南蛮貿易、唐人貿易など、古くから諸外国との交流が盛んだった長崎。日本の中でも特異な歴史と文化を持ち、食や文化の多くは「和華蘭文化」として、今なお長崎の街に根付き、ほかの地域とは違う趣を放っています。
かつてさまざまな交流の拠点となったこの地の賑わいと文化の継承を目的に、「陶々亭」はオーベルジュとして生まれ変わりました。
緩やかな坂道を登ると、市街地ながらも喧騒とは一線を画した隠れ家のような宿が姿を現します。客室は、1949年頃から「中華料亭 陶々亭」として使用されていた宴席の場であった「主屋」と別棟として使われていた「離れ」、家財や小道具が保管されていた「蔵」の3部屋を用意。各部屋の内装は、当時の時代感を活かした空間にモダンなインテリアを設え、新旧の意匠が感じられる個性際立つ空間となっています。
また、滞在をより豊かにするために、マツダモビリティ佐賀のグループ会社である「ブルーキャブ」と連携した送迎オプションもご利用いただけます。
さらに今回、グランドオープンを記念し、2024年10月7日〜9日にかけて開催される日本三大くんちの一つ「長崎くんち」をさじき席で観覧いただける特別プランをご用意しました。
長崎の古き良き文化を継承しつつ、年代を問わず楽しめる独自のオーベルジュとして生まれ変わった陶々亭にぜひお越しください。
各部屋の紹介
築約100年の和風建築を活かした、1日3組限定のオーベルジュ。周囲の環境や歴史と切れ目なく繋がるよう、空間には元来からの素材を活かしたリノベーションが行われています。
主屋
離れ
蔵
それぞれの空間で和と洋が調和する、インテリア・アート作品
それぞれの空間には、ハタノワタル、安齊賢太らの質の高い現代の工芸・アート作品を設えています。家具や作品選定は、タイムレスで上質な美しい空間づくりに定評のある「51% 五割一分(ごわりいちぶ)」(富山・東京)が手がけています。
地産地消にこだわった、オーセンティックなイタリアンレストラン
館内のダイニング「HAJIME」は、多くのお客様に親しまれてきた「中華料亭 陶々亭」の後を受け継ぐ形で新たなスタイルで生まれました。中庭の見える大広間に、モダンファニチャーを配置。料亭時代から受け継がれる「人の心に残るおもてなし」を大切に、長崎和牛や長崎漁港で獲れた地魚、地元農家の野菜など、地産地消にこだわりながら、旬の食材をふんだんに使ったオーセンティックなイタリア料理をお楽しみいただけます。
グランドオープン記念キャンペーン:「長崎くんち」さじき席セットの特別宿泊プラン
寛永11年(1634年)から続く、秋の大祭『長崎くんち』。国の重要無形文化財に指定されており、毎年国内外から大勢の人々が押し寄せます。特に、迫力満点の演舞を間近で観覧できるさじき席は、販売開始直後に完売してしまう、地元の人間でも入手困難な特等席。
今回、グランドオープンとして「長崎くんち」のさじき席を宿泊とセットでご用意しました。
「陶々亭」ならではの特別プラン、この機会にぜひご利用ください。
送迎オプション:長場雄のラッピングタクシーで、長崎空港から陶々亭までワンストップ
長崎空港よりお越しのお客様へ、お得な料金プランでご利用可能な送迎プランをご用意しています。
提携するタクシー会社は、マツダモビリティ佐賀のグループ会社である、アーティスト長場雄のラッピングタクシーが魅力的な「ブルーキャブ」。空港では、タクシードライバーが陶々亭専用のご案内ボードで、丁寧にお客様をお出迎えし、陶々亭までアテンドします。
乗車車両は、ラッピングタクシーまたはアルファードを選択可能。送迎プラン以外にも、お客様のご要望に応じた、オリジナルの長崎観光案内も提供しており、グループ会社の強みを活かしたワンストップサービスで、より豊かな長崎滞在をお楽しみいただけます。(乗車車両選択と観光案内のご相談は事前要予約)
※詳細情報は、陶々亭公式サイトをご覧ください。
陶々亭(とうとうてい)
施設名 : 陶々亭(英文表記:TOTOTEI)
開業日 : 2023年9月1日(金)
所在地 : 〒850-0908 長崎県長崎市十人町9-4
客室数 : 全3室 最大8名「主屋 OMOYA」60m2/「離れ HANARE」50m2/「蔵 KURA」40m2
レストラン「HAJIME(はじめ)」:全22席(個室6席・カウンター4席) ランチ/ディナー
運営者 :株式会社マツダモビリティ佐賀
構造規模 :地上2階+別棟 明治41年(1908年)築の木造日本家屋
問い合わせ :095-801-1626
ホームページ:
https://www.tototei.jp/
長崎と和華蘭文化
江戸時代に日本の貿易の拠点として栄えた長崎。この地で生まれたのが、「和華蘭文化」です。「和」は日本、「華」は中国、「蘭」はオランダをはじめとした西洋文化を指しています。鎖国時代、中国とオランダだけが幕府から貿易を認められていたため、当時の日本では貴重だった砂糖やガラス細工など、数多くの外来品が長崎に入ってきました。中華料亭 陶々亭で多くの美食家たちを唸らせた卓袱中華もそうして生まれた産物のひとつ。和華蘭文化から生まれた食や文化の多くは、今なお長崎の街に根付いています。また、街を歩けばヨーロッパや古来中国の伝統建築が色濃く残っています。