【福岡のオフィス需要と当社テナント事業のポテンシャル】
三好不動産は、2004年より飲食や物販等サービス業を中心としたテナント仲介・管理業を、福岡では珍しく専門部署を置き事業展開しています(テナント管理戸数1921件<2023年>)。
福岡市主導の再開発事業「天神ビックバン」「博多コネクテッド」を利用した建築確認申請数は88棟(2023年現在、福岡市HPより)、これによりオフィスの総床面積が増えるだけでなく、最新の設備を備え、また大規模なオフィスが受け入れられる仕様の区画も誕生します。
このような背景の中、当社は今後のオフィス需要を見込み、これまでに培ったノウハウや実績を生かし積極的な企業誘致を柱にテナント事業強化に力を注いでまいります。
【「敷金で福岡グロースプロジェクト」への参画の意図】
日商保が提供する「敷金減額サービス」は、通常テナント企業等が賃貸契約時に負担する敷金を減額(最大100%)することで入居テナントの負担を極力減らす仕組みです。
本プロジェクトは、そのサービスを最大限に利用し、福岡のオフィスに入居を希望するテナント企業と、福岡のオフィス物件を活性させたいオーナー双方を支援するのが大きな目的です。当社はその趣旨と内容に賛同、福岡への積極的な企業誘致の大きな武器になると判断、本プロジェクトに参画します。
【当社の戦略】
現在台湾人顧客を中心に、半導体工場TSMC進出に付随した住宅購入の案件が地元熊本で増加、当社国際事業部と熊本支店が主にその売買仲介に力を入れている中、台湾系半導体産業の九州進出の相談が多くあります。国によっては、敷金を預けるという慣習がない場合もあるため、敷金の完全無料化を提案することで福岡への進出を有利に進めることが可能となります。
また、国内企業については紹介・取次・反響等、実際の引き合いもあり、今後は支店誘致のみならずリスク管理の観点から本社機能移転等のニーズも視野に入れ、多くの誘致を目指します。海外企業同様、敷金減額サービスを活用し、福岡進出における初期費用面でのアドバンテージを狙っていきます。
さらには、福岡県内で一番の社宅仲介数(2,297件<2023年>)を担う当社にとって、社員の住居斡旋を抱き合わせた提案が見込めます。それにより「国際事業」と「テナント事業」そして「社宅営業」の当社専門セクションらの力を連携させ取り組んでまいります。このように福岡のオフィス市場の活性に力を注ぐことで人の動きを促進させ、さらには福岡の街全体の活性化に寄与したいと考えています。
【「敷金で福岡グロースプロジェクト」第一弾案件】(実績)
三好不動産が管理業務を受託する「AUSPICE福岡天神」は、「敷金無料」にて全フロア10区画でテナント募集を開始しました。利用企業は1区画あたり約1,000万円の敷金を支払うことなく入居することが可能、最大1億円の負担がなくなります。このため入居テナントは、一般的に本来支払うはずの敷金を事業資金として活用することが可能で、事業の成長スピードを加速させるメリットとも言えます。
同ビルのオーナーである株式会社アスコットは、他の新築ビルとの差別化や早期リースアップを狙う“企業成長を支援するさらなる価値づくり”として、「敷金減額サービス」を利用、敷金無料区画を設定することとなりました。
「AUSPICE福岡天神」は、東京都内3カ所で展開されてきたオフィス・商業施設開発ブランド・AUSPICEの最新シリーズ第4弾として、2024年7月末に竣工予定となっています。同ビルは再開発等で大規模な活性化が見込まれる天神エリアで空や光、風を感じられる屋上庭園や、環境負荷・エネルギー消費への配慮に加え、耐震性の高い先進的なビルとして、安心・安全で快適な環境が整備されたオフィスとなっています。
【三好不動産のオフィステナント斡旋概要図】
【当プロジェクトの「敷金減額サービス」(日商保提供)概要】
「敷金」を事業資金として活用することで、企業の“事業成長”をサポートするサービスとして展開。ビジネスを取り巻く環境の変化に合わせて、そのビジネスを支える「ファイナンス」も、自由になっていいという考えのもと、「本業を助ける金融」の実現のため、旧い慣習を打ち破る新しい保証の形を目指しています。オフィス・店舗など事業用不動産に入居する企業が、敷金という入居・移転に際し必要な初期費用を抑え、その減額分の資金を事業に有効活用できる敷金減額サービス等を提供しております。
<会社概要>
会社名 :株式会社日商保(URL:
https://jpcpg.co.jp/
)
所在地 :〒105-0003 東京都港区西新橋1-7-2
代表者 :代表取締役社長 豊岡 順也
設 立 :2011年9月16日
資本金 :64,649万円(資本準備金含む)