薬丸岳氏の『籠の中のふたり』が7月25日に発売となります。薬丸氏は『友罪』や『Aではない君と』など、犯罪や贖罪をテーマにした数々の傑作社会派ミステリーを上梓してきましたが、著者25作目にしてもっともハートフルな友情ミステリーが誕生しました。
発売に際して、本屋大賞受賞作家の湊かなえ氏と町田そのこ氏が絶賛コメントを寄せ、早くも注目を集めています。著者の薬丸氏も本作を振り返り、「ずっと描きたかった友情の物語です。自著で一番好きな作品となりました。ひとりでも多くの方々に届いてほしい物語です!」とコメントを寄せています。
書店員からも絶賛の声が続々到着!
「真相を早く知りたくて、ページをめくる手が止まりませんでした。
久しぶりに、貪るように本を読みました。
『今まで何も知らなかっただけで、自分はずっと亮介に守られてきたのだ』この一文に、心が震えました。このふたりなら、これから先も支えあってきっと幸せになれる…そう思いました。
私もこの作品が大好きです
」――ブックプラザAZ茶屋町店 西川近代さん
「真実が明らかになる度に
涙が溢れて止まらない
。切ない。そしてラスト、本当に温かい涙が止まらない…。ふたりの友情に幸あれ! と思わずにはいられない作品でした」――紀伊國屋書店エブリイ津高店 髙見晴子さん
「ずっと『罪』を見つめて描いてこられた著者の最新作は、
全てを包み込む『情』を描き切った感動作
です」――文教堂新札幌DUO店 若木ひとえさん
「序盤には想像もできない方向へ話が進んでいき、思ってもみない結末へ。そういう意味ではミステリなのであろうが、
この読後感はミステリのそれとは大きく異なる。登場人物たちそれぞれの思いやりが心に響く
」――コーチャンフォー美しが丘店 林隆治さん
読書メーター&ブクログともに1位の2冠達成!
読書メーターの「読みたい本ランキング」では、単行本部門で
1位
を獲得!(2024年5月14日~20日)
ブクログの「本デイリーランキング」でも、
1位
を獲得しました!(2024年7月8~14日)
書店員さんからの熱い感想もさることながら、発売日前から一般の読者からの注目度の高さもうかがえます。
半分まで読める無料お試し版も公開!
『籠の中のふたり』は無料で以下から試し読みができます。
特に【kindle無料お試し版】は、紙版の半分くらいまで読める大ボリュームです。
気になる方はぜひチェックしてみてください!
<kindle無料お試し版>
<双葉社文芸総合サイトCOLORFUL>
https://colorful.futabanet.jp/articles/-/3203
本書あらすじ
孤独な弁護士の村瀬快彦は傷害致死事件を起こした従兄弟の蓮見亮介の身元引受人となり、釈放後に二人は川越の家で暮らし始める。小学6年生のときに母親が自殺し、それ以来、他人と深く関わるのを避けてきた快彦だが、明るい亮介と交流することで変わっていく。だが、ある日、母が父に送った手紙を見つけ、衝撃の事実を知る。母は結婚前に妊娠していたことを快彦に隠していて、その秘密は亮介の傷害致死事件とも繋がっていた。二人は全ての過去と罪を受け入れ、本当の友達になれるのか――。
著者プロフィール
薬丸 岳(やくまる・がく)
1969年兵庫県生まれ。2005年『天使のナイフ』で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。16年、『Aではない君と』で第37回吉川英治文学新人賞を受賞。著書に刑事・夏目信人シリーズ『刑事のまなざし』『その鏡は嘘をつく』『刑事の約束』のほか、『友罪』『ブレイクニュース』『罪の境界』『最後の祈り』『刑事弁護人』などがある。
書誌情報
書名:籠の中のふたり
著者: 薬丸岳
定価:1,980円(税込)
判型:四六判上製
発売元:双葉社
発売日:2024年7月25日
ISBN:9784575-247534