
【会場】東京都目黒区自由が丘2-11-20 M dex 1F
【アクセス】東急東横線「自由が丘」駅 正面口徒歩2分
【主催】Jiyugaoka Art Community (自由が丘商店街振興組合)
【協力】有限会社 増田商事 / KIM SONGHE / Yosuke Fujiki Van Gogh Co., Ltd.
【問い合わせ】art.jiyugaoka@gmail.com
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/jiyugaoka__art_community/
<オープニングレセプション>
7月27日(土)14:00-17:30
キムソンへ氏にお越しいただき、作品に込められた想いなどをお話しいただきます。
作家さんと直接お話しできる機会となりますのでぜひこの機会にご来場ください。
入札方法
会期中、会場内に設置されたBOXに用紙を投函いただく、
もしくは以下の入札フォームから以下情報をお送りいただきます。
→氏名、住所、メールアドレス、お電話番号、希望の入札価格
※8月2日に締切後、2週間以内に最高価格で入札された方のみにご連絡いたします。
【入札フォーム】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfHEo8XTBo2NpPCUh0UbwDsZeRU02tRqZbBUINKCwLR_AXSAQ/viewform