◆『CARADA 電子薬歴』×『ファムケア』で、在宅医療を支える薬局・薬剤師をサポート!
2040年には、高齢化率(65歳以上の人口)が約35%まで上昇すると推計される※1なか、介護の必要性が高まり在宅医療のニーズは増加傾向にあります。在宅医療では、医師や看護師、薬剤師、ケアマネジャーなどがチームとなり連携を取りながらケアを実施するため、薬剤師にも在宅患者への対応が求められています。
在宅医療を行う薬局・薬剤師は、連携する医師や看護師、ケアマネジャーなど関係者に向けて、患者への処方内容や指導内容などを報告書にて情報共有する必要がありますが、対応する在宅患者の増加により、複数の報告書の作成や送付が必要となり、多くの時間や手間がかかります。
このような背景を受け当社では、薬局・薬剤師の在宅医療に伴う手間の削減と業務効率化を支援することを目的に、『CARADA 電子薬歴』と『ファムケア』が連携した「報告書FAX送信機能」を追加し販売を開始します。
◆薬歴と報告書のデータをシームレスに連携し、在宅医療に伴う手間の削減と業務効率化を支援!
これまで『CARADA 電子薬歴』で作成した報告書は、PDFで出力・印刷し、関係各所へ送るための仕分と実際の送付といった作業が発生していました。また、『ファムケア』では報告書の作成は可能でしたが、薬歴システムに入力されている最新の患者基礎情報や薬歴内容は、改めて報告書用に入力をし直す必要がありました。
今回、「報告書FAX送信機能」の追加により、『CARADA 電子薬歴』で作成した薬歴内容を、『ファムケア』で作成した報告書に簡単に転記が可能となります。これにより報告書作成時に薬歴を改めて入力し直す必要がなくなるほか、『ファムケア』で作成した報告書はFAX・メールでの送信予約が可能となるため、報告書の印刷や送付といった手間がなくなります。
本機能により、在宅医療の際にかかる手間の削減と業務の効率化を図り、在宅医療を実施するチーム内での情報連携をよりスムーズにすることで、患者のQOL※2向上に寄与します。
【『CARADA 電子薬歴』の「報告書FAX送信機能」について】
① 『ファムケア』と連携できる情報
・患者基礎情報(服薬状況、併用薬など)
・薬歴
② 利用方法
・『CARADA 電子薬歴』を導入済みの場合:追加機能として申し込みが必要
・『ファムケア』を導入済みの場合:『CARADA 電子薬歴』の導入が必要
・『CARADA 電子薬歴』『ファムケア』未導入の場合:『CARADA 電子薬歴』導入時に『ファムケア』と連携で申し込みが必要
<『CARADA 電子薬歴 Solamichi』について>
『CARADA 電子薬歴 Solamichi』は、患者の症状や薬剤の処方内容、指導履歴などを記録できるクラウド型の電子薬歴システムです。薬剤師の業務を支援するサービスとして、処方に際して飲み合わせの危険性が高い薬剤のチェック機能や、患者への服薬指導内容のナビゲーション機能などを搭載しています。近年ますます重要度が増している対人業務の強化、かかりつけ化の促進に役立つ「服薬フォロー」機能やトレーシングレポートの作成サポート機能も備えています。
また、薬歴の作成状況のチェック機能や患者対応業務のto doリストを備えており、クラウド型システムにより場所や時間を選ばずに薬歴の作成ができるため、薬剤師の業務効率化をサポートします。2021年度グッドデザイン賞を受賞しました。
https://bit.ly/site_solamichi_20211216
<『ファムケア』について>
『ファムケア』は在宅患者数店舗平均200名を超えるきらり薬局で、実際に業務に携わる薬剤師が監修したクラウド型の在宅業務支援システムです。在宅業務において最も負荷が掛かる業務の一つが報告書の送付業務ですが、ファムケアは、記載した報告書を直接ボタン操作するだけで必要な送付先にFAX/メールが送信されるという唯一無二の機能を備えています。また在宅業務に精通する薬剤師から日々フィードバックを受けながらアップデートされているため、薬剤師にとってかゆい所に手が届くようなストレスフリーな操作性を実現しています。
https://www.zaitaku-prime.com/service/famcare.html
【HYUGA PRIMARY CARE 株式会社 代表取締役社長 黒木 哲史氏からのコメント】
株式会社ソラミチシステム様との協業により、当社開発の在宅支援システム『ファムケア』が薬歴システムとのデータ連携を開始する運びとなりました。クラウド電子薬歴『CARADA 電子薬歴 Solamichi』と『ファムケア』の連携により、使いやすさの向上だけでなく在宅業務の効率化が図れ、薬剤師はより対人業務へ集中することが可能となります。また訪問先でも使用ができるため、在宅医療での記録・報告に対し、煩わしさを感じてらっしゃる薬局・薬剤師の方にとっての、良き“相棒”として活躍できると自信をもっておすすめします。日本全国の調剤薬局において在宅患者さんを受け入れやすい環境となるよう、HYUGA PRIMARY CAREは今後も尽力して参ります。
【株式会社ソラミチシステム 代表取締役社長 田浦 貴大氏からのコメント】
この度、HYUGA PRIMARY CARE 株式会社様が開発する、在宅支援システム『ファムケア』と当社開発の『CARADA 電子薬歴 Solamichi』のデータ連携が可能となりました。在宅業務の効率化の関心度は高く、特に報告書の管理に頭を悩ませている薬局は多いです。『ファムケア』は、在宅業務の「管理力」を向上させ、業務効率化を図るクラウド型報告書管理システムです。今回、クラウド電子薬歴『CARADA 電子薬歴 Solamichi』との連携で、薬局の在宅業務の効率化に大きく貢献できると信じています。日本トップクラスの在宅医療の実績・ノウハウをお持ちのHYUGA PRIMARY CARE 株式会社様とタッグを組んで、より良い医療の向上に貢献して参ります。
※1:「令和2年版 厚生労働白書」
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/19/dl/1-01.pdf
※2:QOL:quality of life(クオリティ・オブ・ライフ)。生活の質のことを指し、その人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り満足しているかを評価する指標。
※CARADAは、株式会社エムティーアイの商標または登録商標です。
※ファムケアは、HYUGA PRIMARY CARE株式会社の商標または登録商標です。