マクセルは、2021年4月より乗用車向けのAR-HUD(*1)を量産しています。物流トラック向けBM-Displayは、AR-HUDで培った高効率なバックライト技術をベースに製品の小型化(約0.9L)と高輝度化(10,000cd/㎡以上)を実現し、これまで搭載できなかったトラック、バス、電車など垂直に近いフロントガラスにも投写することができます。
2024年5月より、マクセルはNIPPON EXPRESSホールディングスと共同で、物流トラック向けBM-Displayを物流トラックに搭載し、運転時の視点の移動量、移動時間、視点範囲などを定量的に評価しました。評価の結果、BM-Displayを搭載することで、搭載しない場合に比べ、視点移動量の低減(約37%低減)、視点移動時間の短縮(約39%短縮)、BM-Displayの表示位置がカーブ時などを含めた運転中の視点移動範囲にあることから、運転時の負荷低減に繋がることがわかりました。今回の定量評価結果を基に、とくに新人ドライバーなど不慣れなドライバーや高齢ドライバーの運転をサポートし、雇用の確保、安全性の向上、業務効率の改善など、物流業界の課題解決に向け早期製品化をめざします。また、バス、電車、重機などにも展開し、商用車全体の安全性向上をめざしていきます。
■物流トラック向けBM-Display概要仕様
マクセルは今後も、独自の映像光学技術で新しい価値を創生し、社会の安心安全に貢献していきます。
*1 AR-HUD:Augmented Reality(拡張現実) Head-Up Display
*2 セット容積:車両形状や画面サイズによりセット容積数値は変わります。
■HUDの製品ページ
https://biz.maxell.com/ja/display_equipment/ais_index.html
■製品に関するお問い合わせ先
マクセル株式会社 新事業統括本部
お問い合わせフォーム:
https://biz.maxell.com/ja/contacts/##display
以上