認定NPO法人フードバンク山梨(山梨県南アルプス市)は、給食のない夏休みに、子どものいる世帯へ食料支援を行う「フードバンクこども支援プロジェクト」を実施しています。2024年8月は約900世帯を支援します。これに先駆けて行うフードドライブや、食品の箱詰めなどのボランティア「ナツボラ」に高校生が多数参加。山梨では高校生を通して「ボランティア」が地域に広がっています。
【取材のお願い】
8/1(木)に高校生38名、山梨クィ―ンビーズの選手3名・石川ヘッドコーチ・逆瀬川部長兼GMがボランティアとして参加!
日時:2024年8月1日(木)10:00-12:00
場所:山梨フードバンクセンター(山梨県南アルプス市徳永1603-1)
内容:「フードバンクこども支援プロジェクト」で各世帯に支援する食品の箱詰め作業
タイムテーブル(予定):
9:45~10:00 受け付け
10:00~10:30 概要説明(山梨クィーンビーズ様ご紹介)/当法人の活動紹介
10:30~12:00 箱詰めボランティア
【素材提供可能(予定)】7/25県立白根高校での生徒のフードドライブ活動の様子
「スクールフードドライブ」に年間34校
フードバンク山梨には、県内のほぼすべての高校から食品の寄付が寄せられます。
この「スクールフードドライブ」は、生徒が主体的に呼びかけて食品を収集するとともに、三者懇談で保護者も食品の提供に協力しています。
寄せられた食品は夏休み・冬休みに子どものいる世帯へ行う食料支援に活用しています。
フードバンク活動に参加することは、食品ロス削減や貧困問題に目を向け、地域で解決のために行動する機会となっています。
*2023年度にフードドライブに協力した高校(高等部のある学校含む/順不同)
山梨県立白根高等学校/山梨県立巨摩高等学校/山梨県立青洲高等学校/甲府市立甲府商業高等学校/山梨県立韮崎高等学校/山梨県立甲府東高等学校/山梨県立ろう学校/山梨県立都留高等学校/山梨県立山梨高等学校/山梨県立都留興譲館高等学校/山梨県立韮崎工業高等学校/あけぼの支援学校/身延山高等学校/山梨県立身延高等学校/山梨英和中学校・高校生徒会/山梨県立甲府西高等学校/山梨県立甲府南高等学校/山梨県立盲学校/山梨学院高等学校/北杜市立甲陵中学校・高等学校/山梨大学付属教育学部特別支援学校/山梨県立甲府第一高等学校/山梨県立かえで支援学校/山梨県立笛吹高等学校/山梨県立塩山高等学校/山梨県立日川高等学校/山梨県立中央高等学校/駿台甲府高等学校/山梨県立高等支援学校桃花台学園/山梨県立甲府支援学校/わかば支援学校/山梨県立北杜高等学校
「ナツボラ(夏休みボランティア)」は”寄付した食品がどうなるか知りたい”の高校生の声に応えてスタート
2023年は約230人の高校生がフードバンク山梨に集まり、お米の袋詰めや食品の箱詰めボランティアに参加しました。
若者と共に「ボランティア」から社会を変える
日本では、他人に迷惑を掛けるのは恥という意識や、人目を気にしすぎる傾向があり、困っても家族や地域に頼れず、孤立する傾向にあります。同様に「ボランティア」は敷居が高いと思われがちで、多くの人にとってまだ身近ではありません。
しかし、生活の困窮や自然災害、感染症など、助けが必要になる状況は、誰の身にも起こり得ることです。
だからこそ、どんな時も誰もが声を挙げて支援を求めることができ、周囲の人ができることを持ち寄る、「困った時はお互いさま」の社会を実現したいと考えています。
私たちは高校生と「スクールフードドライブ」「ナツボラ」に取り組むことで、普段の暮らしに「ポランティア」を根付かせ、地域に温かい支え合いの輪を広げることを目指しています。
【広がる「地域との連携」】
高校から地域へと、フードドライブが広がっています。
東海大学付属甲府高等学校で「フードドライブプロジェクト」が実施されます。生徒や教職員、保護者に食品の寄付や募金の協力を求めるとともに、地域住民や近隣の学校にも参加を呼びかけ、9月に行われる学園祭に食品を持参すると縁日を無料で利用できる企画です。生徒会主任教諭の五十嵐さんは「フードバンク山梨に協力したい、という生徒の発案を形にした。フードロス削減や生活にお困りの方への支援活動を通して、地域の連携を強めたい。今年初めて取り組むが、来年以降も継続して実施したい」と話しています。