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イベント概要
・開催概要:祇園祭期間の15日宵々山には約23万人、16日宵山約25万7000人もの人が訪れました。来場者数に比例して課題となるのがごみの問題です。以前に比べごみの散乱は減ったものの、依然、環境負荷や河川等への流出も懸念されます。祇園祭終了後も美しい京都の街を保つために、リユース食器の活用やごみの分別をすすめ、観光客や京都府民の意識改革を行います。
・日程:2024年7月15日(月)16日(火)
・開催場所:京都府京都市中京区・下京区/祇園祭山鉾町一帯
・参加人数:22,000人(ボランティアスタッフ約2,000人・祇園祭パーク来場者20,000人 )
≪祇園祭ごみゼロ大作戦について≫
一般社団法人 祇園祭ごみゼロ大作戦が主催、京都市が共催する祇園祭ごみゼロ大作戦は、祇園祭の宵山において、ごみの分別や減量に取り組む日本最大級の環境保全活動で2014年からスタートし今年は11年目。毎年約2,000人近くのボランティアが活動に参加し、リユース食器の導入をはじめ、ごみ分別の声掛け、清掃活動などを祇園祭の実施地域一帯で行っています。一般社団法人 海と日本プロジェクトin京都も2021年からこの活動に協力しています。
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祭のごみの収集と分別・屋台でリユース食器の活用も
一般社団法人 祇園祭ごみゼロ大作戦、京都市と協力し、7月15日から16日に祇園祭の鉾町周辺で一斉清掃活動やごみ分別の呼びかけを実施しました。清掃活動には、京都発!リュック型ごみ箱「Blue Box」も活用し地域住民をはじめ、祭りの雰囲気だけでも味わおうと訪れた観光客に向けて、街からごみを減らすことの大切さを啓発しました。また祇園祭に出店する屋台でリユース食器を活用してもらい、プラスチックごみの削減を呼びかけました。
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オリジナルの竹製うちわを配布
祇園祭で出るごみの中で多くを占めるのがプラスチック製のうちわのため、一般社団法人 海と日本プロジェクトin京都は去年に続きプラスチックを使わない竹製のうちわを作成し配布しました。うちわには祇園祭の山鉾やエコステーションのマップとともに、海洋ごみの8割が街から発生している事を掲載し「ごみの散乱をなくすためにポイ捨てはやめ、ごみの分別収集、リサイクルにご協力ください」と海洋ごみ削減を訴えました。また、持って帰って家に飾りたいようにデザインにもこだわりました。
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来場者の声
祇園祭のごみに関して
・道に放置しているのを見ると残念だと感じる。衛生的に触るのも良くないと思うので、ポイ捨てされたごみを見つけても、拾ってステーションに持っていくのは抵抗がある。
ごみの分別・リユース食器に関して
・ごみステーションがいろいろな場所にあることで、きちんと捨てるべきところに捨てようと意識できた。
・普段街中をあるいていてもごみ箱がないと不便だと感じる。お祭りに行けば屋台のごみは出てしまうので
こうしたステーションがあるのはとても良い取り組みだと思う。
・リユース食器は丈夫でこぼしにくいので良いと思う。ごみの量も減るので、広まれば良いと思う。
うちわに関して
・竹うちわというところが涼しげで良い
・(プラスチックごみの削減になると聞いて)うちわは夏はお祭り以外の場所でも配られているが、プラスチックごみに繋がるというのはあまり考えていなかった。
<団体概要>
団体名称:一般社団法人 海と日本プロジェクトin京都
URL:
https://kyoto.uminohi.jp/
活動内容:京都府の次世代を担う子供たちや若者を中心に、海洋ごみ削減に向けて行動を起こすムーブメントを醸成・推進する
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。