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京都 蔦屋書店(京都市下京区 京都髙島屋 S.C.[T8]5F・6F)では、アーティスト・米村優人の立体作品3点を展示する「絶交(welcome!)」を6Fアートショーケースにて開催中です。
概要
米村優人は神話上の神々など人智を超えた存在や、自身の個人的経験に基づいた特定の人物への執着、興味をもとに制作を行うアーティストです。幼い頃から父親の影響でアニメのヒーローやロボットフィギュアのフォルムや技巧に惹かれ、それらのヒーロー像や近代の彫刻史、神話などへの考察をベースに、「超人像」と名付けた彫刻作品を制作しています。
今回は2022年6月から翌年7月までの約2年間のなかで自身に起こった3つの個人的経験に基づいて制作した立体作品「baloneシリーズ」の3点を展示します。baloneとは、昨年京都市京セラ美術館「ザ・トライアングル」で開催した自身の個展タイトル「BAROM」と「alone」という単語を組み合わせた造語で、ひとつになろう、何かと接続しようとするがそれができないという状況を表しています。BAROMは、二人の少年が合体して超人になる1970年代特撮ヒーロー番組「超人バロム・1」からの引用です。制作を通じて彫刻の歴史を繋ぎ、自身のとりとめのない話や意外な体験を一時的に彫刻として置き換えることで、米村は従来の彫刻のイメージにある男性的な強さや重厚さから離れ、不完全さや弱さを示そうとしています。
アーティスト・ステートメント
本展「絶交(welcome!)」は京都 蔦屋書店 6Fアートショーケースにて作家自身の個人的経験に基づいた3点の立体作品の展示である。
2022年6月から2024年7月までに自身に起こった3つの出来事を題材に3点の立体作品を制作した。
各作品は別々の時期に起こった事象である。全てが特定の個人に対しての作品になっており、個々に結びつくことはない。しかしながら出来事の時系列が違えば、別の作品が出来ていたのかもしれない。それは制作の中でも同じで、様々な素材の選択肢が変わっていれば別の形になっていたことだろう。
“憶測と決断”を行き来しながら、組み上がる彫刻のようなものを一時的に保管するために展示を行う。もう決して交わらないと約束するように。
米村優人
販売について
会場展示作品は、7月21日より販売中。アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」では7月29日(月)から9月24日(火)20:00まで販売します。
プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
アーティストプロフィール
米村優人
1996年 大阪市生まれ
2019年 京都造形芸術大学美術工芸学科総合造形コース卒業(現 京都芸術大学)
2019年 藤本流位とのユニット「john gan jihn」結成。展示構成やプロジェクトによって異なるメンバーを募り、流動的に活動している。
●個展
2020年「アガルマンインザルーム」gallery marco(大阪)
2021年「山盛りキャベツの秘密」engawa kyoto
2022年「BARORORM SQUAD/ 人でも立ってられるって!」Neutral(京都)
2022年「合体彫人アガルマンシールラリー」ロームシアター京都
2022年「我(WE)」COHJU contemporary art(京都)
2023年「BAROM(あるいは幾つかの長い話)」京都市京セラ美術館(京都)
●主なグループ展
2021年「そんなふうに過ごしたい」cocoto(京都)
2021年「drive a GOGO」hop gallery(大阪)
2021年「Generic Angel」PRIVATE(東京)
2021年「MAISON D’ PULSE POP UP」藤井大丸京都店(京都)
2021年「ジェットストリーム論法」COHJU contemporary art(京都)
2021年「ART ! ART ! OSAKA」大丸梅田店(大阪)
2021年「EVO」cocoto(京都)
2021年 《AGARUMANS (Best Friend)》, 「ART SCRAMBLE」グランフロント大阪(大阪)
2022年「VOU/ 棒 the Anniversary ARTISTS’ FLEA VOU KYOTO 」VOU 棒(京都)
2022年「問題のシンボライズ – 彫刻・身体・男性性 -」(小笠原周、熊谷卓哉との3人展)アンテルーム京都(京都)
2023年「NSFS/ 止め処ないローレライ」(倉知朋之介との2人展)EUKARYOTE(東京)、VOU 棒(京都)
2024年「お前のための///」 堀川新文化ビルヂング(京都)
2024年「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2024」
2024年「motivaited bodys」駒込倉庫(東京)
2024年「東京都展」寺田倉庫 WHAT cafe(東京)
2024年「真実はそれが真実であるからでなく有意義であるから、我々の生活に価値があるのである」EUKARYOTE・白厨(東京)
展覧会詳細
米村優人 「絶交(welcome!)」
会期|2024年7月21日(日)~9月24日(火)
※8月21日(水)は全館休館日です。
時間|10:00~20:00
会場|京都 蔦屋書店 6F アートショーケース
主催|京都 蔦屋書店
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525
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京都 蔦屋書店
京都髙島屋S.C.[T8]5・6階に位置する京都 蔦屋書店は、全フロアを通じてアートと⽂化の「伝統と最先端」が共振する場です。芸術分野を広く取り扱う約6万冊の書籍と、⽇常のアートピースとなるような⽂具・⼯芸品のほか、フロア内に点在するアートスペースでは、注⽬の現代アート作品を展⽰。店頭と合わせてECサイトでもご案内いたします。約120席あるSHARE LOUNGEでは、カフェや仕事場、イベントスペースとして、居⼼地の良い空間を提供します。
住所|〒600-8001 京都府京都市下京区四条通寺町東⼊⼆丁⽬御旅町35 京都髙島屋S.C.[T8]5・6階
電話番号|075-606-4525
営業時間|10:00〜20:00
※6Fシェアラウンジのみ、8:00~22:00
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CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
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