ブロックチェーン技術を活用し、企業のWeb3事業を支援するWeb3 Development Companyの株式会社Ginco(本社:東京都中央区、代表取締役:森川夢佑斗、以下当社)は、Elliptic(本社:ロンドン、CEO:Simone Maini、以下Elliptic社)とのパートナーシップを締結しました。
両社は、今後ステーブルコインを中心としたトークン化(*1)の取組が普及することを想定しており、「企業が安心・安全にWeb3進出を行う際にAML/CFTに関する課題がクリティカルファクターとなりうる」という共通認識のもとで、KYCおよびKYT(*2)設定の容易化に尽力してまいります。
(*1)トークン化…資産や権利をブロックチェーン上のデジタルデータとして表現すること。ボーダレス化、取引単位の小口化、二次流通の活性化、原権利者への手数料還元などのメリットが期待されている。
(*2)KYT…取引確認を意味する「Know Your Transaction」の略。取引単位のリスクを評価し不正行為を検出する行為、およびその仕組み。
◆パートナーシップの狙い
当社は、企業のWeb3事業を支援するWeb3 Development Companyとして、多数の企業のWeb3事業創出を支援してまいりました。
当社の提供するインフラサービスは、Web3サービスを迅速かつ高い費用対効果で開発するためのプラットフォームとして、Web3領域で事業創出に取り組む多くの企業にご利用いただいております。
今般、「ステーブルコイン」や「RWA」「現物償還型NFT」に代表されるように、様々な資産や権利がトークン化によって柔軟かつ流動的に取引される、Web3の新しいユースケースが次々に実用化されています。
こうしたユースケースについて、「オルタナティブ金融市場を拡大し新たなサービス体験創出に繋がる」という期待と同時に、「犯罪収益移転およびテロ資金供与に繋がるのでは」という不安や懸念を抱く企業の声をいただいてまいりました。
これらの懸念を踏まえて、企業がより安心してWeb3進出に取り組める環境整備を目的として、GincoはWeb3業界におけるAML/CFTサービスプロバイダーとの連携を強化します。
◆Elliptic社とのパートナーシップについて
Elliptic社は「暗号資産の信用基盤を構築する」というミッションのもと、金融機関や暗号資産交換業者様へブロックチェーン解析を通じた暗号資産のアドレス評価等を行うマネロン対策ソリューションを提供する、AML/CFTサービスプロバイダーです。
本パートナーシップにおいて、GincoとElliptic社はインテグレーションパートナーとして相互の製品間でのAPI連携、および相互送客・マーケティング連携を実施します。
また、両社は国内外を問わずグローバル規模での連携を深めてまいります。重点地域は日本とAPAC地域で、日本国内では今後トークン化のユースケース拡大に伴う顧客開拓を進め、そこで培った「Japan Standard」をAPAC地域に展開してまいります。
本パートナーシップの締結後、2024年下半期を目標に、両社製品間でのAPI連携を実施し、実ユースケースでの利用検証を通じて、リスク要因の検出とその軽減策を検討します。
◆会社概要
Elliptic
Ellipticの暗号資産コンプライアンスソリューションは、暗号資産交換業者、金融機関、規制当局が暗号資産取引に係る金融犯罪を特定し防止するAML/CFT対策に利用されています。Ellipticのブロックチェーン分析ソフトウェアは、700種類を超える暗号資産と100億以上のデータポイントより構成されており、企業がリスクを軽減し、コンプライアンスを遵守するために信頼できるインサイトを提供します。
所在地: 東京都千代田区霞が関3丁目2-6 東京倶楽部ビルディング11F
代表者:Simone Maini CEO
設 立:2019年
企業URL:
www.elliptic.co
株式会社Ginco
Gincoは、「経済のめぐりを変えていく」をビジョンに掲げ、ブロックチェーン技術を活用し、企業のWeb3事業を支援するWeb3 Development Companyです。エンタープライズ向けにより早く、より安全に、より費用対効果が高いブロックチェーン活用を実現するインフラを提供しています。特にウォレットやノードの分野で国内トップの提供実績を誇ります。
所在地:〒104−0032 東京都中央区八丁堀三丁目27-4
代表者:森川夢佑斗
設 立:2017年12月21日
事業内容:クラウド型ブロックチェーンインフラおよび、同インフラを利用した各種エンタープライズサービスの開発・運営・提供
企業URL:
https://ginco.co.jp/