国内最高峰で最速のフォーミュラカーレースシリーズである全日本スーパーフォーミュラ選手権(以下「SUPER FORMULA」)を運営する株式会社日本レースプロモーション(代表取締役社長:上野禎久、本社:東京都千代田区、以下「JRP」)は、7月22日(月)に第4戦が行われた富士スピードウェイに隣接する富士モータースポーツフォレスト(静岡県小山町)にて、今シーズン第2回目となるデータサイエンティスト育成研修を開催しました。
本研修はモータースポーツが自動車業界の発展のみならず、国内におけるデータサイエンティストの育成と活躍に貢献できるよう、SUPER FORMULAのデータが持つ可能性追求の一環として開催され、今回は初となる一般からの参加者を募り、
教育、製薬、家電、ITなど幅広い業種から15名の参加
となり、各業界からの関心の高さがうかがえました。
研修は、前回に引き続き『統計学が最強の学問である』の著者であり、東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野助教、株式会社データビークル顧問、
統計家の西内啓氏
が講師を務め、新しいゲストに
ROOKIE Racingにて開発・設計統括を務める東條力氏
を迎えて行われました。
「非常に楽しく学べた」「歯痒さも面白かった」「自身の業務で設計したい」
演習では、研修用に結果が出るよう事前に整理されたデータセットではなく、異常値や欠損、データの不十分さが含まれている実データを利用し、参加者にとっては未知のデータでありながらも安定して汎用的に求められる結果を出すことができるスキルが磨かれ、参加者からは
「予備知識に不安もあったが、非常に楽しく学ぶことができた」「実データで加工が思った通りにいかない歯痒さも面白かった」「自身の業務でデータを集める時から処理の難しさを緩和できるように設計したい」
と様々な感想が寄せられました。
講師:西内氏コメント
「レースに詳しい専門家であっても、いきなりデータを渡されて、仮説を立てろと言われてもなかなか難しい。一度立ち止まって『これは何のための分析なのか』を考えてみると、多くのデータを見つけることができるし、新たな知見も得られます。今回はSUPER FORMULAのテレメトリーデータでしたが、学んだことは他の業界でも変わらない部分だと思うので、ぜひ活用してほしいです。」
ゲスト:東條氏コメント
「私も色々とデータは使っていますが、こういうやり方は非常に新鮮でした。最初参加者がアイディアを出しているときは『これで何がわかるのだろう』と思っていたのですが、最終的に出てきたデータを見ると『これは使える分析手法』だと見方が変わりました。今はこの手法を何に使おうかと考えています(笑)中には絶対に勝つために必要なデータ、蓄積しなければいけないデータもありました。私自身、新たな境地を発見できたと感じています。」
10月に第3回データサイエンティスト育成研修の開催を決定
JRPでは、あらゆる業界のDX推進とそれらを支えるデータサイエンティストの育成に貢献すべく、SUPER FORMULAのデータが持つ可能性追求の一環として、10月に第3回データサイエンティスト育成研修の開催を決定いたしました。参加募集など詳しくは後日、公式ウェブサイトにてご案内いたします。よりアップグレードされた研修をご期待ください。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社 日本レースプロモーション 広報担当:上坂、上田
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