認定NPO法人CLACK(以下「CLACK(クラック)」)は、日本マイクロソフト株式会社(以下「マイクロソフト」)の支援のもと、高校教員向け無償AI研修プログラム「mirAI for Japan」を提供しております。
「mirAI for Japan」は、高校教員を対象にAI研修を実施し、教員の方々を通して高校生に授業が行われることで持続的かつ継続的な学びにつながることを目指して2023年10月より活動を開始しました。
CLACKは、今後も高校教員に対してAI研修プログラムを届けるとともに、教育現場でのAI活用や高校生への授業展開等、AIの学びの創出を推進してまいります。
■実施背景
近年、生成AIをはじめとしたAI技術が急速に普及し、教育現場においても校務での技術活用や子どもたちへのAI教育について議論されています。
「mirAI for Japan」は、AIスキルの提供を通じて未来を見据えた人材の開発を加速・推進させるため、マイクロソフトが高校教員を対象にしたAI研修の実施を検討する中、CLACKを連携パートナーとして支援いただくことが決まり発足しました。
CLACKが高校生に対して直接授業を行う形ではなく、教員向けにAI研修を実施し、教員の方々を通して高校生に授業が行われることで持続的かつ継続的な学びにつなげることを目的としています。
■「mirAI for Japan」研修概要
AIとの共創が一層スタンダードとなる社会において、高校生がAIに対する知識やスキルを身に付けられる環境を構築するため、マイクロソフトの支援のもと、高校教員向け無償AI研修プログラム「mirAI for Japan」を提供しております。
▼「mirAI for Japan」の提供内容
・AI学習の教材開発
・教員研修の実施
・継続学習パス設計
AIの学びについて、現場の先生からは
『AIについて学習したいが、どのように始めればよいか分からず、個人で学ぶのは難しいと感じている』『授業でAIについて扱いたいが、どのように触れたら良いか分からない』
といった声が上がっており、「mirAI for Japan」では上記の提供内容を主として、AI学習の指導案や授業で使えるスライドなどの教材を提供し、学校ごとの悩みや相談内容に応じて研修内容をカスタマイズして支援しております。
■事例紹介
大阪府立泉尾工業高等学校にて、2024年3月に教員の方々への研修を実施し、2024年6月には研修を受講した先生による生徒への授業が行われました。
授業では、AIに関する基礎学習と画像生成AIを活用した実践授業が1時間ずつ実施されました。授業後のアンケートでは、
約97%の生徒が「今後AIについて学ぶことが必要」と回答
し、『使い方によっては危険であることが知れた』『アイデアを出す時に使いたい』等の感想が多く、注意点を学びながら意欲的に取り組んでいる様子がうかがえました。
CLACKは、東京・大阪を中心に活動している団体ではありますが、「mirAI for Japan」を2023年10月より始動して以降、他県の学校や教育委員会からもご相談をいただいており、活動の幅を広げている状況です。
「mirAI for Japan」が、教員の方々を通してより多くの高校生にAI学習を届けることに繋がり、高校生のAI学習の扉を開くことで次世代のキャリア形成に寄与できるよう努めてまいります。
※「mirAI for Japan」にご関心のある学校関係者様は下記より問い合わせをお願いいたします。
■認定NPO法人CLACKについて
CLACKは、「生まれ育った環境に関係なく、子どもが希望とワクワクを持てる社会」をビジョンに掲げ、世代を超えた貧困連鎖の解消を目指し活動している団体です。大阪・東京を拠点に、無償のプログラミング学習支援やキャリア教育、デジタルを活用した居場所を運営し、様々な困難を抱える中高生の自走に向けた伴走支援に取り組んでおります。
<CLACKの事業・プロジェクト>
■企業の使用済みPCが高校生の”自走”に繋がる「Pass the Baton(パスザバトン)」
■プログラミング学習支援とキャリア教育を行うプログラム「Tech Runway」
■デジタルを活用した中高生の秘密基地「よどがわベース」
寄贈PCは1,000台を突破。プログラミング体験会には1,200名以上、3ヶ月以上の継続的なプログラミング学習支援には350名以上の高校生が参加しました。
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