聴こえの大切さを伝えていくとともに、誰もが聞こえやすい社会作りを目指すNPO法人日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会(以下、当協会)は、2024年3月に公開した映画『きづかなくてごめんね~デイサービス編』の監督を務めた武田知大と共に、映画を多く方へ届けるためのクラウドファンディング【映画「気づかなくてごめんね」ネクストステージプロジェクト】を実施します。本映画は2024年3月の公開後、YouTubeや全国での介護施設などでの上映を通じて、難聴およびその支援策に関する啓発を行っています。その啓発の輪を高齢化先進国日本から世界に向けて広げるべく、【映画の英語翻訳版制作】を行いたいと考え、目標額150万円を掲げて、2024年7月23日~2024年8月31日に、Ready forという寄付プラットフォームにて支援を募ります。
【映画「気づかなくてごめんね」ネクストステージプロジェクト】
<クラウドファンディング概要>
目的:
映画の他言語化及び第3弾企画制作により、映画とその中で取り上げたヒアリングフレイル・その解決方法に関する知識が社会に浸透することを目指します。
目標額: 150万円
(内訳)
- 英語版(翻訳映像)制作
- クレジット製作
- リターンに係る費用
- システム利用料
プロジェクト発起人:
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映画「気づかなくてごめんね/デイサービス編」監督: 武田知大(映画製作)
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NPO日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会: 中石真一路(ヒアリングフレイル研究・啓発、支援方法研究・開発)
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株式会社こんにちハロー: 早見泰弘(英語翻訳における技術協力、事務局)
ご支援に対する『リターン』とプロジェクトに対する出演者コメントなど詳細は以下よりご欄ください。
URL:
https://readyfor.jp/projects/kizugome-world-3
<コメント>
映画『気づかなくてごめんね/デイサービス編』監督:武田知大
本映画の脚本・監督を務めた武田知大です。
「難聴」が本人の人生・家族の生活にあたえる影響は、皆さんの想像以上かもしれません。そして、放っておかずに対処さえすれば、またコミュニケーションができるのに、それが知られていない。石倉三郎さんをはじめ、素晴らしい俳優のみなさんとこの映画を作り上げ、このことをどうか知ってほしいという強い想いで、YouTubeで公開しています。映画を観てくださった方から「家族がそうなのかもしれない」「祖父母の時に知っていたら違っていた」「使ってみる」といった声をいただいており、この映画が届けられたことに喜びを感じております。同時に、まだ観ていない方へどうか届いてほしいと願っています。そんな中、出演者の声のままに【英語】翻訳できる技術と出会い、高齢化先進国日本からこの作品を海外へ届けるチャンスがあることを知りました。また、目標を超えた支援をいただけた暁には、この課題を継続的に知っていただくためにも、映画第3弾の企画に着手したいと考えています。応援いただけると大変うれしいです。
『気づかなくてごめんね/デイサービス編』主演:俳優 石倉三郎
『気づかなくてごめんね』の第1弾・第2弾で主演を務めさせていただきましたが、この映画を通じて「ヒアリングフレイル」を知りました。誰もが年を重ねたら直面する課題です。でも、対策ができるなら、その選択肢を知っておくことがとても大事だと思いました。孤独を深め、日々怒っていた主人公に笑顔が戻り、孫の誕生を家族と一緒に喜べたのは「知った」から。この輪が、国境を越えて広がることを期待します。ぜひ応援してください。
▼NPO日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会: 中石 真一路
2011年、前職であるEMIミュージックジャパンにて、50周年の事業企画でスピーカーの研究開発に携わったことで、後の運命を変える衝撃的な発見をしました。それは「難聴で音楽活動を諦める方が多い」ということでした。その気づきは私の父や祖母が難聴であったことも少なからず影響しています。難聴に関する研究を進めていくなかで、気づいたことがふたつあります。一つは聴こえにくい方々は「聴こえづらいことを語らない」ということ、二つめは話す方も伝えられない辛さがあるということでした。私はこの気づきから、「コミュニケーションをあきらめてほしくない」と強く思うようになりました。2013年7月に前職を離れ、12月に開発パートナーの協力を受け、対話支援システム「comuoon」が完成します。2015年には九州大学病院耳鼻咽喉科の野田 哲平先生により「難聴支援スピーカーcomuoonの有用性」が論文発表されました。その後も、広島大学宇宙再生医療センターにて研究をすすめ、脳科学の観点から脳における言葉の聞き分け状況などを検証し、comuoonのように高い明瞭度を保つスピーカーシステムは、一般的なスピーカーと比較して一次聴覚野の脳磁場応答が増大し言葉を識別しやすいことが明らかになりました。本研究成果についても、米国神経学関連誌「Neuroreport」に2017年8月に掲載されて高い評価をいただいています。これまでの聴覚支援の方法は「きこえにくい人が装用し努力する」ことが一般的でした。対話支援システムcomuoonの発明から10年が経過し『話す側から聴覚支援を行う』新しい支援方法が医療・介護領域において少しづつ定着しつつあります。世界的に超高齢社会を迎える中、難聴は認知症の最大のリスクファクターでもあることが報告されたことで、難聴について世界が注目しています。引き続き『コミュニケーションをあきらめない』ための技術革新をつづけ、世界の人々のヒアリングフレイル予防と、QOL(Quality of life) クオリティ・オブ・ライフに貢献したいと考えています。
NPO法人 日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会について
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声と音のバリアフリーを目指して。聴こえ支援スピーカーおよび関連商品の提供を通じて、聴こえの大切さを伝えていくとともに、誰もが聴こえやすい社会づくりを目指していきます。
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URL :
http://u-s-d.jp/
▼英語翻訳技術協力: こんにちハロー
『こんにちハロー』は最新動画生成AIと人によるサポートを組み合わせて、従来方式に比べ圧倒的なスピードとコストで日本語の動画を他言語に翻訳するサービスです。特長は、話者その人の声と唇の動きが翻訳に反映されること。
今回、映画の他言語翻訳ということで、長さや話者の多さなど、チャレンジとなりますが、「ヒアリングフレイルの啓発」という社会課題への共感とエンターテイメントの海外進出に貢献したいという思いからこのクラウドファンディングプロジェクトに関わることになりました。ご支援いただく皆さんの期待に応える英語版制作を行いたいと思いますので楽しみにしていください!
映画「気づかなくてごめんね」×こんにちハロー 英語翻訳サンプル動画
株式会社こんにちハローについて
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動画生成AIを使った他言語翻訳サービス『こんにちハロー』を通じて、誰もが気軽に「自分の想いを自分の声」で世界に発信できるよう私たちは全力でサポートします。
▼ぜひご支援をお願いします!
「難聴」とその対策について、素晴らしい俳優さんと制作陣に支えられて、映画という形で伝える術ができました。さらに、こんにちハローという画期的なサービスとの出会いで、世界に広めることができそうです。英語版ができたら、海外での啓発活動に役立てていきたいと思います。この映画が必要な人に届きますよう、ぜひ応援をお願いいたします。