正確な天気予報や位置情報など人々の暮らしを豊かにするために必要不可欠な人工衛星。これを脅かす存在となっているのが、使用済みのロケットや破壊された人工衛星の破片などの、いわゆるスペースデブリ(宇宙ごみ)。宇宙開発が進むにつれ年々増加しているスペースデブリは、運用中の人工衛星や国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士への衝突、また地上に落下してくる危険性があり、これらの位置を正確に観測して軌道を把握する事はSSA (Space Situational Awareness) / 宇宙状況監視には欠かせません。ドイツ・Ximea社のMX377カメラは数多くの光学望遠鏡に採用され、人々の安全で豊かな暮らしのために一翼を担っています。
特長
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6K x 6K (3,770万画素) の高解像度
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10um/pix の大型ピクセル
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裏面照射型 高感度センサ
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Dual-ADC機能(2x12bit)、冷却機構、非常に低いノイズレベル
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光ファイバーケーブルによる長距離伝送
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専用の窒化アルミニウムパッケージによる約10倍の高い熱伝導性/放熱
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より欠陥画素の少ないセンサーグレードオプション (Grade0/Grade1/Grade2)
型式(名称) |
MX377 |
センサ |
GSENSE6060 (sCMOS) |
解像度 |
6144(H) x 6144(V) |
ピクセルサイズ |
10 um/pix |
最大フレームレート |
46 fps @12bit |
ダイナミックレンジ |
90 dB |
フルウェルキャパシティ |
110 ke- |
量子効率 |
95 % |
冷却機構 |
空冷 / 水冷 |