近鉄では、政府が2050年までに温室効果ガスの排出を全体として実質ゼロにする、「カーボンニュートラルを目指す宣言」の達成に向けて、7月1日(月)から、特急「ひのとり」全列車(平日40本、土休日44本)の運行に必要な電気を実質的に再生可能エネルギー由来の電気に切り換えます。
これにより、年間で約4,000tのCO2排出量を削減することができ、特急「ひのとり」全列車のCO2排出量が実質ゼロで運行することになります。
近鉄では今後もSDGs(持続可能な開発目標)やCSR(企業活動における社会的責任)への取り組みを重要視し、再生エネルギーの利用を推進することで脱炭素社会の実現、地球温暖化防止、資源枯渇といった課題に積極的に取り組んでいきます。
詳細は以下のとおりです。
1.導入開始日
2024年7月1日(月)
2.対象列車
ひのとり全列車(定期列車および臨時列車を含む)
3.定期列車運行区間
大阪難波~近鉄名古屋間
大阪難波~近鉄奈良間
大阪難波~大和西大寺間 平日:40本 土休日:44本
4.実質的に再生可能エネルギー由来の電気を導入する仕組み
すべての特急「ひのとり」の運行に係る使用電力量相当分に、関西電力株式会社 「再エネECOプラン」、および中部電力ミライズ株式会社「Greenでんき」という非化石証書(※)を活用した実質的に再生可能エネルギー由来の電気供給プランを適用することで、実質的にすべての特急「ひのとり」の運行がCO2排出量ゼロとなる仕組みです。
(※)再生可能エネルギー由来の非化石証書 とは 、非化石価値取引市場(JEPX)または相対取引で調達するFIT非化石証書や非FIT非化石証書(再エネ指定)などの再エネ電源由来の環境価値を持つ証書をいい、小売事業者が調達した電気に付加して
提供することで、実質再エネとしてCO2排出量の削減が認められているものです。
5.CO2排出削減量
年間約4,000トン
(以 上)