「シグネチャープロジェクト」は、大阪・関西万博を象徴・代表する事業であり、各界で活躍する8名のプロデューサーによる「シグネチャーパビリオン」を会場の中心に展開します。本プロジェクトは、リアルとバーチャルを融合した取り組みを通じて、人々に「いのち」を考えるきっかけを提供し、創造的な行動を促します。そして、他者や地球のために一人ひとりが行動できる未来を目指しています。
明治33年の創業の實光刃物は、包丁の製造・販売のスペシャリストとして、包丁の切れ味の良さと見た目の美しさを世界に伝える企業
です。實光の包丁造りは、製造から販売まで一貫して行っており、日本国内のみならず、世界の料理人とも直接意見交換ができるのが特徴です。長い歴史を大切にする一方で、實光刃物は未来へつなげるため、料理人や一般の方々の意見を取り入れ、より良い切れ味とデザインを探究し続けています。
特に、切れ味は日本の食文化である和食を支える重要な要素です。切れ味は包丁の作り方や研ぎ方で大きく変わり、単に良く切れるだけでなく、食材の味を引き出し、触感に変化を与えるなど、料理の重要な調味料の一つとなりえます。
私たちは、料理をより美味しくするために、切れ味の探究には様々な五感を用いることが重要と考えています。
今回の協賛は、中島さち子氏が率いるクラゲ館の「いのちが踊る、いのちが歌う、いのちがひらく。生きている!という感覚の発露」に深く共感し、STEAM教育(※)のワクワク感が詰まった取り組みを通じて、人々に新たな体験を提供するという理念に強く賛同したためです。實光刃物の活動・理念と中島さち子氏の考えには多くの共鳴点があり、双方が同じ方向を目指していることから、今回の協賛が実現しました。
株式会社實光は、2025年に大阪・夢洲の万博会場から未来社会の姿を発信するため、地元大阪の企業として、中島さち子氏や同じ思いを持つ企業の皆様と共に、ワクワクする取り組みを進めてまいります。
※STEAM教育とは
「科学(Science)、技術(Technology)、工学・ものづくり(Engineering)、アート・リベラルアーツ(Art/Arts)、数学(Mathematics)の 英単語の頭文字を組み合わせた、心躍動する、創造的・実践的・横断的な学びを表す造語。
科学者や数学者のように考え、芸術家やエンジニアのように創り出す学び方・生き方を象徴します。ワクワクを中心とした、「知る(発見・気づき)」と「創る(創造・探究)」の循環*を生み出す、横断的・実践的・創造的な学びを指し、 今世紀世界中で広く推進されています。
*経済産業省『「未来の教室」とEdTech』第二次提言」(
steAm.Inc
.ホームページより)