京都府の北部に位置する福知山市は、明智光秀が築いた城下町として知られ、まちのシンボルである福知山城の天守閣からは、城下町と由良川が一望できます。鬼伝説の残る「大江山」、名店が揃う「肉グルメ」、知る人ぞ知る「絶品スイーツ」など、まだあまり知られていない“いがいと!”な魅力にあふれた町です。
自然の恵みを存分に受けた豊かな食が揃い、教育機関が揃っており、「住みよさランキング2024」で近畿圏内においても上位を獲得する、「ほどよく街で、ほどよく田舎」として移住者にも人気が高まる近年。今回は、夏の福知山を存分に楽しめるポイントをギュッと詰めてお届けします。
ふくちやまニュース / 夏のイベント
光秀の時代から400年以上続く踊り 福知山市の夏の風物詩
まちが一体に!「福知山ドッコイセまつり」
「福知山踊り」は400年以上続く福知山市の夏の風物詩であり、伝統的な文化の一つとして親しまれています。特に市民総踊り大会は、福知山駅市街地の駅北口公園広場を練り歩いてドッコイセ踊りを市民総出で踊り、福知山市民が一体となるイベントです。
■ドッコイセまつりの起源
明智光秀ゆかりのまち福知山。福知山踊りの歴史は、明智光秀が丹波平定をした1579年頃、福知山城築城の頃まで遡ります。領民が木材や石材を運ぶ時に「ドッコイセ」「ドッコイセ」と手振り、足振り面白く唄いだしたことが起源と言われています。それ以来400年以上にわたる福知山市の伝統的な文化として、老若男女、幅広い年齢の市民に親しまれている福知山の夏の風物詩です。
■国を超えて踊りで交流 「外国人連」
10年以上ぶりに復活
福知山市の多文化共生プロジェクト「Hello! ハロハロプロジェクト」の一環で、ドッコイセ祭りに参加する踊りグループ「外国人連」が10年以上ぶりに復活します。発案者は、市在住のフィリピン出身女性。参加者は、外国人から地元の大学生まで様々。7~8月に練習し、8月15日(木)の本番を迎えます。さまざまな国や文化の人が、福知山伝統の踊りで、夏の夜を盛り上げます。
※当初は2023年復活予定でしたが、大雨のため祭り自体が中止。
※プロジェクト名の「ハロハロ」は、フィリピンの言葉・タガログ語で“混ぜこぜ”の意味。
■福知山城の豆知識
織田信長の命を受けて天正7(1579)年に丹波を平定した明智光秀が、西国攻略の拠点として城と町を築き、明智の「智」の字を用いて「福智山」と名付けたと伝えられています。築城当時から残る個性豊かな石垣と、北近畿唯一の天守が福知山城の魅力です。明治6年(1873年)の廃城令により石垣と一部の遺構を除き大部分が取り壊されましたが、昭和61年(1986年)に、市民の瓦一枚運動などにより天守閣が復元され、現在は福知山城公園として整備。福知山城跡は市の指定文化財となっています。
ふくちやまニュース / おすすめおでかけ情報5選
自然に囲まれた福知山の食の恵みを楽しめるイベントから、暑い夏に冷涼感を味わえる秘境、家族で楽しめるお出かけスポットまで夏の福知山を存分に楽しめるおでかけ情報をご紹介します。
<イベント>
■食の祭典 Farmers Tables in 大阪・中津
個性豊かな福知山のグルメを集めた食の祭典を大阪・中津で楽しむことができます。飲食ブースやカフェブースのほか、トマトすくいや万願寺とうがらし釣りといった、この時期ならではの食材を使った面白い生産者ブースも出店し、多くの人でにぎわいます。
【開催詳細】
7/27(土)【大阪】西田ビル周辺 16:00~21:00
8/3(土)【福知山】銀鈴ビル・駐車場 17:00~21:00
【住所】 7/27(土)大阪市北区中津3丁目10-4
8/3(土) 福知山市駅前町3番銀鈴ビル
■大江山の夏休みトレイルラン#千年の森
昨年も大好評、千年の歴史を持つ大江山で開催するトレイルラン教室です。多様な自然や歴史の大江山の魅力を伝えるとともに森林の大切さを実感しながら思う存分体を動かします。
【開催詳細】
■会場:鬼のモニュメント周辺、千丈ケ嶽等を使用
■開催日:
Day1 7/15(月・祝) ※終了
Day2 8/4(日) ※定員に達しました
Day3 8/10(土)
Day4 8/11(日・祝)
【詳細】
https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/soshiki/7/66073.html
<スポット>
■京都大呂ガーデンテラス
里山の豊かな緑に囲まれたアウトドアベース。初心者向けの手ぶらキャンプやバーベキュー、焚き火体験など屋外で自然のアクティビティをお楽しみいただけます。ゆっくり寛げるお部屋も魅力です。本格キャンプから贅沢なホテルステイまで様々なシーンで利用できます。ふるさと納税で宿泊割引券が返礼品として登録されています。
【ふるさと納税寄付額】10,000円~
【住所】京都府福知山市大呂298−5
■元伊勢天岩戸神社
奇岩と清流、うっそうとした古木におおわれた幽境に神々が座して天下ったといわれ、巨大な御座石周辺は荘厳な空気に包まれています。付近の山一帯は、足を踏み入れてはならないとされる神域で、岩戸山京都府歴史的自然環境保全地域に指定されています。まわりを渓流に囲まれ、水のせせらぎの音が心地よく、夏場でも涼しく過ごすことができます。
【住所】京都府福知山市大江町佛性寺字日浦ケ嶽206
【詳細】
http://motoise-naiku.com/
大江のその他のスポット:
https://fukuchiyama-city.note.jp/n/nc611dc2d5493
■福知山鉄道館 フクレル
2024年8月26日、開館1周年を迎える「鉄道のまち福知山」のシンボル。鉄道のまちの歴史を楽しく学べるプレミアム資料の展示と、複数の体験型コンテンツを体感することができ、こどもからおとなまで楽しめる施設です。
【住所】京都府福知山市岡ノ32−20
【詳細】
https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/soshiki/25/fukurail.html
ふくちやまニュース /「スイーツのまち」
「丹波栗」や「丹波大納言小豆」など上質な食材に恵まれた福知山は、素材を生かしたスイーツがたくさんあることから「スイーツのまち」として知られています。市内には城下町の名残がある町家づくりの老舗が立ち並んでいます。さらに、移住者数が年々増加するなど、市外からの人や起業者も受け入れるオープンな風土であり、新店も続々生まれるホットなまちです。今回は、夏に足を伸ばして食べに行きたい、ひんやりスイーツを紹介します!
奥京都で楽しむ、夏のひんやりスイーツ
■チョコレートの巨匠が営む 洋菓子マウンテン
ワールドチョコレートマスターズ2007大会で優勝した水野直己シェフが福知山に構える洋菓子店。「サロン・デュ・ショコラ2024」にて、たくさんの好評をあつめた「カカオパルプソフト」を店頭でも期間限定で提供開始。また、夏を存分に味わえる夏限定かき氷は、ショコラ・マンゴー・ミルク抹茶をご用意しています。
【住所】京都府福知山市字猪崎小字山本322
■THE 610 BASE
THE 610 BASEは、福知山市の旧中六人部小学校をリノベーションしたいちご摘みができる体験型農業施設です。くちどけフワっと、イチゴのジューシーさが口いっぱいに広がる「けずりいちご」は奥京都の田んぼの真ん中で味わえる、福知山の新たな名物です。
【住所】京都府福知山市大内1767
■山城屋茶舗
大正元年創業の日本茶と茶道具の専門店。和を感じるひんやりスイーツとして、上質な福知山産抹茶を贅沢に使用した「濃厚抹茶」、京都の人気フルーツパーラー クリケットさんとコラボした「抹茶×みかんミルク」「抹茶×ブルーベリー&みかん」が人気です。
【住所】京都府福知山市字内記71番地
ふるさと納税でもスイーツが充実!
「スイーツのまち」福知山のお取り寄せスイーツ
■明智茶屋
フルーツ大福
明智光秀をこよなく愛する店主は、市外のひとも、地元のひとも「ここへ来れば福知山゙がもっと好きになる」店をめざし、長閑な田園が広がる菓子工場で季節ごとのフルーツを使って毎日新鮮な大福をつくっています。
【ふるさと納税寄付金額】12,000 円~
【住所】京都府福知山市篠尾新町1−1
■BAKE&CAFE Loople
Loopleおまかせset
「ちょっとした贅沢を日常に、そしてより豊かな人生を」をコンセプトに、見ているだけで可愛くて心トキメクお菓子をひとつひとつ心を込めて手作りしています。たくさんの種類焼き菓子を詰め合わせたギフトセットも店頭やオンラインストアで販売しており、贈り物にも最適です。
【ふるさと納税寄付額】9,800円~
【住所】京都府福知山市末広町5丁目7−1 1F【詳細】
https://looplepalm2021.com/
■京‧丹波むらいち
丹波栗バウム
京・丹波地方を代表する丹波栗は、朝晩の寒暖差と朝霧の立つ川の湿気を受け、ほくほくした食感と甘みが特徴です。バームクーヘン生地に、丹波栗のペーストを練り込みじっくりと焼き上げたバウムは、お家でも豊かな京都を味わえる逸品です。
【ふるさと納税寄付額】12,000 円~
【住所】京都府福知山市内記10-64
【詳細】
http://muraichi.com/
ふくちやまニュース / 「酒のまち」
由良川の綺麗な水を使った酒が続々登場!
新たな名物「酒のまち」福知山
福知山は寒暖差のある気候風土と、由良川からの清らかな水に恵まれた、実は酒造りに適した土地です。300年の歴史を持つ酒蔵から、近年続々と頭角をあらわすお洒落でポップなクラフトビール、安らぎを感じるジンまで、さまざまなお酒がつくられています。夏の一杯にオススメしたい福知山のお酒をご紹介します。
■森の京都蒸溜所
歴史ある酒蔵を蒸溜所にリノベーション。山々の恵みと清流に磨かれた水をもらい、森の中にある京都でしか創れないWELLNESSと共存する蒸溜所です。森の京都のロケーションや京都の素材・継承された発酵技術・和漢植物を生かした、健康と安らぎがコンセプトのクラフトジンを蒸溜しています。森の京都蒸溜所は今後ふるさと納税返礼品としても登場予定です。
【住所】京都府福知山市下小田204
【詳細】
https://www.naturalspirits.kyoto/
■CRAFT BANK
「ビール片手に、なんかやろう。」をコンセプトとした京都発、旧銀行跡地から始まるクラフトビールブランド「CRAFT BANK」。“DRUNKABILITY(ドランカビリティ)” (「DRINKABILITY:飲みやすい」と「DRUNK:酔っ払う」を合わせた造語)が特徴で、フレーバー豊かなビールは何杯でも飲めてしまいます。年齢や国籍、立場の壁を越えてみんなで楽しめる、6種のフレーバーとカラフルなデザインが特徴なラインアップをそろえています。
【住所】京都府福知山市南本町264−5
■Primary Barrels
2024年4月、旧中六人部小学校を活用した農業体験型施設THE 610 BASEに、クラフトビール醸造所「Primary Barrels(プライマリーバレルズ)」が完成。THE 610 BASEで栽培しているイチゴや知り合いの農家の農産物もビールに取り入れていく予定で、福知山の味わいがギュッと詰まったこだわりのクラフトビールを展開し、カラフルなパッケージに心も踊ります。
【住所】京都府福知山市大内1767
■東和酒造
東和酒造は、福知山市の六人部(むとべ)地域で300年以上続く市内唯一の酒蔵。東和酒造の11代目杜氏は、女性初の丹波杜氏でもある今川純さんが務めています。東和酒造のテーマで醸す純米酒ブランド「六歓(ろっかん)」から、夏の限定酒を販売予定です。六歓とは酒蔵のある地域「六人部」の六と五感を超えて飲む人の心(第六感)を歓ばせようとの想いを込めて名づけています。
【住所】京都府福知山市上野115
ふくちやまニュース /「肉のまち」
かつて西日本三大家畜市場の一つを有し、食肉流通を支えていた福知山市。京地鶏、ジビエなど多様な肉食グルメを味わうことができ、地域のつながりで老舗や新店舗がひしめき合っています。また、森の京都ならではの“山の恵みをいただく”ジビエの名店は国内外問わず、いま食通たちから注目を集めています。
食通も舌鼓
奥京都で楽しむ究極の地産地消 肉料理
■柳町
福知山の中でもまだ城下町の風情が残る下柳という地域で、明治時代の町家を改装した趣溢れるレストランとカフェバー。名物の鴨すきをはじめ、丹波・福知山の食材にこだわった料理が自慢です。ドリンクメニューも福知山産のクラフトビールなど地のものを豊富に取り揃えています。福知山産の京地どりを使用した親子丼、鳥名子名物のからあげ、夜久野で獲れた鹿の藁焼き、旬の地元野菜を使用したサラダや前菜のほか、ランチでは旬替わり定食もおすすめです。
【住所】京都府福知山市下柳町21番地
■Bistrot q
父が育てた野菜をシェフが調理する「親子の絆」が生み出した「アグリフレンチ」を味わえる福知山で数少ない本格フレンチ。福知山産野菜や近隣の魚介類、ジビエ等をふんだんに使ったお料理と、カジュアルな雰囲気が地元市民からも絶賛されています。
【住所】京都府福知山市上紺屋50番地
お家でおいしいときめき
「肉のまち」こだわりの贅沢なお肉をお取り寄せ
■株式会社中島本店
備長炭焼 特製焼豚
秘伝のたれに厳選したもち豚を漬け込み、備長炭の火勢で熟練した職人の技によって焼き上げられた特製焼豚です。表面は香ばしく、中身はジューシーに仕上げました。お家で召し上がる際は、少し温めていただくとより一層まろやかな風味がひろがります。
【ふるさと納税寄付額】12,000円~
【住所】京都府福知山市東長55
■三栄ブロイラー販売株式会社
<訳あり>小分け!「京都府産 京丹波あじわいどり 手羽元」
京丹波あじわいどりは、丹波のきれいな空気、そして四季の移り変わりが豊かな環境の下で育てられた鶏で、自然由来の複数の素材をブレンドした餌を食べて育っているため、臭みがなく、自然な甘みが特徴です。お家での揚げ物や煮物など色々な料理にお使い頂けます。
【ふるさと納税寄付額】9,300円~
【住所】京都府福知山市夜久野町日置383