日本人初の国連難民高等弁務官として約10年間難民援助活動を通して人道支援の最前線で人の命を護ることに尽力し、その後、国際協力機構(JICA)理事長として復興支援や開発協力の現場で数多くの難しい局面を乗り越え、リーダーとして国際社会から評価されるとともに日本の国際協力分野を牽引された緒方貞子さん。緒方さんは、何より人の命、人間らしさを大切にし、人びとが理解し合って共に生きることの重要性を国際社会に訴え続けました。
本企画展では、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国際協力機構(JICA)及び聖心女子大学グローバル共生研究所の協力のもと、パネルや映像により緒方さんの生き方や、現代を生きる私たちの指針となるような数々の言葉を紹介するだけでなく、今も世界各地で起こっている紛争や迫害に伴う難民問題等についても取り上げます。展示を通して、来場された方々に当館のコンセプトとしている「命の大切さと平和の尊さ」について再認識していただくとともに、今、私たちにできることは何かについて考えていただくきっかけとなるような展示としています。
1927年東京生まれ。聖心女子大学、ジョージタウン大学卒、カリフォルニア州立大学バークレー校大学院博士課程修了。日本人女性初の国連公使、特命全権公使。上智大学教授を経て、国連人権委員会日本政府代表、1991年第8代国連難民高等弁務官就任。2003年国際協力機構(JICA)理事長就任。2019年10月没(享年92歳)
敦賀市と国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)との関係について
1950年に設立された国連の難民支援機関として、紛争や迫害で故郷を追われた人々の命を守り、人権を擁護するとともに生活の再建を支援、無国籍の根絶にも取り組んでいる国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)。敦賀市は、2022年11月にUNHCRと自治体との連携強化を目指すグローバルキャンペーン「難民を支える自治体ネットワーク」に、日本で8番目の自治体として署名しています。
◎企画展のほかにも限定企画があります!
夏休み限定‼
北陸新幹線と敦賀の風景で記念撮影!
期間:7/20(土)~ 8/31(土)
北陸新幹線や美しい敦賀の風景を背景に記念撮影ができます!
撮った動画や画像は、スマートフォンに保存することができ、家族や友人と楽しめます。
絵本で世界を学ぼう!
会場:TSURUGA BOOKS & COMMONS ちえなみき
世界には色んな人が生きている。ひろい世界に目を向けてみよう!
世界の地図や国旗、言葉や暮らしの絵本を集めたコーナーを書店内に設置します。
明治から昭和初期にかけて、ヨーロッパとの交通の拠点となった敦賀港は、1920年代にポーランド孤児、1940年代に「命のビザ」を携えたユダヤ難民が上陸した日本で唯一の港です。
当時の建物を復元した資料館「人道の港 敦賀ムゼウム」では、シアターを備え、展示資料とアニメーション、映像を組み合わせて、敦賀港のあゆみとともに、孤児と難民が上陸した歴史的背景や、彼らに手を差しのべた人々、市民の証言やエピソードを含め、敦賀港で起こった史実をわかりやすく紹介し、「命の大切さ」と「平和の尊さ」を発信しています。
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【開催概要】
名 称: 企画展「緒方貞子展」
開催期間: 2024年7月20日(土)から2024年10月1日(火)
9時から17時(入館は閉館30分まで)
休館日 水曜日(祝日の場合は翌日)
開催場所: 人道の港 敦賀ムゼウム 企画展示室
ホームページ:
https://tsuruga-museum.jp/
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