移住交流の促進、関係人口の創出・拡大、人手不足の解消など、持続可能な地域づくりに資する取り組みをさらに推進するため、株式会社おてつたび(本社:東京都渋谷区、代表取締役:永岡里菜氏、以下「おてつたび」)と連携協定を締結しました。
「おてつたび」は、地方で働きながら旅する若者と農業・観光業など人手不足に困っている事業者のマッチングサービスを提供する新進のスタートアップ企業として、その地方創生の取り組みが大きな注目を集めているところです。
鳴門市では、令和5年度から「おてつたび」のプラットフォームにより全国から参加者を募集し、約2週間の農業アルバイトを体験してもらう「半農半X」推進シェアハウス事業を実施しています。
連携協定の内容
(1)移住交流の促進及び関係人口の創出・拡大に向けた情報発信・機運醸成に関すること
(2)移住交流の促進及び関係人口の創出・拡大に向けた体験事業の実施に関すること
(3)地域外人材を活用した市内事業所の人手不足解消に関すること
株式会社おてつたび 代表取締役 永岡 里菜 様からのコメント
おてつたびは「日本各地にある本当にいい人、いいもの、いい地域がしっかり評価される世界を創る」というビジョンを掲げ、お手伝いという新しい目的を作ることによって、著名な観光名所がない地域にも人が訪れ、お手伝いを通して地域と人を繋ぎ、地域の農家や施設の人手不足の解消と地域のファン(関係人口)創出を目指しています。
今回の鳴門市との連携協定の締結により、繁農期の農家や宿泊施設をはじめとする人手不足の解消に向けた仕組み作りを強化してまいります。また連携を通して、人手不足の解消に止まらず、鳴門市の魅力あふれる人々や特産品等の地域の魅力を、広く世の中に伝える取り組みにも踏み込んでいきたいと考えております。昨年度、鳴門市ではおてつたびをきっかけに移住された方が1名いらっしゃいました。今後も鳴門市における地域外からの関係人口の拡大や地域経済の活性化に貢献するために、両者の強みを生かして一段と協力して取り組んでまいります。
鳴門市長 泉 理彦からのコメント
鳴門市では、コロナ禍等による地方移住への関心の高まりを背景に、「半農半X」を新たなコンセプトに移住交流を促進してまいりました。その取り組みを進める中で「おてつたび」と出会い、昨年度からおてつたびのプラットフォームを通じて、市内農家で約2週間の農業アルバイトを体験してもらう「半農半X」推進シェアハウス事業を実施しております。
この事業では、本市への移住交流はもちろん、鳴門のファンづくり・関係人口の創出、さらには農業の繁忙期における人手不足解消につながるなど、受け入れ農家やおてつびと(おてつたびを利用して鳴門市へ訪れた方)双方にとって非常に満足度の高い事業となっており、実際に移住に繋がった事例もありました。
今回の連携協定締結を契機に、株式会社おてつたびの皆様と協力し、これまでにない新たなチャレンジにも積極的に取り組んでまいりたいと思います。
「なると金時編」スタート
7月22日からは、令和6年度「半農半X」推進シェアハウス事業(なると金時編)が始まっています。
半日は鳴門が全国へ誇る特産品「なると金時」の農作業、もう半日は同じシェアハウスで暮らす参加者同士で交流しながら、田舎暮らしの良さや自分の将来について考えてもらう。そんな「半農半X」ライフを体験できる機会を提供します。
【徳島県鳴門市】宿泊費ゼロ!潮風感じる海辺で特産品「なると金時」の農業バイト体験してみませんか?
また、今後はこれまでの「鳴門らっきょ」「なると金時」など「半農半X」の取り組みだけでなく、観光業をはじめその他の業種でも受け入れを拡大することとしています。
鳴門市のこれまでの取り組み
これまで「おてつたび」のプラットフォームを通じて、全国各地から総勢39名の方が鳴門市へお越しいただきました。参加者のうち1名の方が移住・起業するなど、“おてつびと“として来ていただいた方が、鳴門へ新たな風を吹き込む事例も出てきています。
令和6年度 半農半Xシェアハウス事業 体験レポート(鳴門らっきょ編)
①移住希望者×移住者インタビュー
②それぞれの半農半Xと仲間との楽しい共同生活
令和6年度 半農半Xシェアハウス事業 参加者体験記
移住専用ウェブサイト
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