キリンホールディングス株式会社(社長 COO 南方健志、以下キリン)と、公益財団法人日本サッカー協会(会長 宮本恒靖、以下JFA)は共同で、2024年1月1日に発生した能登半島地震の復興応援プロジェクト「JFA・キリン ビッグスマイルフィールド」の第4回目を7月14日(日)に珠洲市立三崎中学校にて開催しました。当日は、サッカー日本代表 森保一監督、元サッカー日本代表 巻誠一郎さんがゲストとして登場し、老若男女で楽しめる “走らないサッカー“ウォーキングフットボールで被災地の皆さんに笑顔を届けました。
<開催背景/概要>
これまでJFAとキリンは、東日本大震災の復興応援プロジェクトとして、2011年から「JFA・キリン スマイルフィールド※1」、「JFA・キリン ビッグスマイルフィールド※2」や、2016年からは「JFA・キリン 熊本復興応援 サッカー教室※3」を実施するなど、サッカーを通じて、10万人を超える被災地の子どもたちや地域の人々へ笑顔を届けてきました。
※1 岩手/宮城/福島の小学校で6年に渡りサッカー教室を実施。693校、約10万人が参加
※2 「JFA・キリン スマイルフィールド」を子どもから大人まで、地域の皆さまが参加できるイベントへと進化。7会場約8,500人が参加
※3 熊本県内で被害が大きかった地域の小学校で、サッカー教室を4回実施
この度の能登半島地震の発生を受け、サッカーを通じた復興応援の在り方を検討しました。現地では、「今までの集まりがなくなって寂しい」「新しい環境でのコミュニティが欲しい」「体を動かせる楽しい時間が欲しい」などといった声が上がっており、これらを解決するべく、「JFA・キリン ビッグスマイルフィールド」が始動しました。今回のプロジェクトでは、走らないサッカー「ウォーキングフットボール」を通じて、性別や年齢、サッカー経験や障がいの有無に関わらず、被災地域の皆さまが一緒になって楽しむことができる機会を創出します。第1回目として5月に能登町で、第2回を6月に輪島市門前地区、第3回を輪島市輪島地区で開催しています。
今回は元サッカー日本代表の巻誠一郎氏に加え、参加者にはサプライズでサッカー日本代表の森保一監督も登場。精力的に復興支援活動を行なってきた森保監督ですが、震災後の能登半島には初めての訪問となりました。森保監督、巻さんは参加者の皆さんと一緒に「ウォーキングフットボール」に参加。今後もJFAとキリンは、必要とされる地域で「JFA・キリン ビッグスマイルフィールド」を開催し、走らないサッカーを通じたコミュニティの活性化と、多くの方が笑顔になれる機会を、被災地域に寄り添いながら順次展開していきます。
参考)
【YouTube】<JFA・キリン>「ビッグスマイルフィールドin能登町」:
【YouTube】<JFA・キリン> 「ビッグスマイルフィールドin能登町」長編Ver.:
<当日の様子>
■JFA×キリン共催「JFA・キリン ビッグスマイルフィールドin珠洲市」がスタート
当日はSAMURAI BLUE(日本代表)の森保監督がサプライズで登場!
参加者からは大きな歓声が!
「
走らないサッカー『ウォーキングフットボール』を通じて“笑顔”や“つながり”を感じる1日に」
当日は珠洲市立三崎中学校で開催。地元の小学生やご家族など地域の皆さん約80名に参加をいただきました。開会式ではJFAの宮本会長から「JFAとキリンは、復興支援の一環として被災地域の皆さんにサッカーを通じて“笑顔”を届ける活動してきました。今回の珠洲市で4回目の開催となります。年齢や性別、サッカーの経験有無などを問わず、誰でもできる『ウォーキングフットボール』を皆さんで楽しみましょう」と挨拶を行いました。その後、サプライズで森保監督が登場すると、会場からは拍手と歓声が上がり、森保監督からは「被災された皆さんにおかれましては、色々なストレスも溜まっているかと思います。『ウォーキングフットボール』をみんなで楽しむことで、今後の生活の活力にしてもらえると嬉しいです」と挨拶をいただき、イベントがスタートしました。
■各チームが思い思いのゴールパフォーマンスを披露!ウォーキングフットボールを通じてみんなが笑顔に!
最初は緊張が見られた参加者の皆様もウォーキングフットボールがスタートすると、互いに声を掛け合い、「ボールいったよ!」「ナイスパス!」「走っちゃだめだった!笑」「やったー!」など楽しみながら身体を動かすことで、徐々にチームに絆が生まれていきました。また、年齢や性別関係なく、チームみんなで意見を出し合い、思い思いのゴールパフォーマンスを考え、渾身のパフィーマンスを披露。ゴールが生まれる度にチームごとにパフォーマンスを実施し、会場にはたくさんの笑顔があふれました。そんな中、森保監督はチームメンバーと「ナイス」の掛け声とともに開催場所の“珠洲市”にかけた“Sのポーズ”(ゴールパフォーマンス)を披露。巻さんチームもハイタッチで参加者の皆さんとゴールパフォーマンスを楽しみました。
■0才〜85才まで、幅広い世代が参加「最近体を動かすことが少なかったので、とても良い機会になりました」
ウォーキングフットボールを通じて、森保監督、巻さんと参加者の皆さんが一緒にプレーし、参加者からは「みんなでボールをつないでゴールを決めることができ、とても楽しかった!」「森保監督からパスを受けてゴールを決めることができ、一生の思い出になりました!」「最近体を動かす機会が減っていたので、とても良い機会になりました」「今日できた新しい友達とまたみんなでサッカーをしたい」といったコメントをいただきました。
■閉会式では森保監督から地元の皆さんへ応援メッセージ
「皆さんと触れ合えてとても楽しかった。皆さんの笑顔を見て、こちらが元気をいただきました。」
閉会式では森保監督からサッカー日本代表が粘り強く頑張る姿を見て、皆さんも日常生活を過ごす活力にしていただけたら嬉しい。サッカーが持つ可能性を通じてこれからも被災地⽀援の活動を続けていきたい」と挨拶をいただくとともに、キリン泉からは、「年齢も性別もサッカー経験も関係なく参加できる『ウォーキングフットボール』を通じて皆さんの笑顔が⾒ることができ、こちらも元気をもらえたイベントとなりました。今後もJFAとキリンは、サッカーで皆さんに笑顔や人とつながる喜びを届けていきます。」という挨拶でイベントが締めくくりとなりました。
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森保監督・巻さんインタビュー:「参加者の皆さんと笑顔でつながることができた。今後もJFA、キリンと一緒に被災地の皆さんに笑顔を届けていきたい。」
-「JFA・キリン ビッグスマイルフィールドin珠洲市」に参加した、今の率直な感想を教えてください
(森保監督)このイベントを通して、被災地の皆さんと一緒に過ごせたこと、皆さんにお会いし、
直接励ましの言葉を伝えることができて良かったです。皆さんと一緒にゴールパフォー
マンスで笑顔を共有できたことが印象に残っています。
(巻さん) これまでの3回の開催に続き、参加者の皆さんの笑顔があふれたイベントとなり、
皆さんが楽しそうで良かった。毎回こちらが元気をもらっており、自然に笑顔が生まれる
この取り組みをこれからもJFA・キリンと一緒に行っていきたいです。
-参加者の皆様とはどのようなお話をされたか、教えてください。
(森保監督)いつも私たちサッカー日本代表の姿を見て、夢を見させていただいているという言葉を
かけてもらったことが印象に残っています。サッカーを通じて、これからも被災地の
皆さんに元気と励ましのエールを送れるように頑張ります。
(巻さん) 笑顔は連鎖するということを伝えました。今日も会場全体に笑顔が広がっていて本当に
良かったです。今後も笑顔が広がる活動を行っていきたいです。
■キリンHD マーケティング戦略部 泉 伸也 インタビュー:
サッカーを通じて「一人でも多くの被災地の方に笑顔を届けたい」との想いから、「JFA・キリン ビッグスマイルフィールド」は5月の能登町での第一回を皮切りに、第2回を輪島市門前地区、第3回を輪島市輪島地区で開催してきました。「体を動かす機会がなかったので楽しかった」「新しい友達ができて嬉しかった」などの声をいただき、今回珠洲市で第4回目の開催に至りました。「ウォーキングフットボール」を通じて、家族や周りの人とのつながりがうまれ、子どもから大人までサッカーを通じて笑顔で楽しい時間を過ごしていただけたら幸いです。今後もJFAとともに、被災者の皆さんに笑顔を届けていきます。