カンフェティにて7月29日(月)10:00よりチケット発売開始
https://www.confetti-web.com/@/mansaku
公式ホームページ
https://mansaku.co.jp/information/performance/
野村万作・萬斎・裕基の三代を中心に、「万作の会」一門が揃って出演する狂言会「野村狂言座」。見どころたっぷりの小舞2番と狂言3番を上演する第107回公演のチケットが、7月29日(月)に発売となりました。
初番の狂言は、昨今では上演頻度が少なくなった『不見不聞(みずきかず)』。一緒に留守番をすることになった耳の聞こえない太郎冠者と近所の座頭・菊市は、助け合うどころか互いをからかって…。人間の悲しい性を狂言ならではの視点で描きます。
貧しい男2人が連歌の会の当番になってしまい、必要な道具を知人の家から盗もうとする『連歌盗人(れんがぬすびと)』は、風雅の中に哀歓を描く佳曲。万作・萬斎・石田幸雄、三者三様の熟達の芸をお楽しみください。
「猿に始まり、狐に終わる」という言葉でも知られる狂言『靱猿(うつぼざる)』。今回は大名の裕基、日替りで猿曳を務める中村・内藤、そしてそれぞれの子猿たち、いずれも初役での挑戦です。緊迫から愁嘆、そして和楽へと劇的に展開する名作をじっくりとお楽しみください。
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野村万作の芸を後世に伝える記録映画製作のためのクラウドファンディング実施中!
「万作の会」では、狂言師・野村万作の芸を世界と後世に伝える記録映画製作のためのクラウドファンディングを実施中です【~8月19日(月)23:00まで受付中】。
万作が近年、ライフワークの 1 つとして取り組んでいるのが、盲目の男をシテ(主役)とし、和泉流のみに伝承されている狂言「川上」です。日本国内はもとより海外でも上演され、狂言の中でもひときわ切実に人間の真実を描き、万作の芸境の深淵を示すものとして、各地で高く評価されております。
このたび、本年 6 月 22 日の野村万作・満 93 歳の誕生日に開催された、文化勲章受章を記念する狂言会での「川上」上演を機に、万作の舞台の詳細な映像と共に、奈良県川上村や川上地蔵が安置されている金剛寺など物語の原風景も収録し、万作が長年追及してきた狂言「川上」の世界観を、その至芸と共に広く伝える記録映画を製作することになりました。
脚本・監督は、野村萬斎の主演作・映画「のぼうの城」で日本アカデミー優秀監督賞を受賞するなど数々の名作を手掛け、能・狂言への深い造詣を持ち、近年はダンサー田中泯を追ったドキュメンタリー作品「名付けようのない踊り」でも話題の犬童一心氏が務めます。
93 歳にして現役の狂言師として舞台に立つ万作の芸境を克明に記録し、後世に伝承することは、日本文化全体にとって非常に大きな意義を持つと考えております。
ぜひ皆様のご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
★ご支援はこちらのサイトから《READYFOR》
https://readyfor.jp/projects/moviekawakami
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公演概要
『第107回 野村狂言座』
公演期間:2024年8月29日 (木) 〜 2024年8月30日 (金)
会場:二十五世観世左近記念観世能楽堂(東京都 中央区 銀座 6-10-1)
■公演スケジュール
8月29日(木) 14:00
8月30日(金) 18:30
※開場は開演の45分前
■番組・出演者
解説:野村萬斎
小舞:飯田豪、野村太一郎
狂言「不見不聞」:岡聡史・深田博治・月崎晴夫
狂言「連歌盗人」:石田幸雄・野村萬斎・野村万作
狂言「靱猿」:野村裕基・高野和憲・中村修一(29日)/内藤連(30日)・中村慶一(29日)/内藤響(30日)
■チケット料金
S席7,000円
A席6,000円
B席5,000円
C席4,000円
(全席指定・税込)