ネッツトヨタ富山(富山県富山市新庄本町)が運営するNETZ TOYAMA Racingは、7月13日(土)に開催された、TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 2024の関東シリーズRd.1において、当レース参戦4年目、前身のヴィッツレース参戦から18年を経て、念願の初優勝を飾った。また、翌14日に決勝が行われたTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ CUP Rd.4において2023年9月の岡山ぶりとなる通算3度目の優勝を飾った。
Yaris Cupのドライバーを務めるのは、ネッツトヨタ富山の入社7年目のエンジニア山口竜也。過去最高順位は2024年5月SUGOでの3位。このレースは、ポールポジションで決勝に臨んだがスタート直後の他車両との接触で3位フィニッシュという悔しい結果であった。
予選レースにおいて山口は2回のアタックをし、2’16.080の好タイムで予選1位となった。
ポールポジションで決勝レースに臨んだ山口は、1周目の1コーナーをトップで抜けていく順調な走り出し。後続がスリーワイドになったことにより、序盤は単独首位でレースを展開する。4周目には自身のミスで一時2位の車両に横並びを許してしまう。何とかトップは死守したもののテールトゥノーズの状態に陥った。しかし、タイヤの内圧を後半に合わせてセッティングしたチームの戦略が功を奏し、レース終盤は後続を突き放し当レース参戦4年目、前身のヴィッツレース参戦から18年を経て、念願の初優勝を飾った。
一方、松井孝允(サムライ)がドライバーを務めるGR86/BRZ CUPにおいては、7月13日(土)に行われた予選結果で、翌14日(日)に開催されるRd.3とRd.4のスタートグリッドが決まるツーヒートで決勝レースが開催された。Rd.3は予選8位から一つ順位を落とし9位でフィニッシュ。その約5時間後に行われたRd.4決勝は、予選のセカンドタイムが決勝レースのスタートポジションに反映されることから、松井は自身初のポールポジションでの決勝レースとなった。
Rd.3時には、土砂降りだった雨が上がり、路面状況はドライへ変化。この路面状況の変化がレース展開に大きな影響を及ぼす。Rd.3のウェット路面でタイヤを温存できた松井にとっては、2023年9月岡山依頼の優勝を狙える、まさに千載一遇の好機となる。
Rd.4決勝、蓋を開けてみれば、松井は安定したレースを展開し、後続を寄せ付けず危なげなく1位でフィニッシュ。昨年11月の富士最終戦においてはシリーズ表彰台がかかる中、クラッシュした悔しい経験もあったが、それを払拭する会心のレースとなった。
NETZ TOYAMA Racing にとって、Yaris、GR86の2台同日優勝および、2台同日ポールポジションはチーム初。11年に及ぶレース活動に携わってきたチームスタッフの努力が実を結んだ、忘れられない週末となった。
ネッツトヨタ富山株式会社
富山県富山市新庄本町3-3-33
https://www.netz-toyama.co.jp/