ARROVA、TBWA HAKUHODO Nissan Unitedと連携し、日産自動車のゲーム内リワードAR広告を「Pokémon GO」で配信

by GENIC

株式会社ARROVA(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 荒井浩介、以下ARROVA)は、株式会社TBWA HAKUHODO Nissan Unitedと連携し、Niantic ,Inc.が運営する位置情報連動AR(拡張現実)ゲーム『Pokémon GO』(※1)におけるゲーム内リワードAR広告(※2)の配信および効果検証を、日本の広告会社として初めて実施しました。その結果、ブランドリフトや広告視聴後の行動喚起等に関して有為な効果を実証できたことをお知らせいたします。なお本件は、日産自動車株式会社の新型日産NOTE e-POWERの認知獲得を目的に実施したものとなります。


■取り組みの背景

ARROVAは、ゲームをはじめとする没入型コンテンツなどを用いて、Z/α世代向けのマーケティングを支援するメディアサービス事業を展開しています。今回、TBWA HAKUHODOワールドワイドのカルチャー・インテリジェンスチームBackslash(バックスラッシュ)が選定・公開したトレンド「EDGE(エッジ)」(※3)を起点に、全世界10億以上のダウンロード数を誇る人気の位置情報連動ARゲーム『Pokémon GO』と連携。企業がブランドの世界観・商材・プロダクトを立体的に表現して効果的な次世代マーケティング活動に活用できる、3Dのゲーム内リワードAR広告(※4)をTBWA HAKUHODO Nissan United と共に展開しました。

また、近年のデジタル広告のトラッキング規制やユーザーの広告ブロックの傾向からアプローチが難しくなりつつある若年層に向けて、新型日産NOTE e-POWERの認知獲得を目的に、『Pokémon GO』において日本初となるゲーム内リワードAR広告での配信効果検証を実施しました。


■キャンペーン概要|掲載クリエイティブと配信内容

ARROVA、TBWA HAKUHODO Nissan Unitedと連携し、日産自動車のゲーム内リワードAR広告を「Pokémon GO」で配信

「Pokémon GO」のマップに表示されるバルーンをタップすると3DのリワードAR広告が始まります。まずマイナーチェンジ前の日産NOTE e-POWERが現れ、ユーザーに以前の姿をイメージさせてから、車体がポケモンの進化を連想させるエフェクトとともに回転し、『進化』したまったく新しい新型日産NOTE e-POWERがゆっくりと姿を現す。この広告では、ARによる360度のダイナミックなインタラクションが提供され、ユーザーは回転させいろいろな角度から見たり、ワンタップでさまざまな色に車をカラーチェンジすることが可能です。この3DのリワードAR広告体験を楽しんだ後は、ゲーム内のアイテムがもらえ、さらに公式HPへのリンクが出現し、新型日産NOTE e-POWERの詳細が紹介されます。


■調査結果


  • 各種項目で平均5ポイント以上のブランドリフト効果を確認


  • 消費者の意思決定プロセスの中間段階の、好意度や購入意向に大きな影響を与えました。

有効回答者のうち、広告接触群のブランド認知/好意度/行動指標において非接触群に比べて平均5ポイント以上の顕著なリフトが見られました。3DのリワードAR広告のアプローチが、主目的である認知獲得に加え、アプローチが難しくなりつつある若年層にもポジティブな印象を残し、実際のアクションにまで寄与できたことを示しています。


  • 若年層におけるブランドへの好意度や購入意向も顕著に上昇


  • クリエイティブ評価に関しては、広告素材が記憶に残る魅力的なものであったことが示され、リワードAR広告は他の広告フォーマットよりも好印象を与える結果となりました。

これらの結果から、『Pokémon GO』上でのリワードAR広告は、ブランドの強化に非常に効果的であり、今後のマーケティング活動においてもこのフォーマットを活用することが有意義であると考えられます。製品特長やブランドメッセージをより明確に訴求することで、さらなるブランドリフト効果、行動喚起を目指すことができます。


■サマリ|”体験”することで、生活者が能動的に検討フェーズに進む

車体の操作が体験できたり、カラーバリエーションを組み合わせたりなど、通常の視聴型広告よりも深く訴求できたことで、実際に広告接触群の各種ブランド指標の向上、および接触後の行動喚起として車種検討や見積もりサイトへの来訪が極めて高くなりました。

ゲーム内で新型日産NOTE e-POWERを”体験”することで、生活者は能動的にブランドと触れ合い実態感を持って検討フェーズに進めたといえる結果となりました。ARROVAが提唱する『プレイアブルブランディング』における4要素を達成している好事例だととらえています。

参考:

ARROVAの提唱する「プレイアブルブランディング」


■今後の展開

近年のメディアの多岐化・多層化、さらには広告リテラシー向上によって、企業のブランディング課題は年々難化しており、”効率的に伝える”ことよりも、“体験の中でより深く伝わるブランディング”が求められています。ARROVAはこのような時代の潮流を受け、ゲームを活用した新たなブランディング手法「プレイアブルブランディング」のもと、日本市場におけるゲーム広告活用の取り組みを加速させてまいります。


【調査概要】


第三者検証・測定会社Kantarによるブランドリフト調査


調査手法:


広告接触群と広告に接触していない非接触群の態度を比較する対照実験を行うアンケート手法。2つのグループのブランドへの態度を比較して、広告の効果を求める。(有効回答数N=1,002)


主な指標:


・ブランド指標 【想起/認知/ブランド好意度/購入意向/ブランドイメージ】など

・行動指標 【HP訪問/HPアクション詳細】など

・クリエイティブ評価指標 【広告素材認知/広告体験性/ブランド識別性/AR広告に対する好意度】など

(※1)『Pokémon GO』は、GPS機能を活用することにより、 現実世界そのものを舞台としてプレイするゲームです。たくさんの謎を秘めたふしぎな生き物「ポケットモンスター」略して「ポケモン」を捕まえたり、バトルさせたりすることができます。また、トレーナー同士でポケモンやギフトを交換したり、一緒にバトルに挑むこともできます。

(※2)スマートフォンのカメラを利用し、コンテンツを現実世界に登場させることで、プレイヤーはインタラクティブな体験をしながら、現実世界を探索し、ゲーム内のリワードをアンロックして受け取ることができる広告施策。

(※3)BackslashおよびEdgeについて:

Backslash:社会が変わる兆しを捉えるカルチャーの眼差し


(※4)2024年7月現在、『Pokémon GO』内広告提供販売は一時停止中です。

以  上


<会社概要>


株式会社ARROVA



https://www.arrova.co.jp/

ARROVAは、博報堂DYグループの株式会社HakuhodoDY ONEのグループ会社で、国内初のゲームメディア専業マーケティングエージェンシー。2DからXR(VR/AR)技術を活用したコンテンツまで、既存にない革新的な広告商品・施策を提供。ゲーム領域が多く含有する、既存メディアで接触が難しくなりつつある若年層向けのマーケティング施策や、キャラクター等のIPを起用したブランデッドコンテンツによるPR施策などをご提案いたします。


①ADVERTISEMENT:ゲーム空間における広告枠の販売

ゲーム空間内・周辺の広告枠の販売


②COLLAB/TIE-UP:IP起用

人気ゲーム・自社及び外部のIPを起用した、キャンペーンの設計


②PRODUCTION:ブランデッドゲームの制作・開発

Fortnite、ROBLOXなどのプラットフォームにおける企業ブランド独自のゲームを制作・開発

代 表 者 : 代表取締役社長 荒井浩介

本社所在地 : 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー

設   立 : 2023年8月1日

事 業 内 容 : ゲームメディアを用いたマーケティング支援/媒体・サービス開発


本件についてのお問い合わせ先

株式会社ARROVA

広報担当 E-mail:contact@arrova.co.jp

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